J. Charpentier / J.・シャルパンティエは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Villers-sous-Châtillonを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

J. Charpentier / J.・シャルパンティエ

J. Charpentier別名:Jacky Charpentier

J.・シャルパンティエ別名:ジャッキー・シャルパンティエ

J.・シャルパンティエは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのヴィレ=ス=シャティオンで5代にわたりブドウを育てる家族経営メゾン。60を超える区画をひとつずつ個別に醸造し、フレッシュさと丸みを両立させる味わいを追求する、自社畑のブドウだけで造るレコルタン・マニピュラン(RM)です。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
Cœur-de-la-Vallée / クール=ド=ラ=ヴァレー
- 51700 Villers-sous-Châtillon / ヴィレ=ス=シャティオン
所在地88 rue de Reuil, 51700 Villers-sous-Châtillon (Google Maps)
公式サイトhttps://jcharpentier.com/
Mailinfo@jcharpentier.fr
SNS@champagnejcharpentier
Tel+33 (0)3 26 58 05 78, +33 (0)3 26 58 36 59(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

J.・シャルパンティエが目指す味わいは、「フレッシュさと丸みのある口当たり」というひと言に集約される。60を超える区画をひとつずつ個別に搾汁・醸造し、ステンレスタンクと小樽、大樽(フードル)を使い分けながら、各テロワールの個性を引き出す。アッサンブラージュでは70種以上のクリアワインを試飲したうえで組み合わせを決め、澱とともに数年単位でじっくり熟成させる。派手さより、飲み込むまでなめらかに続く余韻を大切にしたスタイルだ。

歴史・ブランドストーリー

物語は1874年、レオニダス・シャルパンティエが農業の傍らブドウ栽培を始めたことに端を発する。その孫にあたるマルスランが1946年に家業を継ぎ、1954年に自らのブランドを打ち立てたが、1960年に早世。残された妻ソランジュと子どもたちが力を合わせて畑を守り抜いた。 転機は1974年。息子ジャッキー・シャルパンティエが、隣接する畑を営むクレス家の娘クロディーヌと結婚したことで、二つの家系の畑と事業がひとつに統合され、「J.CHARPENTIER」のブランド名が正式に誕生した。夫妻はほどなくヴィレ=ス=シャティオンに本拠を構え、圧搾機やカーヴを整えながら醸造の基盤を築いていく。 2003年には長男でありワインメーカーのジャン=マルク・シャルパンティエが経営に復帰し、2018年からは妹マリー=ピエールも加わって、現在は5代目の兄妹がともにメゾンを率いている。

詳細

J.・シャルパンティエの畑は、本拠を置くヴィレ=ス=シャティオンを中心に、アヴネ=ヴァル=ドール、バンソン=エ=オルキニー、ルイユ、ブルソーなどヴァレ・ド・ラ・マルヌの複数の村に広がるほか、シャヴォ=クルクールをはじめとするモンターニュ・ド・ランス側にも区画を持つ。合わせて12以上のコミューンにまたがる60超の区画を、家族と少人数のチームが一枚一枚手作業で見守っている。収穫期以外も、剪定や誘引といった年間を通じた畑仕事のひとつひとつを、家族と気心の知れたスタッフが分担しながらこなしている。

畑は1974年にシャルパンティエ家とクレス家の区画が統合されて以来、家族総出で受け継がれてきたものだ。ヴァレ・ド・ラ・マルヌとモンターニュ・ド・ランスという二つの異なる産地にまたがるからこそ、収穫期には区画ごとの熟度を見極める丁寧な観察が欠かせない。

栽培においては介入を最小限にとどめる方針を貫き、全区画で土壌への鋤き込みと草生栽培を実施。除草剤に頼らず、性フェロモンを利用した交信攪乱など自然由来の防除法を用いて生態系への負荷を抑えている。こうした地道な土づくりの積み重ねが、化学的な処理に頼らずとも健全なブドウを実らせる土台となっている。こうした取り組みは環境認証HVEレベル3の取得にも結びついており、ヴィニュロン・アンデパンダンの一員として、栽培から瓶詰めまでを自社で一貫して手がける姿勢を体現している。

栽培・生産データ
自社畑面積約17ha
区画数60超
所在コミューン数12以上
圧搾能力4,000kg機・8,000kg機(計2基)
小樽容量200L
アッサンブラージュ試飲70種以上のクリアワイン
澱熟成期間2〜10年
認証HVEレベル3
ラインナップ数全16種

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、その日のうちに自社の圧搾センターへ運ばれる。自社に構える2基の圧搾機はそれぞれ4,000kgと8,000kgの受け入れ能力を持ち、収穫のピーク時にも当日搾汁の原則を崩さない体制を支えている。区画やクリュ、品種ごとに個別に搾汁・醸造することで、それぞれの畑が持つ個性を丁寧にワインへ映し出す方針だ。

発酵・熟成の容器はステンレスタンク、200Lの小樽、大樽(フードル)の3種を使い分ける。果実の輪郭を活かしたいキュヴェにはステンレスタンクを、緩やかな酸化を経た複雑味を狙うキュヴェには小樽やフードルを充てるなど、目指す個性に応じて選択が変わる。

アッサンブラージュの段階では、70種を超えるクリアワインを試飲したうえで組み合わせを決定。長期熟成を志向し、澱とともに2〜10年という長い時間をかけて瓶内で熟成させる。ルミュアージュは伝統的なピュピトルによる手作業とジャイロパレットによる自動化を併用し、ドザージュは控えめに。栓には一貫してコルクを用いている。

カーヴの歩み

醸造設備は世代を追うごとに整えられてきた。1979年に伝統的な圧搾機とカーヴを新設したのを皮切りに、1983年にはカーヴを拡張し、1987年には温度管理設備を導入。1997年には再びカーヴを拡張し、200Lの小樽やフランス産オーク製フードルを新たに導入して、キュヴェごとに異なる醸造・熟成の選択肢を広げていった。

評価・ラインナップ

J.・シャルパンティエのラインナップは、エントリーキュヴェから樽発酵・単一品種・長期熟成を特徴とするシグネチャーキュヴェまで全16種と幅広い。これらのキュヴェは、国内外の専門誌やコンクールで継続的に高い評価を受けており、家族経営ならではのきめ細やかな造りが、長年にわたり評価の裏付けとなっている。初めてシャンパーニュに触れる一杯にも、じっくり向き合いたい特別な一本にも応えられる幅の広さは、家族経営ならではの目の行き届いた造り分けがあってこそだ。

ヴィニュロン・アンデパンダンのラベルを掲げ、栽培から醸造、瓶詰め、出荷までをすべて自社で完結させる一貫生産の姿勢も、こうした評価を支える土台になっている。派手な演出に頼らず、畑と醸造の丁寧な積み重ねを重ねてきたことが、長年にわたる信頼につながっている。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集