Jérôme Lefèvre / ジェローム・ルフェーヴルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Essômes-sur-Marneを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Jérôme Lefèvre / ジェローム・ルフェーヴル

Jérôme Lefèvre

ジェローム・ルフェーヴル

ジェローム・ルフェーヴルは、元パリの美術評論家という異色の経歴を持つ当主が手がける、単一区画・単一ヴィンテージのキュヴェを毎ヴィンテージ入れ替えて造るシャンパーニュ。ジャズやパンクへの愛を込めた個性的な名前のボトルが、飲むたびに新しい驚きを届けてくれる。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Ouest / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト
村02400 Essômes-sur-Marne / エソーム=シュル=マルヌ
所在地1B Petit Montcourt, 02400 Essômes-sur-Marne (Google Maps)
公式サイトhttps://www.maisonjeromelefevre.com/
Mailhello@maisonjeromelefevre.com
SNS@maisonjeromelefevre
設立2020
製造業者種別NM
インポーター株式会社アフロス
生産者表記SAS Maison Jérôme Lefèvre, Essômes-sur-Marne
関連銘柄Delalot

商品更新情報

特徴・スタイル

ジェローム・ルフェーヴルが手がけるシャンパーニュは、単一区画・単一品種・単一ヴィンテージを基本とし、毎年まったく新しいキュヴェとして生み出される「一期一会」のスタイルが持ち味だ。シャルドネやピノ・ノワールに加え、アルバンヌやプティ・メリエといった希少品種まで用い、テロワールごとの個性をそのまま瓶に閉じ込める。 ドザージュを極力抑えたゼロ・ドザージュ系のキュヴェを中心に、オーク樽での長期マセラシオンを経てオレンジワインのような質感に仕上げたものもある。当主自身が「爆発的」と「繊細」という両極の表現を掲げるように、ジャズやパンクを思わせる自由な発想が、驚きに満ちた一杯一杯を生み出している。

歴史・ブランドストーリー

ジェローム・ルフェーヴルは、かつてパリで現代美術史の講師や美術評論家、キュレーターとして活動していた人物だ。2009年、シャルリ=シュル=マルヌとソルシュリーに8世代にわたって受け継がれてきた家族の小さな畑を舞台に、シャンパーニュ造りを始めた。区画を一つずつ有機栽培へと転換し、最初の認証区画からの初ヴィンテージが誕生したのは2013年のことだった。 2019年にはモン・ド・ボヌイユ(Mont de Bonneuil)とエソーム=シュル=マルヌに新たな区画を取得して栽培規模を広げ、これらもすぐに有機転換に着手した。2020年には自身の名を冠したメゾンを新たに設立し、複数ブランドを統括する体制を築く。翌2021年にはネゴシアンとしての資格も取得し、自社畑だけでなく信頼できる仲間のブドウも使いながら、テロワールの魅力を最大限に引き出す造り手へと歩みを進めている。

詳細

当主のジェローム・ルフェーヴルは、かつてパリで現代美術史の講師や美術評論家、キュレーターとして活動していた異色の経歴を持つ。2009年、シャルリ=シュル=マルヌとソルシュリーに8世代にわたって受け継がれてきた家族の小さな畑を舞台にシャンパーニュ造りを始め、区画を一つずつ有機栽培へと転換していった。

栽培規模はその後も広がり、2019年にはモン・ド・ボヌイユ(Mont de Bonneuil)とエソーム=シュル=マルヌに新たな区画を取得、いずれも即座に有機転換に着手している。現在、自社畑はヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストを中心に、ブラスルやグランにも点在するかたちで小さな区画が積み重ねられており、単一区画ごとの個性を丁寧に見極める栽培方針が貫かれている。

複数のキュヴェがエコセールの認証を取得済みで、残る区画についても有機転換期間中にある。畑ごとのテロワールを最大限に引き出すという一貫した思想のもと、化学的な介入を抑えた管理が続けられている。2020年には自身の名を冠したメゾンとして法人を設立し、複数のブランドをひとつの体制のもとで統括する基盤を整えた。

美術史とキュレーションの視点を培ってきた当主にとって、ひとつの区画は一枚の作品にも等しい。単一区画・単一品種でヴィニフィカシオンを行うという選択そのものに、テロワールをありのまま表現しようとする哲学が表れている。

沿革・企業データ
項目データ
創業年2009年
初ヴィンテージ2013年
メゾン設立年2020年
ネゴシアン資格取得2021年
従業員数1〜2名
資本金87,000ユーロ

醸造方針

2021年にネゴシアンとしての資格(négoce statut)を取得して以降は、自社畑に加えて信頼するヴィニュロン仲間から調達したブドウも用いるようになった。単一区画のポテンシャルを引き出すヴィニフィカシオンと、複数区画を組み合わせるアッサンブラージュの両方を手がけ、シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエという主要品種に加えて、アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブランといった希少品種も積極的に使用する。

熟成にはオーク樽を中心に用い、ラム樽で仕上げるキュヴェもあるなど、容器選びにも独自のこだわりが見られる。ドザージュはゼロもしくは低めに抑えたスタイルが主体で、マセラシオンを経てオレンジワインのような質感に仕上げたキュヴェも造られている。さらに、定番のレンジを持たず、毎ヴィンテージごとに一度限りの新しいキュヴェを生み出す「コレクション」形式を採用しているのも大きな特徴だ。

ムニエを主体としたゼロ・ドザージュのキュヴェ、ロゼのアッサンブラージュ、生産本数を絞ったブラン・ド・ブラン、オーク樽でマセラシオンを施したコトー・シャンプノワまで、ヴィンテージごとに手がけるレンジの振れ幅は大きい。当主自身、その振れ幅を「爆発的」と「繊細」という両極の言葉で表現しており、一貫した哲学のもとで多様な表情を描き出す造り手だと言える。

ブランドの世界観

キュヴェの名前には、ジャズの巨匠マイルス・デイヴィスの楽曲タイトルや、ブラストビートを想起させる音楽的モチーフが用いられるなど、当主が敬愛するジャズ、パンク、メタルといった音楽の世界観が色濃く映し込まれている。美術評論家として培われた審美眼と、音楽への飽くなき愛情が交差する場所に、このメゾン独自のラベルの物語が生まれている。伝統的な家族の畑を受け継ぎながらも、ラベルの世界観はあくまで実験的で、シャンパーニュに新しい文脈を持ち込もうとする姿勢が貫かれている。

海外展開

世界各地のレストランやワインバーに幅広く取り扱われており、ミシュランの三ツ星レストランを含む複数国への輸出実績を持つ。設立からまだ日が浅いメゾンでありながら、国境を越えて着実に評価を広げている点も見逃せない。とりわけ美術・音楽の世界と地続きの感性が、海外の飲み手にも独自の魅力として届いているようだ。

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