Potel Prieux / ポテル・プリューは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Venteuilを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Potel Prieux / ポテル・プリュー

Potel Prieux

ポテル・プリュー

ポテル・プリューは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワの村ヴァントゥイユに1640年代から続くとされる家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)である。3haの自社畑から、伝統技法デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレを守り抜き、シャンパーニュの手仕事の魅力を今に伝えている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
村51480 Venteuil / ヴァントゥイユ
所在地10 rue de CHAMPAGNE, 51480 Venteuil (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-potel-prieux.com/
Mailpotel.prieux@wanadoo.fr
SNS
Tel+33 (0)3 26 58 48 59, +33 (0)3 26 58 68 11(fax)
製造業者種別RM
インポーターアールアンドダブリュ株式会社
生産者表記SCEV POTEL-PRIEUX

商品更新情報

特徴・スタイル

ポテル・プリューが手がけるシャンパーニュは、リュット・レゾネによる減農薬栽培から生まれる、土地の個性を素直に映した味わいが持ち味。畑はヴァントゥイユとルイユにまたがる3haほどの小さな区画で、シャルドネ・ムニエ・ピノ・ノワールの3品種を手摘みで収穫し、ステンレスタンクでじっくりと醸造する。 主力の「グラン・レゼルヴ」はブリオッシュ香とフレッシュな果実味が調和し、余韻の長さが印象的。仕上げのデゴルジュマンには、澱を圧力で瓶口から直接排出する伝統的な「ア・ラ・ヴォレ」の技法を用いており、手仕事ならではの繊細さがグラスの中にも表れている。

歴史・ブランドストーリー

ポテル・プリューの物語は、1640年頃にヴァントゥイユ村で暮らしたとされるシャルル・ポテルにまで遡る。同村最初期のヴィニュロンの一人と伝わり、以来幾世代にもわたって一族はこの地でブドウ栽培を営んできた。 かつてはパトリック・ポテルとフランソワ・ポテルが共同でドメーヌを営んでいた時期もあったが、1997年からはフランソワ・ポテルが単独で経営を担い、2016年まで約20年にわたってメゾンを率いた。 2016年以降は、ベアトリス・ラミローが経営を引き継いだとされる。世代を超えて受け継がれてきた小さな家族経営の畑は、いまも伝統的な手法を守りながら、ヴァントゥイユの土地の個性を映すシャンパーニュを生み出し続けている。

詳細

ヴァントゥイユは、シャンパーニュの格付け体系であるエシェル・デ・クリュにおいて「オートル・クリュ」に分類される村であり、グラン・クリュやプルミエ・クリュには含まれないものの、マルヌ渓谷右岸ならではの個性ある畑を数多く抱える産地として知られる。ポテル・プリューはこの村を拠点に、ブドウ栽培から醸造・瓶詰めまでを自ら手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)として、ネゴシアン主体の大手メゾンとは異なる、畑に根差した小規模生産者ならではのものづくりを続けている。

運営母体はSCEV POTEL-PRIEUXという農業経営を目的とした法人形態を採る。自社畑はヴァントゥイユ村とルイユ村にまたがり、現行では3haほどの規模で営まれている(フランソワ・ポテルが経営した1997〜2016年に発行されたGuide Hachette des Vins各年版では、この畑は一貫して6haと記載されており、経営の継承にあわせて畑の構成が見直された可能性がある)。栽培するのはシャルドネ、ムニエ、ピノ・ノワールの3品種。土壌はマルヌ(泥灰土)、粘土石灰質、白亜質が混在し、気候は半海洋性と半大陸性の中間的な性格を帯びる。

栽培方針にはリュット・レゾネ(減農薬型の防除、エコロジー志向の栽培)を採用し、収穫はすべて手摘みで行う。環境認証HVE(Haute Valeur Environnementale)の取得に向けては現在申請の手続きを進めている段階にある。小規模な畑ならではのきめ細やかな管理が、この造り手の栽培姿勢を支えている。

栽培・生産データ
自社畑面積3ha
栽培品種シャルドネ、ムニエ、ピノ・ノワール(3品種)
ラインナップ6キュヴェ
主力キュヴェの生産比率全体の約4分の3
Guide Hachette des Vins 掲載実績2006年版〜2026年版(継続掲載中)

醸造方針

醸造は伝統的なメトード・シャンパノワーズに則り、ステンレス製のキューヴ・イノックスを用いて丁寧に仕込まれる。白ワインの状態ではマロラクティック発酵を行い、酸のバランスを穏やかに整えるのが特徴だ。

瓶詰め後はルミュアージュを経て、澱とともに瓶内でじっくりと熟成させるシュル・ラットの工程を重ねる。仕上げのデゴルジュマンには、機械式の急速凍結を使わず、澱を圧力で瓶口から直接排出する伝統的な「ア・ラ・ヴォレ」の技法を用いており、手作業ならではの繊細な仕立てがボトルごとの個性につながっている。

デゴルジュマン・ア・ラ・ヴォレは、機械化が進んだ現在のシャンパーニュ地方では手がける生産者が限られる、手作業主体の伝統技法として知られる。瓶ごとに澱の排出量や圧力を見極める熟練の技が求められるため、大量生産型のメゾンではほとんど採用されておらず、家族経営ならではの丁寧なものづくりを象徴する工程といえる。

主軸のキュヴェがドメーヌ全体の生産量の約4分の3を占め、そのほかにドサージュをしないブリュット・ナチュールから甘口寄りのセック、ロゼ、ブラン・ド・ブランとブラン・ド・ノワールのミレジメまでをそろえている。

評価

ポテル・プリューは、フランスを代表するワインガイド「Guide Hachette des Vins」に長年にわたり継続的に掲載されている。2006年版から2026年版まで20年以上にわたって取り上げられ続けており、複数のキュヴェが同ガイドの星評価を獲得した実績を持つ。個々の年度・キュヴェの評価は変動するものの、こうした継続的な掲載自体が、ヴァントゥイユの小さな家族経営メゾンが安定した品質を保ち続けてきたことの証といえる。小規模な家族経営でありながら、こうした専門家の評価を長年にわたり獲得し続けている点は、ポテル・プリューの品質へのこだわりを裏付けているといえるだろう。

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