Bouvret / ブヴレは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Merrey-sur-Arceを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Bouvret / ブヴレ

Bouvret別名:Olivier et Bertrand Bouvret

ブヴレ別名:オリヴィエ・エ・ベルトラン・ブヴレ

ブヴレは、コート・デ・バール地区のメレ=シュル=アルスで、家族3人が約3haの畑を守る小さな造り手です。1986年の植栽から始まり、いまでは栽培から瓶詰めまでを自分たちの手で完結。ピノ・ノワールらしい果実味に、軽やかさと透明感が同居する一本を届けています。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Merrey-sur-Arce / メレ=シュル=アルス
所在地39 rue de l'Église, 10110 Merrey-sur-Arce (Google Maps)
公式サイト-
Mailbertrand.bouvret@wanadoo.fr
SNS@champagne_bouvret
Tel+33 (0)3 25 29 90 43
設立1986
製造業者種別RM
インポーター有限会社ヌーヴェル・セレクション

商品更新情報

特徴・スタイル

ブヴレのシャンパーニュは、ピノ・ノワールを主体としたスタイルです。コート・デ・バールらしい黒ブドウの厚みを土台にしながら、仕上がりはむしろ軽やかです。柑橘やメロンを思わせる爽やかさに、白桃や杏、花の香りが重なり、熟成が進んだものには蜂蜜やトーストのニュアンスが顔を出します。 ロゼは黒ブドウを主役に据え、イチゴやラズベリー、チェリーといった赤い果実の香りが前に出るタイプです。ザクロやアニスのような、少しスパイシーな輪郭も感じられます。 力任せに濃さを求めるのではなく、エレガンスとフレッシュさを軸に据える。この一貫した方向性が、ブヴレの持ち味です。

歴史・ブランドストーリー

ブヴレの物語は、1986年にオリヴィエ・ブヴレがメレ=シュル=アルスの地に最初のブドウを植えたところから始まります。2001年には弟のベルトラン・ブヴレが加わり、兄弟でこの小さな畑を育てていく体制が整いました。 転機は2002年です。二人は自社セラーを建設し、それまでネゴシアンに委ねていた醸造から独立。収穫から圧搾、瓶詰めまでを自分たちの手で行うレコルタン・マニピュランとしての歩みが、ここから本格的に始まりました。 2025年にはベルトランの息子ジュリアン・ブヴレが加わり、次の世代への継承が動き出しています。約40年の歩みは、いま新しい担い手へと引き継がれつつあります。

詳細

ブヴレの畑は、シャンパーニュ地方の南端に位置するコート・デ・バール地区、その中でもバルセカネと呼ばれるエリアのメレ=シュル=アルス村にあります。格付けはオートル・クリュで、所有面積は約3ha。シャンパーニュ全体で見ればごく小さな規模ですが、だからこそ一区画ごとに目が行き届き、ブドウの状態に合わせた手仕事が可能になっています。

植えられている品種はピノ・ノワールが主体で、シャルドネが補完的に加わります。黒ブドウを軸としたこの構成は、コート・デ・バールという産地の性格をそのまま映したものであり、ブヴレのシャンパーニュに一貫した骨格を与えています。

栽培では、環境への負荷を抑えるレゾネ農法(viticulture raisonnée)の考え方を採り入れています。除草剤や化学肥料に頼らず、コンポストによる自然な施肥で土壌そのものの力を保つという方針です。大きな仕組みで示すというより、日々の畑仕事の積み重ねとして環境への配慮を続けているのが、このドメーヌの姿勢です。

醸造

ブヴレにとって2002年の自社セラー建設は、単なる設備の話にとどまりません。それまで収穫したブドウはネゴシアンに委ねられていましたが、この年を境に、収穫から圧搾、発酵、熟成、瓶詰めまでのすべてを自分たちの手で行う体制へ移行しました。レコルタン・マニピュランとして、畑で起きたことをボトルの中身まで見届けられるようになったわけです。

小規模な家族経営であることは、醸造の面でも利点になります。仕込む量が限られている分、一つひとつの判断を細かく積み重ねられるからです。兄弟二人で始めた体制に2025年から次の世代が加わり、畑と醸造所の両方で経験の受け渡しが進んでいます。

評価

ブヴレの名は、フランスを代表するワインガイドであるギド・アシェット・デ・ヴァンに、2008年版から2026年版まで継続して掲載されてきました。単年で高い評価を得るのではなく、長期にわたって一定の水準を保ち続けてきたことの裏づけといえます。

掲載レビューで繰り返し登場するのは、エレガンス、軽やかさ、フレッシュさといった評語です。ピノ・ノワール主体でありながら重さに傾かないという特徴が、年を追って一貫して示されてきました。2011年版ではロゼが最高評価にあたるクー・ド・クール(お気に入り賞)に選ばれ、赤い果実の香りを湛えた造りが評価されています。

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