Remi Henry / レミ・アンリは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Bouzyを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Remi Henry / レミ・アンリ

Remi Henry

レミ・アンリ

レミ・アンリは、シャンパーニュのグラン・クリュ村ブジーに自社畑のすべてを構える家族経営メゾン。白亜質土壌が育む力強いピノ・ノワールを軸に、伝統的なキュヴェから無添加(sans dosage)キュヴェまで幅広いスタイルを手がける造り手として知られる。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51150 Bouzy / ブジー [Grand Cru]
所在地1 rue de Louvois, 51150 Bouzy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-remi-henry.com/
Mailcontact@champagne-remi-henry.com
SNS@champagne.remi.henry
Tel+33 (0)3 26 57 82 13, +33 (0)3 26 59 23 04(fax)
製造業者種別RC
生産者表記SCEV HENRY

商品更新情報

特徴・スタイル

レミ・アンリのスタイルは、ブジー村特有の白亜質土壌がもたらす、力強く骨格のしっかりしたピノ・ノワールを軸に組み立てられる。そこにシャルドネならではの爽やかな酸が重なり、パワーとエレガンスが同居する味わいを生み出す。 外部評では、効果を狙わない誇張のない正確さと控えめさに貫かれたスタイルと評され、飾り立てずにテロワールそのものを伝えようとする姿勢がうかがえる。ブリュット・ナチュール(無添加)のキュヴェも手がけ、伝統的な造りと新しい挑戦を両立させたレンジを構築している。

歴史・ブランドストーリー

レミ・アンリの物語は1985年、祖父母から受け継いだ家族の畑を、当主レミ・アンリが妻オディールとともに引き継いだことから始まる。ふたりはブジー村内、グラン・クリュ格付けの自社畑を基盤に、Champagne Remi Henryとしての歩みをスタートさせた。 現在は息子マルク=アントワーヌ・アンリへと世代交代が緩やかに進行中である。マルク=アントワーヌはフランス内外の産地で研鑽を積んだのち実家に戻り、自らのアッサンブラージュのスタイルを確立しつつある。彼は無添加(sans dosage)のキュヴェ開発など独自のヴィニフィカシオンにも取り組み、両親が築いた伝統に新しい視点を加えながら、メゾンの次の章を紡いでいる。

詳細

レミ・アンリは、モンターニュ・ド・ランス地区に位置するグラン・クリュ村、ブジーに拠点を置く家族経営メゾンである。自社畑はすべてブジー村内に収まり、格付けは100%グラン・クリュ。畑はモンターニュ・ド・ランスの南向き斜面に開け、白亜質(チョーク質)の土壌がピノ・ノワールに力強さと際立つミネラル感を与えている。単一のグラン・クリュ村に自社畑を集約している体制は、収穫から醸造までブジーというテロワールの個性を一貫して表現できる強みにつながっている。

栽培では環境負荷の低減にも力を入れ、HVE(Haute Valeur Environnementale)とVDC(Viticulture Durable en Champagne)の環境認証をともに取得。収穫は今も伝統的な手摘みで行われ、畑からグラスに至るまでブジーのグラン・クリュ・テロワールを丁寧に伝えることを重視した栽培方針が貫かれている。経営はSCEV HENRYの名のもとで営まれ、レコルタン・コーペラトゥール(RC)としての生産体制を採る。

栽培から醸造までを見守るのは、創業者レミ・アンリと、実家に戻り家業に加わった息子マルク=アントワーヌ・アンリである。世代交代が緩やかに進む中、ブジーのグラン・クリュ・テロワールを守り抜くという軸は変わらず、そこに新世代ならではの視点が少しずつ加えられている。

栽培・生産データ
項目内容
自社畑格付けグラン・クリュ100%(ブジー村)
環境認証HVE、VDC
ラインナップ数全11キュヴェ
Tradition熟成期間24か月以上
Tradition ドサージュ8g/L
Prestige熟成期間2年以上
Prestige ドサージュ7g/L
Bouzy Rouge熟成500Lドゥミ・ミュイ樽で1年
「Age d'Or」ヴィンテージ展開1994・1995・1999・2003・2004・2008・2010年(7ヴィンテージ)

醸造方針

レミ・アンリのレンジは、トラディション、ロゼ、レゼルヴ、プレステージ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、コトー・シャンプノワの赤ワインであるブジー・ルージュ、そして長期熟成コレクション「Age d'Or」まで、全11キュヴェで構成される。

醸造は温度管理されたステンレスタンクでの醸造を基本とし、キュヴェごとに乳酸発酵(マロラクティック発酵)の有無を使い分ける。たとえばプレステージにはマロラクティック発酵を行わず、シャープな酸とクリアな骨格を残す一方、トラディションやブジー・ルージュにはマロラクティック発酵を施し、まろやかな口当たりを加えている。

コトー・シャンプノワの赤ワイン、ブジー・ルージュは500Lのドゥミ・ミュイ樽で1年間熟成させ、樽由来の複雑味を纏わせる。瓶内二次発酵を経たのちの瓶熟成期間とドサージュもキュヴェごとに個別設定され、トラディションは24か月以上の熟成に8g/Lのドサージュ、プレステージは2年以上の熟成に7g/Lのドサージュと、それぞれの個性に応じた仕上げが施される。熟成期間やドサージュを一律にせず、キュヴェごとに個別最適化する姿勢は、レミ・アンリが一貫して重視する繊細な造り込みを象徴している。

「Age d'Or」と外部評価

レミ・アンリのレンジの核となるのが、長期熟成させたヴィンテージ・シャンパーニュのシリーズ「コレクション Age d'Or」である。1994、1995、1999、2003、2004、2008、2010年という複数ヴィンテージを展開し、一部はマグナムボトルでもリリースされる。ブジー村でこれほど長期にわたるガルド・キュヴェを手がけるレコルタンは少ないとされ、時を重ねた熟成感を味わえる稀少なレンジとして位置づけられている。こうした長期熟成へのこだわりは、目先の流行に左右されない一貫した哲学の表れでもある。ブジーというグラン・クリュ・テロワールの実力を、時間という要素を通じて丁寧に証明しようとする姿勢が、レミ・アンリのレンジ全体に一本の軸を通している。

外部評では、レミ・アンリの造りについて「効果を狙わない、誇張のない、正確さと控えめさに貫かれたスタイル」と評され、ブリュット・ナチュール(無添加)のキュヴェも含め、明快で一貫性のあるレンジを構築している点が評価されている。

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