Pascal Lejeune / パスカル・ルジューヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Moussyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Pascal Lejeune / パスカル・ルジューヌ

Pascal Lejeune

パスカル・ルジューヌ

パスカル・ルジューヌは、エペルネ南部丘陵ムーシー村を拠点とする家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウのみで醸造する生産者)。ヴィティキュルチュール・レゾネを17年以上実践し、テロワールを映すフレッシュな味わいを追求する小規模ドメーヌです。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Moussy / ムーシー
所在地12 rue Jean Jaurés, 51530 Moussy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-pascal-lejeune.com/fr/
Mailcontact@champagne-pascal-lejeune.com
Tel+33 (0)3 26 51 85 07 +33 (0)6 81 58 02 02
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

パスカル・ルジューヌが目指すのは、テロワールをそのまま映し出すような、フレッシュで奥行きのある味わいです。ムーシーを中心に4つの村に点在する42区画の畑を、レス質・粘土石灰質の土壌ごとに丁寧に見極めながら育てています。ムニエを主体としながらシャルドネとピノ・ノワールを織り交ぜたブレンドは、果実の瑞々しさと骨格の強さを両立。エッセンシャル・レンジのブリュットは軽やかな飲み口で、ブラン・ド・ブランやミレジメでは、より緊張感のある奥深い味わいへと表情を変えていきます。

歴史・ブランドストーリー

パスカル・ルジューヌの物語は、19世紀初頭にムーシー村で葡萄栽培を始めたエドモンにさかのぼります。1911年生まれの息子アンドレは、葡萄栽培だけで生計を立てた最初の世代となり、収穫の大半を村の協同組合に納めながら、1950年代半ばから自社ブランドでの販売も手がけるようになりました。3代目ロベールと妻ニコルはさらに商業化を進め、1976年、旧ブランド名で初めての自社出荷を実現します。 転機は1995年。パスカルと妻サンドリーヌが経営を継承し、畑を4ha40まで広げて「シャンパーニュ・パスカル・ルジューヌ」を創設しました。銀行員だったサンドリーヌは剪定資格を取得して畑にも入り、商業面の要も担っています。2015年には息子チボーが5代目として参入し、家族三世代での体制が整いました。 2018年、一家は協同組合への出荷を完全に停止し、独立生産者として自社元詰めに一本化。同年の収穫を起点に、新シリーズ「figures de style(修辞技法)」を打ち出し、区画全体で有機農法への転換にも着手しています。

詳細

パスカル・ルジューヌは、コトー・シュッド・デペルネ(エペルネ南部丘陵)に位置する家族経営のドメーヌです。自社畑の半分以上が集まるムーシー村を歴史的な拠点としながら、プルミエ・クリュに格付けされるピエリー、ヴィネ、エペルネの4つのコミューンに42の区画を保有し、南から南東向きの傾斜地でブドウを育てています。土壌はレス質と粘土石灰質が入り混じり、区画ごとに異なる表情を見せることが、畑を細かく分けて管理する理由になっています。

栽培では、化学資材への依存を抑えつつ環境負荷とのバランスを取るヴィティキュルチュール・レゾネ(理性的・責任ある栽培)を17年以上にわたり実践してきました。当主パスカル・ルジューヌは、シャンパーニュ地方で最初期に畑への草生栽培(enherbement)を取り入れた生産者の一人とされ、土壌の保水力や生物多様性を高める試みを早くから続けています。害虫であるブドウの蛾に対しては、農薬に頼らず「性的攪乱(confusion sexuelle)」と呼ばれるフェロモンを用いた防除法を採用。近年は全区画を対象に有機農法への転換にも着手しており、収穫はすべて手摘みで行われています。

2018年には協同組合への出荷を完全に停止し、独立生産者として自社元詰めに一本化しました。栽培から瓶詰めまでを一貫して自社で手がける体制は、当主パスカルと妻サンドリーヌ、5代目となる息子チボーの家族3人によって支えられています。

栽培から醸造まで、一家がそれぞれの持ち場を担っているのもこのドメーヌの特徴です。当主パスカルは畑仕事へのこだわりが強く、就農以前は軍人としての道も考えていたといいます。妻サンドリーヌは生産者の家系に生まれ、銀行で顧客担当として働いた後にドメーヌへ加わり、剪定の資格を取得して畑にも入りながら商業面を支えています。栽培醸造の資格(BAC)を取得した息子チボーは2015年に就農し、5代目として次の世代を担っています。

4つの村にまたがる畑を持つことは、単一のテロワールに頼らない味わいづくりにつながっています。歴史的な拠点であるムーシーの畑に加え、プルミエ・クリュ格付けのピエリーの区画からはより凝縮感のあるブドウが得られ、ヴィネやエペルネの畑ではまた異なる表情のブドウが育ちます。42に細分化された区画一つひとつの個性を見極めながらブレンドを組み立てる姿勢が、テロワールを映すというドメーヌの方針を支えています。こうした栽培方針は、2016年2月に取得したVDC・HVEという2つの環境認証にも裏付けられています。

栽培データ
自社畑面積4.40ha
区画数42区画
品種構成ムニエ64%/シャルドネ25%/ピノ・ノワール11%
所在コミューン数4村
環境認証取得2016年2月(VDC・HVE)
レゾネ栽培実践年数17年以上

醸造方針

新シリーズ「フィギュール・ド・スティル」(figures de style)は、2018年ヴィンテージを起点に生まれたラインです。シリーズ名はそれぞれ換喩(Métonymie)、緩叙法(Litote)、首句反復(Anaphore)というフランス語の修辞技法に由来し、独立生産者としての新たな歩みを象徴しています。ステンレスタンクでの醸造を主体としながら、一部(全体の10%)はピュリニー・モンラッシェ産のオーク樽で仕込み、マロラクティック発酵は行わずリンゴ酸由来のフレッシュさを残す方針を取っています。エッセンシャル・レンジのブリュットは10℃前後での提供が薦められる軽やかな味わいで、シャルドネとムニエを均等にブレンドしたレゼルヴ プルミエ・クリュ、赤果実の風味が主体のロゼへとレンジが広がります。

プレステージ・レンジでは、シャルドネ100%のブラン・ド・ブラン プルミエ・クリュと、同じくシャルドネ100%で一部を樽熟成させたミレジメ2000 プルミエ・クリュを展開。長期の熟成を経て、テロワールの奥行きをより凝縮した形で表現しています。

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