Philizot & Fils / フィリゾ・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reuilを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Philizot & Fils / フィリゾ・エ・フィス

Philizot & Fils

フィリゾ・エ・フィス

フィリゾ・エ・フィス(Philizot & Fils)は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区ルイユ村を拠点とするネゴシアン・マニピュラン(買いブドウで醸造する造り手)。2002年の創業以来、国際的な品評会で金賞を重ね、世界十数カ国に輸出される国際派メゾンへと成長した。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
村Cœur-de-la-Vallée / クール=ド=ラ=ヴァレー
- 51480 Reuil / ルイユ
所在地49 Grande rue, 51480 Reuil (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-philizot.fr/
Mailcontact@champagnephilizot.com
SNS@champagnephilizotetfils
Tel+33 (0)3 26 51 02 96
製造業者種別NM
生産者表記SARL Philizot & Fils

商品更新情報

特徴・スタイル

フィリゾ・エ・フィスが目指すのは、誰にでも寄り添う「懐の深さ」だ。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをほぼ均等な割合でブレンドし、果実味と骨格のバランスが取れた飲み口に仕上げる。軽やかな食前酒向けの辛口から、甘みを効かせたドゥミ・セックやロゼまで、ラインナップは幅広い。ブドウは「理にかなった栽培」に取り組む提携栽培家から仕入れ、無理のない自然な果実の個性を大切にする。派手さより親しみやすさを追求する、家族経営ならではの温かい造りが持ち味と言える。

歴史・ブランドストーリー

物語は2002年、ステファン・フィリゾとヴィルジニー・フィリゾ夫妻が、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのルイユ村でシャンパーニュ・フィリゾ・エ・フィスを興したことから始まる。2007年には複数の小規模ブランドを傘下に収め、事業の幅を広げた。2010年には国際的な品評会Effervescents du Mondeで金賞を獲得し、世界トップクラスの評価を確立すると、翌年には14カ国への輸出を実現し、一気に国際舞台へ躍り出る。 2012年からは英国大手小売Aldi向けにシャンパンを供給する事業を開始し、これがメゾンの成長を大きく後押しした。現在は3人の子どもたちが家業を支え、長男カンタンは石工職人としての腕を生かし、貯蔵庫や古建築を改修した新しい迎賓・試飲スペースを2026年夏の開業に向けて準備中だ。ヴィルジニーはブランド開発の中心を担い、家族三代の物語は今も進行形で続いている。

詳細

フィリゾ・エ・フィス(Philizot & Fils)はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区ルイユ村を拠点とするネゴシアン・マニピュラン(NM)で、法人形態はSARL Philizot & Filsである。自社畑の面積・区画についての記載は見当たらないが、公式サイトでは「理にかなった栽培」に取り組む提携栽培家からブドウを購入する方針を明らかにしている。栽培家任せにせず、持続可能性を意識した栽培を重視する姿勢がうかがえる。多品種を扱うネゴシアンとして、栽培家との信頼関係がブランド全体の品質を支える基盤となっている。

ハウススタイルの基本は、シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエをほぼ均等の割合で組み合わせるブレンドだ。2002年の創業以来、自社ブランド「フィリゾ・エ・フィス」に加え、2007年に買収した複数の小規模ブランド、さらには他社向けOEMブランドを併せ持つ、複数ブランド展開型のネゴシアンとして事業を広げてきた。

事業データ
項目データ
創業年2002年
品種構成シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエ 各約1/3
輸出国数14カ国(2011年時点)
OEMブランド初回発注数12万本(2012年)
OEMブランド年間販売数100万本超(2018年時点)
ラインナップ数10キュヴェ

醸造方針

ブレンドの骨格となるのは、シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエをほぼ同じ割合で組み合わせる手法である。この基本形を軸にしながら、辛口の主力キュヴェから甘口のドゥミ・セック、ロゼ、ヴィンテージまで幅広いラインナップを展開し、多様な好みに応える体制を整えている。現行ラインナップは、辛口の「ブリュットN°1」「ブリュットN°2」「ブリュットN°3」から、冷やして愉しむ「オン・アイス」、ヴィンテージの「プルミエ・クリュ2015」、甘口の「ドゥミ・セック」やロゼ、さらには創業者の祖母エレノア・フィリゾに捧げた「ラ・グルマンディーズ・デレノア」シリーズまで、実に10種類に及ぶ。

ブランド開発の中心を担うのはヴィルジニー・フィリゾだ。自社ブランドの企画に加え、他社向けOEMブランドの開発も手がけ、複数のブランドを同時に育てながらも、味わいの根幹となるブレンド哲学は一貫させている。

海外展開とOEM事業

2011年時点で14カ国への輸出を実現し、輸出主体のビジネスモデルを確立していたフィリゾ・エ・フィスは、2012年から英国大手小売Aldi向けに自社ブランドのシャンパンを供給する事業を開始した。初回発注は12万本にのぼり、これが新たな柱として急成長を遂げていく。

2018年には年間販売本数が100万本を突破し、これに伴い醸造能力を大幅に増強したと英大手メディアが報じている。2021年時点では、Aldi向けブランドが英国内シャンパン販売数量で上位ブランドに迫る規模まで成長したことも伝えられた。

次世代への継承

現在は3人の子どもたち、カンタン・アリックス・ピエールが家業に関わっている。中でも長男カンタンは石工職人としての専門技術を持ち、貯蔵庫や古い建物の改修を自ら手がけている。新しい迎賓・試飲スペースとして生まれ変わる予定で、2026年夏の開業を目指して準備が進められている。

なお、創業者のステファン・フィリゾは2008年、マダガスカルでの資源開拓を機に天然コスメブランドを別会社として立ち上げている。

受賞歴・国際評価

フィリゾ・エ・フィスは、創業間もない2010年に国際的な品評会Effervescents du Mondeで金賞を獲得して以来、複数の権威ある国際コンクールで継続的に高い評価を受けてきた。近年ではAldi向けブランドが、International Wine Challengeでブロンズ賞を獲得したほか、World Drinks Awards(World Champagne Awards)2025では最高位の称号を獲得している。そのほかにもフランス国内外の主要なワインガイドやコンクールで安定した評価を得ており、輸出先の多様な市場でブランドの信頼を築いている。

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