Louis Casters / ルイ・キャステールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Dameryを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Louis Casters / ルイ・キャステール

Louis Casters

ルイ・キャステール

ルイ・キャステール(Louis Casters)は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワのダムリー村を拠点とするネゴシアン・マニピュラン。1899年の創業以来5代にわたり家族経営を続け、マロラクティック発酵を行わない醸造で品種ごとのフレッシュな果実味を引き出すシャンパーニュを手がける。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
51480 Damery / ダムリー
所在地26 Rue Pasteur, 51480 Damery (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-louis-casters.fr/
Mailcontact@champagne-louis-casters.com
SNS@champagnecasters
Tel+33 (0)3 26 58 43 02, +33 (0)3 26 58 63 02(fax)
製造業者種別NM
インポーター株式会社スイックプラス

商品更新情報

特徴・スタイル

ルイ・キャステールの伝統的キュヴェは、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエをそれぞれ単独で仕立てるモノセパージュを基本とする。各品種が育つ畑やテロワールの個性をそのまま映し出すことを狙った造りだ。醸造ではマロラクティック発酵をあえて行わず、りんごや洋梨を思わせるフレッシュな果実の香りと、花のような繊細な香味を保つスタイルを貫いている。天然酵母によるゆっくりとした発酵と低温での丁寧な清澄も、そのみずみずしさを支える要素となっている。

歴史・ブランドストーリー

1857年、ダムリー村の旧家系ヴィニュロン家にエウジェーヌ・カデルが生まれた。成人後は自らの畑を所有し、1899年に村の中心部にシャンパンハウスを構えて、みずからボトリングと商業化を手がけて創業した。1921年には娘婿ルネ・フィレーヌが経営を継承。1944年、孫娘マルグリット・フィレーヌはベルギー人農家の息子ルイ・カスターと結婚し、夫妻でメゾンを受け継いでブランド「ルイ・キャステール」を確立した。その後、息子ジャン=ルイ・カスターが経営を担い、ベルギー出身の妻アンジェル・スルールとともに事業を発展させた。現在は5代目にあたるヨアン・カスターと妻ヴァレリーが舵を取り、伝統の尊重と現代的な技術の両立を掲げてメゾンの歩みを続けている。

詳細

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワは、マルヌ川の右岸に沿って広がるシャンパーニュの産地であり、ダムリー村はその中心に位置する村のひとつである。ルイ・キャステールは、このダムリー村を拠点とするネゴシアン・マニピュランで、自社畑での栽培と契約栽培農家との協働を組み合わせながら畑づくりに力を注いでいる。

自社畑はダムリー村を中心に、ヴィレ=ス=シャティオン、ヴォシエンヌ、バンソン=エ=オルキニー、ルイユといった複数の村に分散しており、それぞれの区画が異なる立地と個性を育んでいる。契約栽培による畑は自社畑を上回る規模で確保されており、単一の産地に頼らず複数の産地からぶどうを集めることで、毎年安定した供給量を確保する体制を築いている。栽培にはlutte raisonnée(減農薬・環境配慮型の総合防除)を採用し、化学農薬への依存を必要最小限に抑えながら、畑の生態系と土壌の健全性を保つことを目指している。植栽密度は約8,000本/haという水準を保ち、区画ごとの特性を見極めながら丁寧な栽培管理を行っている。こうした栽培管理は、畑ごとの個性を最大限に引き出すための土台となっている。

収穫はすべて手摘みで行われ、収穫されたぶどうは畝ごと・区画ごとに選別されたのち、醸造所へと運ばれる。主要品種はピノ・ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネの3種で、いずれも単一品種キュヴェに用いられ、それぞれの品種が持つ個性をそのまま表現する仕立てが特徴だ。収穫されたぶどうは最初の搾汁とタイユを分けて圧搾し、クリュ・単一品種・区画ごとにマルクを組むことで、原料の由来を細かく管理するトレーサビリティを保っている。圧搾にはBucher製4,000kgの空気圧式プレス機を2台備え、繊細な果汁の抽出を可能にしている。2台の設備を使い分けることで、収穫期の限られた期間内でも効率的な圧搾作業を実現している。

自社畑の面積は複数の村にまたがり約8〜10ha、契約栽培による畑はそれを上回る約30〜32haにのぼり、合計するとおよそ38〜40haの畑からぶどうを調達している計算になる。単一の産地に依存しない体制は、天候や収量の年ごとの変動に対応しながら、安定した品質のシャンパーニュを生み出す土台となっている。こうして育てられたぶどうから、年間およそ300,000本規模のシャンパーニュが生み出されている。

栽培・生産データ
自社畑面積約8〜10ha
契約栽培面積約30〜32ha
畑面積合計約38〜40ha
植栽密度約8,000本/ha
収量10,000〜13,000kg/ha
手摘み収穫比率100%
年間生産量約300,000本

醸造方針

発酵は温度管理されたステンレスタンクで行われ、天然酵母を用いて約30日、20〜22°Cという穏やかな温度帯でじっくりと進められる。ルイ・キャステールは現在、マロラクティック発酵をあえて行わない方針を貫いており、りんごや洋梨を思わせるフレッシュな果実感と花のような香りを守ることを重視している。

清澄には珪藻土を用いた低温濾過を採用し、ワインの繊細さを損なわないよう配慮されている。瓶詰めは収穫翌年の1月1日以降に行われ、瓶内での二次発酵には6〜8週間があてられる。

伝統的なキュヴェ(Cuvée Supérieure、Sélection、Réserve)は、いずれも単一品種で仕立てられ、マロラクティック発酵を行わないことで、それぞれの品種やテロワールが持つ個性をそのまま表現するスタイルを志向している。こうした一貫した方針の背景には、5代目当主ヨアン・カスターと妻ヴァレリーが掲げる、伝統的な栽培・醸造哲学を尊重しながら、時代に応じた技術も柔軟に取り入れるという姿勢がある。畑の選定から圧搾、発酵、瓶詰めに至るまで、品種とテロワールの個性を尊重する姿勢が一貫して貫かれている点が、ルイ・キャステールのシャンパーニュづくりの軸となっている。

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