L'Esprit de Chapuy / レスプリ・ド・シャピュイは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ogerを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

L'Esprit de Chapuy / レスプリ・ド・シャピュイ

L'Esprit de Chapuy

レスプリ・ド・シャピュイ

レスプリ・ド・シャピュイは、シャンパーニュ格付け村オジェで100年以上ブドウ栽培を続けてきた家族経営メゾン。グラン・クリュのシャルドネを核に、女性当主3代目のもと旧ブランド「Champagne Serge Chapuy」から改称し、自社畑のテロワールを映すミネラル感豊かな味わいを追求しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51190 Oger / オジェ [Grand Cru]
所在地10 RUE DE CHAMPAGNE Zone d'Activité Le CEP - OGER, 51190 Blancs-Coteaux (Google Maps)
公式サイトhttps://esprit-chapuy.fr/
Mailcontact@esprit-chapuy.fr
SNS@champagne_espritchapuy
Tel03.26.57.51.3
製造業者種別NM
生産者表記CHAPUY SAS

商品更新情報

特徴・スタイル

レスプリ・ド・シャピュイの真骨頂は、グラン・クリュ区画から生まれるシャルドネの澄んだミネラル感にあります。単一品種のシャルドネだけで仕立てるキュヴェは、柑橘や花の香りから熟成に伴うふくよかな香ばしさへと表情を変え、余韻にオジェらしい引き締まったミネラルを残すのが持ち味。 一方でピノ・ノワールやピノ・ムニエを主体にブレンドするキュヴェは、フレッシュでフルーティな早飲みタイプから、赤い果実の香りが華やぐロゼ、じっくり熟成させたヴィンテージまで幅広く、単一品種の緊張感とアッサンブラージュの豊かさをバランスよく響かせています。

歴史・ブランドストーリー

物語は、フランス革命直後のオジェ村にさかのぼります。ショパン家の祖先は、村の草創期の市長の一人として名を連ね、以来一世紀以上にわたり家業としてブドウ栽培を営んできました。転機が訪れたのは第二次世界大戦後のこと。家族の畑を任されていたポール・ショパンが、収穫したブドウの一部を自らシャンパンへと仕立て始めます。 その志を受け継いだ息子セルジュ・ショパンは、村長を18年間務めながらレコルタン・マニピュランへの転換を進め、1952年に自身の名を冠したブランド「Champagne Serge Chapuy」を立ち上げました。続く代のアルノー・ショパンは商業展開を本格化させ、メゾンを次の段階へと押し上げます。そして現在、経営の舵を取るのは3代目にあたる、いずれも女性のショパン家当主たち。栽培と醸造を担うオロール・ショパンと、マーケティングと国内外でのブランド展開を担うエロディ・ショパン姉妹の手により、ブランド名は「L'Esprit de Chapuy」へと改められ、新たな時代を歩み始めています。

詳細

コート・デ・ブランのグラン・クリュ村オジェを拠点とするレスプリ・ド・シャピュイは、SAS(簡易株式会社)として運営される家族経営のメゾンです。自社畑で育てたブドウのみを自らの手で栽培・醸造・元詰めし、収穫からボトリングまでを一貫して管理する体制を貫いています。かつて「Champagne Serge Chapuy」の名で知られたブランドは、3代目の当主のもとで「L'Esprit de Chapuy」へと改称され、家族の哲学を新しい名に託して次の時代へ歩みを進めました。

中核を担うのは、オジェ村内に保有する3.5haのグラン・クリュ格付け区画。ここで育つシャルドネが、メゾンを象徴するブラン・ド・ブランの骨格をかたちづくります。栽培品種はシャルドネを主体としながら、アッサンブラージュ用にピノ・ノワールとピノ・ムニエも自社畑で育てており、単一品種の純度と複数品種の奥行きの両方を自らの畑でまかなえる体制を築いています。

グラン・クリュ区画以外にも、コート・デ・ブラン域内に複数のシャルドネ区画を保有。加えてエペルネ南部の丘陵地帯には3〜3.5haの畑を構え、そこでピノ・ノワールとピノ・ムニエを育てています。産地を分散させることで、単一畑に頼らない安定した原料調達を可能にしている点も見逃せません。

栽培と醸造の指揮を執るのは、当主姉妹の一人オロール・ショパン。畑での日々の判断から醸造上の選択まで、栽培から瓶詰めまでの工程全体に目を配ることで、自社畑の個性を余すことなくワインに落とし込んでいます。

畑仕事ではHVE(高環境価値認証)を取得し、フェロモンによる交信攪乱技術を導入することで殺虫剤の使用を抑制しています。化学的な介入を最小限に抑えながら、健全なブドウを育てる土壌と生態系を守る姿勢が、自社畑主体の栽培方針を下支えしています。持続可能な畑づくりへの投資は、家族経営ならではの長期的な視点の表れでもあります。

家族がこの土地でブドウを育て始めてから一世紀以上。世代を超えて受け継がれてきた自社畑主体の姿勢は、ブランド名が変わった今も変わらず、レスプリ・ド・シャピュイという新しい名前のもとで息づいています。

栽培・熟成データ
項目データ
自社畑面積8〜9ha
グラン・クリュ区画(オジェ、シャルドネ)3.5ha
ピノ・ノワール/ピノ・ムニエ(エペルネ南部丘陵)3〜3.5ha
収穫から瓶詰めまで6〜8か月
澱熟成期間(ノンヴィンテージ)2〜3年
澱熟成期間(ヴィンテージ)最低5年

醸造方針

一次発酵はステンレスタンクで行い、清澄化は濾過のみで遠心分離機は使用しません。マロラクティック発酵を経たワインと経ていないワインを組み合わせるのが、レスプリ・ド・シャピュイのアッサンブラージュの基本形。収穫から6〜8か月後に瓶詰めして二次発酵を始め、ノンヴィンテージは2〜3年、ヴィンテージは最低5年にわたり澱とともに瓶内で熟成させます。

ヴィンテージ・キュヴェに限ってはマロラクティック発酵を行わず、フレッシュな酸をそのまま保持する方針を貫いています。仕上げのドサージュに用いるリキュール・デクスペディションもシャルドネのワインのみで構成し、他品種の風味がヴィンテージらしい香りの輪郭を曖昧にしないよう配慮されています。

収穫のタイミングから瓶詰め、澱熟成に至るまで一貫して自社で管理することで、レスプリ・ド・シャピュイは畑の個性をボトルの中にそのまま閉じ込めることを目指しています。

こうした一つひとつの工程管理の細やかさが、シャンパーニュとしての完成度の高さを支えています。

受賞・国際評価

国際的なワインコンクールでは、レスプリ・ド・シャピュイの一部キュヴェが金賞クラスの高評価を獲得しており、自社畑のブドウだけで完結する少量生産のスタイルが、国際的な舞台でも着実に評価を広げています。

自社畑のみで完結する小規模生産だからこそ実現できる品質へのこだわりが、こうした評価につながっているといえるでしょう。

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