La Rogerie / ラ・ロジェリーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Flavignyを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

La Rogerie / ラ・ロジェリー

La Rogerie

ラ・ロジェリー別名:ラ・ロジュリー

ラ・ロジェリー(La Rogerie)は、コート・デ・ブラン東端のフラヴィニーにセラーを構え、隣接するアヴィーズ・クラマン・オジェのグラン・クリュ由来のシャルドネで自然な質感を追い求める、夫婦二人三脚の少量生産グロワー・シャンパーニュです。

基本情報

地区Other / その他の地区
村51190 Flavigny / フラヴィニー
所在地59 rue saint Thibault, 51190 Flavigny (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnelarogerie.com/
Mailcontact@champagnelarogerie.com
SNS@domainelarogerie
Tel+33 7 71 67 97 67
製造業者種別NM
インポーター株式会社アフロス
株式会社フィラディス
生産者表記LA ROGERIE

商品更新情報

特徴・スタイル

目指すのは、アヴィーズ・クラマン・オジェのグラン・クリュが持つ塩気を帯びたミネラル感を、飾らずそのまま瓶に閉じ込めることです。馬や羊を用いた耕作、自家製堆肥、大麦やマスタードのカバークロップなど、土壌の生命力を高める栽培を実践し、収穫したブドウは木樽で野生酵母により発酵。マロラクティック発酵も自然の成り行きに任せ、澱と共にじっくり熟成させたのち、無清澄・無濾過のまま瓶詰めします。人の手を極力加えず、畑の個性をそのまま映し出す、職人的でテロワール表現の強いグロワー・シャンパーニュです。

歴史・ブランドストーリー

物語の始まりは2011年、ストラスブール大学に通っていたフランソワ・プティとジュスティーヌ・ボクスレが出会ったことにさかのぼります。フランソワはアヴィーズ生まれ、3世代続く栽培農家の家系。ジュスティーヌはアルザス出身で、それぞれ異なる産地にルーツを持つ二人でした。祖父ロジェ・プティが1930〜1950年代にセレクション・マサールで植えたアヴィーズの古樹を、2015年頃からフランソワが少しずつ引き継ぎ始め、2016年、二人はそれぞれのルーツを一つに束ねたドメーヌとして歩み出します。当初はわずか0.6haという小さな一歩でした。目指す畑の姿に近づいた2018年ヴィンテージで初めてワインを仕込み、2020年に法人として正式に始動。2022年にファーストヴィンテージをリリースすると、著名な評論家が絶賛し、一夜にして注目を集める存在になりました。

詳細

生産者区分はネゴシアン・マニピュラン(NM)。自社で収穫したブドウを中心に、仕込みから瓶詰めまでを一貫して手がけています。自社畑はおよそ2.4haです。フラヴィニー村自体はブドウ畑を持たない立地のため、隣接するグラン・クリュのアヴィーズを主体に、クラマン・オジェの境界にまたがる区画を保有しています。アヴィーズの主要区画では、樹の多くはフランソワの祖父ロジェ・プティが1930〜1950年代に、実生から育てた樹を選び抜いて植える伝統的な手法(セレクション・マサール)で植えたものです。ドメーヌ名「La Rogerie」は、この古樹を植えたフランソワの祖父ロジェ・プティにちなんで名付けられました。1世紀近くを経た古樹の根は地中深くまで及び、土地の個性を色濃く映し出します。アヴィーズ・クラマン・オジェはいずれもグラン・クリュに格付けされた村であり、この三村由来のシャルドネがドメーヌの土台を形づくっています。

栽培では、シャンパーニュ・アルザス両方の自社畑でエコセールのオーガニック認証を取得しています。エコセールはフランスを代表する有機農業認証機関のひとつです。馬や羊を用いた耕作は土壌を機械で踏み固めずに保つための選択で、仕立て方の見直しや自家製堆肥の使用、大麦やマスタードのカバークロップ導入とあわせ、土壌の生命力を高める手法を重ねています。これらのカバークロップは土壌に有機物を還元し、微生物の働きを助ける狙いがあります。ブルゴーニュの一部ドメーヌが実践する「トレサージュ」、夏の剪定で伸びた蔓の生長点を切らずに編み込み、成長ホルモンの分泌を抑える手法も取り入れており、化学的な介入に頼らない栽培を志向しています。フランソワが栽培とシャンパーニュ側を、ジュスティーヌがアルザス側を中心に主導しつつ、栽培・醸造いずれの工程にも夫婦ともに携わり、担当を明確に分けない体制で運営されています。2021年には事業目的をアルザスワインの醸造・販売にも広げ、法人として二つの産地をまたぐ体制を整えました。現在も夫婦二人三脚で、シャンパーニュとアルザスの両方に根を張る経営を続け、二つの産地を行き来しながら磨き上げてきた感性が、ドメーヌ独自の個性につながっています。

醸造方針

栽培・醸造を通じて掲げるのは、「健康的で可能な限り自然な方法で作業を行い、最適な成熟度でブドウを収穫すること」という一貫した姿勢です。収穫したブドウは区画ごとに分けて醸造を進める区画別ヴィニフィカシオンを採用し、木樽を使った自然酵母発酵でそれぞれの個性を引き出します。マロラクティック発酵も人為的に誘導せず自然の成り行きに委ね、澱と共に長期間かけてじっくりと熟成させたのち、無清澄・無濾過のまま瓶詰めします。ラインナップの中心は、アヴィーズのグラン・クリュ単一区画から生まれるブラン・ド・ブランで、シャルドネの持つミネラル感と古樹由来の凝縮感をそのまま表現することを重視しています。木樽(バリック等)での発酵設備を自社で保有し、区画ごとの個性を仕込みの段階から丁寧に見極めています。

評価

英語圏で権威あるワイン評価誌のひとつ、Wine Advocateのウィリアム・ケリー氏が2022年にフラヴィニーのドメーヌを訪問し、「毎年多くの新しいワイナリーを訪れるが、ここで試飲したワインほど興奮させる新リリースは滅多にない」「一夜にしてスターダムにのし上がると確信している」と高く評しました。2020年の法人設立、2022年のファーストヴィンテージリリースからわずか数年で受けたこの評価は、造り手としての確かな手応えを裏付けるものであり、今後の展開からも目が離せない存在です。

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