Jean Paul Morel / ジャン・ポール・モレルは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Verzenayを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Jean Paul Morel / ジャン・ポール・モレル

Jean Paul Morel

ジャン・ポール・モレル

ジャン・ポール・モレルは、グラン・クリュ格付けの村ヴェルズネイで、石灰質土壌の自社畑8haほどを営む家族生産者です。収穫の大半を複数の著名なネゴシアンへ託す一方、一部を自らの手で瓶詰めし、澱との長期熟成を経た凝縮感豊かな味わいに仕上げています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
51360 Verzenay / ヴェルズネイ [Grand Cru]
所在地14 Rue Chanzy, 51360 Verzenay (Google Maps)
公式サイト-
Tel+33 (0)3 26 49 48 01, +33 (0)3 26 49 45 18(fax)
製造業者種別RC

商品更新情報

特徴・スタイル

基本となるアッサンブラージュはピノ・ノワール70%、シャルドネ30%。北向きの斜面と石灰質土壌に育つブドウから、凝縮感と赤い果実を思わせるニュアンスを備えた、力強い味わいが生まれます。澱との熟成期間は最低6年、しばしばそれ以上に及び、デゴルジュマン後もさらに数か月休ませてから出荷されます。ドザージュは10g/L前後に抑えられており、長期熟成による厚みを活かした骨格重視のスタイルです。なお、産地はヴェルズネイのグラン・クリュ区画に限られながらも、ラベルに「グラン・クリュ」の表記をあえて載せないという独自の方針を貫いています。

歴史・ブランドストーリー

モレル家がヴェルズネイで葡萄栽培を営むようになって、現在で3代を数えます。当主は長きにわたり村の栽培協同組合の組合長を務め、在任期間は27年に及びました。その前の組合長を務めていたのは当主の父であり、こちらも36年という長い任期でした。親子2代にわたって60年以上、村の栽培者たちをまとめる立場にあり続けたことは、この家族がヴェルズネイという土地とどれほど深く結びついているかを物語っています。 醸造は自ら設備を構えるのではなく、村の栽培協同組合の施設に委ねる方式を取っています。収穫したブドウの大半は評価の高いネゴシアンに販売され、残りの一部だけが自社ブランドとして瓶詰めされます。ヴェルズネイをはじめ、多くのグラン・クリュ村で栽培者たちが選んできた伝統的な仕組みであり、家業は次の世代へと引き継がれる時期を迎えながらも、栽培協同組合を軸とした村との結びつきは今後も続いていく見通しです。

詳細

畑はすべてヴェルズネイ村の中に収まっており、しかもその全量がグラン・クリュ格付けの区画に位置しています。エシェル・デ・クリュ100%という村の格付けそのままに、栽培はヴェルズネイの北向き斜面で行われ、石灰質を基調とした土壌がブドウに骨格を与えています。栽培面積はおよそ8.5〜8.8ha、内訳はシャルドネが2.5ha、ピノ・ノワールが5ha、ピノ・ムニエが1haで、ピノ・ノワールを軸としたヴェルズネイらしい構成です。栽培方針としては、化学殺虫剤に頼らずフェロモン・トラップを用いるなど、持続可能な方法を志向しており、認証取得済みの畑として管理されています。

栽培・生産データ
自社畑面積約8.5〜8.8ha
品種構成シャルドネ2.5ha/ピノ・ノワール5ha/ピノ・ムニエ1ha
年間生産量(自社ブランド)約20,000〜30,000本
澱熟成期間最低6年

醸造方針

醸造そのものは自社設備を持たず、ヴェルズネイの栽培協同組合が持つ施設で行われます。栽培は自らの手で担いながら醸造を共同施設に委ねる、レコルタン・コオペラトゥール(RC)と呼ばれる区分にあたります。

アルコール発酵はステンレスタンクで行われ、マロラクティック発酵も経ます。基本となるアッサンブラージュはピノ・ノワール70%、シャルドネ30%で、リザーヴワインを織り交ぜながら長期の澱熟成を前提とした設計です。澱の上での熟成は最低6年、しばしばそれ以上に及び、デゴルジュマン後もさらに数か月休ませてから出荷するなど、時間をかけた仕上げが特徴です。ドザージュは10g/L前後に抑えられ、果実由来の凝縮感を糖分に頼らず素直に伝える設計になっています。

なお、ラベルには「グラン・クリュ」の表記をあえて載せていません。行政手続きの煩雑さを避けるための判断とされ、格付けを声高に謳わずとも、産地と造りそのもので品質を語るという姿勢がうかがえます。

現況

「ジャン・ポール・モレル」のブランドは現在もヨーロッパで流通が続いており、廃業や終売によるものではなく、生産・出荷は継続しています。公式サイトは持たず、SNSを窓口とした小規模な家族経営らしい情報発信にとどまっている点も、この造り手の作風を映しています。

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