Marquis de Pomereuil / マルキ・ド・ポムルイユは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Les Riceysを本拠とするCM / 生産者協同組合の銘柄です。
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目次

Marquis de Pomereuil / マルキ・ド・ポムルイユ

Marquis de Pomereuil

マルキ・ド・ポムルイユ

マルキ・ド・ポムルイユは、シャンパーニュ最南端のコミューン、レ・リセに根差す協同組合系ブランド。1922年創業のカーヴ・コーポラティヴを母体とし、2026年に100周年を迎える。コート・デ・バールならではの厚みあるピノ・ノワール主体のシャンパーニュを送り出している。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10340 Les Riceys / レ・リセ
所在地31 rte de Gyé, 10340 Les Riceys (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-marquisdepomereuil.fr/
Mailmarquis.de.pomereuil@hexanet.fr
SNS@champagne_marquisdepomereuil
Tel+33 (0)3 25 29 32 24, +33 (0)3 25 38 59 86(fax)
設立1922
製造業者種別CM

商品更新情報

特徴・スタイル

マルキ・ド・ポムルイユが目指すのは、シャンパーニュ最南端の太陽と粘土石灰岩の土壌が育む、奥行きと骨格のある味わいだ。当地の主体品種であるピノ・ノワールを核に、シャルドネとピノ・ムニエを重ね合わせることで、果実の凝縮感としなやかさを両立させている。発酵はステンレスタンクで温度管理を徹底し、全キュヴェでマロラクティック発酵を行うことで、角の取れた丸みのある口当たりに仕上げる。土壌と生物多様性を守る持続可能な栽培への転換も進めており、環境との共生を土台にした造りが、コート・デ・バールらしい厚みのある味わいを支えている。

歴史・ブランドストーリー

1922年、レ・リセの14人のヴィニョロンが手を組み、カーヴ・コーポラティヴ・デ・リセを設立した。以来、地域の栽培家たちが共同で醸造・出荷を担う体制を築き、1937年には組合として初めての商業出荷を実現し、フランスとベルギーへ向けて販売を開始した。 1980年代に入ると、レ・リセの歴史的な領主にちなんで「マルキ・ド・ポムルイユ」というブランド名を新たに掲げた。単なる協同組合の製品から、独自の顔を持つシャンパーニュへと歩みを進めた瞬間である。 2020年代には醸造設備を刷新し、持続可能な農業やビオロジック栽培への転換を進めるなど、次の100年を見据えた体制づくりに着手した。2025年には野生ランをモチーフとした新たなエンブレムを発表してブランドを刷新し、2026年、コーポラティヴは創設100周年という大きな節目を迎える。

詳細

マルキ・ド・ポムルイユが拠点を置くレ・リセは、シャンパーニュ地方の最南端に位置するコミューンで、866haという単一コミューンとしてはシャンパーニュ最大の栽培面積を誇る。食の卓越した産地として認定されるSite Remarquable du Goût(SRG)にも選ばれており、ブドウ栽培とワイン造りが地域の文化そのものとして根づいている土地である。

土壌は粘土石灰岩を基調とし、コート・デ・バールに特有のミネラル豊かな構成を持つ。気候は大陸性で寒暖差が大きく、ブドウの成熟度を十分に高めながら、深みとキャラクターを備えたワインを生み出す土台となっている。

レ・リセだけが持つ3つのAOC、すなわち主力のAOCシャンパーニュ、マセラシオン方式による希少な静止ロゼワインのAOCロゼ・デ・リセ、静止ワインのAOCコトー・シャンプノワが揃うのも、この土地ならではの特徴だ。マルキ・ド・ポムルイユは協同組合(コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン、CM)としてこの産地を代表する存在であり、組合員が育てたブドウを一括で醸造・出荷する体制のもと、SAS SDUAがブランドの運営を担っている。栽培家それぞれの区画で育まれたブドウを一つに集めることで、レ・リセの多様なテロワールをひとつのスタイルへとまとめ上げている。

生産データ
設立年1922年(14人のヴィニョロンによる協同組合、2026年に100周年)
レ・リセの栽培面積866ha(シャンパーニュ最大の単一コミューン)
保有AOC数3(AOCシャンパーニュ、AOCロゼ・デ・リセ、AOCコトー・シャンプノワ)
ラインナップ3シリーズ・計9キュヴェ
主な認証ISO14001、ISO22000、HVE、VDC、RSE1つ星(5認証)

ラインナップ構成

日常使いに向く「Reflets」シリーズは、ブリュット、ドゥミ・セックの甘口タイプ、ロゼ、上級キュヴェの4種で構成される。1922年の設立以来、レ・リセの最優良区画を指す歴史的な呼称を受け継ぐ「Fleurs de Côtes」シリーズは、ピノ・ノワール100%かつヴィエイユ・ヴィーニュ由来のブラン・ド・ノワール、ロゼ、ブリュット・ミレジメの3種からなる上位ラインだ。さらに、AOCロゼ・デ・リセによる静止ロゼワインと、AOCコトー・シャンプノワによる静止赤ワインの「Vins de Terroir」も手がけており、シャンパーニュだけにとどまらない多層的な商品構成を築いている。

醸造方針

当地の主体品種であるピノ・ノワールを中心に、シャルドネとピノ・ムニエを組み合わせる。一次発酵は温度管理を徹底したステンレスタンクで行い、全キュヴェにおいてマロラクティック発酵を実施することで、丸みのある口当たりを引き出している。栽培面では持続可能農業への転換を進め、土壌や生物多様性の保全を重視した体制づくりに取り組んでいる。2020年代には最新の醸造設備への投資も進めており、伝統的な協同組合の枠組みを保ちながら、品質面での底上げを図っている。

認証・サステナビリティ

ISO14001(環境管理)、ISO22000(食品安全)、HVE(高環境価値農業)、VDC(シャンパーニュ地方の持続可能なブドウ栽培認証)、そしてRSE(社会的責任)の1つ星評価と、幅広い認証を取得している。栽培から醸造、出荷までのプロセス全体で環境負荷の低減と品質管理を両立させる体制を築いており、地域の未来を見据えた経営姿勢が随所に表れている。

受賞・評価

International Wine Challenge、ジルベール・エ・ガイヤール、ゴ・エ・ミヨといった国内外のコンクール・ガイドにおいて、複数のキュヴェが金賞・銀賞や高評価を継続的に獲得しており、コーポラティヴとしての品質の高さを裏づけている。

地域との関わり

Association des Rosés de Terroirの会員として、レ・リセならではのAOCロゼ・デ・リセの価値向上にも関わっている。ワイン見本市への出展や、地域の文化・観光イベントへの参加にも積極的で、コーポラティヴとして地域そのものの魅力を発信する役割も担っている。

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