Fumey-Tassin / フュメ・タッサンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Celles-sur-Ourceを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Fumey-Tassin / フュメ・タッサン

Fumey-Tassin

フュメ・タッサン別名:フュメイ・タッサン,ファニ・タッサン

フュメ・タッサンは、コート・デ・バールのセル=シュル=ウルスで四世代にわたり歴史を紡いできたレコルタン・マニピュラン。シャルドネもピノ・ムニエも使わず、ピノ・ノワールと希少品種ピノ・ブラン・ヴレの2品種だけで醸す、個性的なスタイルを貫いている。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
10110 Celles-sur-Ource / セル=シュル=ウルス
所在地7 Rue Lande, 10110 Celles-sur-Ource (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnefumeytassin.com/
Tel+33 (0)3 25 38 56 90, +33 (0)3 25 38 54 36(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社ヴァンパッシオン

商品更新情報

特徴・スタイル

フュメ・タッサンのシャンパーニュを特徴づけるのは、シャルドネもピノ・ムニエも使わず、ピノ・ノワールと希少品種ピノ・ブラン・ヴレの2品種だけで醸す潔さだ。ピノ・ブラン・ヴレはシャンパーニュ地方の他地域では姿を消しつつある品種で、その個性を守り続ける姿勢がそのままスタイルに表れている。 ロゼ・キュヴェでは3〜5日間のマセラシオン・セミ・カルボニックを採用し、色調と果実味を丁寧に引き出す。一部キュヴェではシャンパーニュ地方産オーク樽で発酵・熟成させたのち、ステンレスタンクへ戻すという手間を惜しまない造りも行われている。

歴史・ブランドストーリー

フュメ・タッサンの物語は、1900年に生まれた祖父マルセル・タッサンから始まる。彼はセル=シュル=ウルス村で意欲的な栽培家の一人として醸造を始め、村初期のレコルタン・マニピュランとなった。その志は1950年、両親世代による「レイモン・タッサン」ブランドの創設へと受け継がれ、1983年には現在の「フュメ・タッサン」ブランドが誕生する。 現当主マリー・タッサンは、幼少期から自らのヴィニフィカシオンへの想いを温め続けてきた。2006年、その想いを形にした副次ブランド「マリー・タッサン」を立ち上げる。父から受け継いだロゼ・ド・マセラシオン製法と、希少品種ピノ・ブラン・ヴレへのこだわりを軸に据えたラインだ。次世代のアルチュールとレアは、すでに祖父の畑で作業に同行しながら、この家族の物語を引き継ぐ準備を進めている。

詳細

フュメ・タッサンは、コート・デ・バールのセル=シュル=ウルスに拠点を置く、SCEV(Société Civile d'Exploitation Viticole)体制のレコルタン・マニピュランである。一族経営のルーツは、1900年に生まれた祖父マルセル・タッサンに遡り、現在は当主マリー・タッサンが経営を率いている。歴史あるブランド「Champagne Fumey-Tassin」を主軸に、副次ブランド「Champagne Marie Tassin」を展開する二枚看板の造り手で、ヴィニュロン・アンデパンダンの会員でもある。「Champagne Fumey-Tassin」は1983年に、「Champagne Marie Tassin」は2006年に、それぞれ現在のブランド名として確立された。副次ブランドは、当主マリー・タッサンの専門性を反映したラインとして位置付けられている。

自社畑は約5haで、公式サイトのフランス語版では9区画、英語版では約10区画と案内されている。Val Marvin、Val Champignat、Bochot、La Lemblée、Beauregardなど複数のリュー・ディに畑が分かれ、土壌は石灰質・粘土石灰質で、キンメリジャン期の下層土を持つ。栽培品種はピノ・ノワールとピノ・ブラン・ヴレの2種のみに限定される点が最大の個性で、外部ソースによればピノ・ノワール90%、ピノ・ブラン・ヴレ10%という構成とされる。公式サイトが示すピノ・ブラン・ヴレ専用区画の面積は0.827haで、自社畑全体に対しては約16.5%に相当し、外部ソースの比率とは若干の開きがある。ピノ・ブラン・ヴレは、シャンパーニュ地方の他地域では姿を消しつつある希少品種で、シャルドネやピノ・ムニエを用いない同メゾンの方針を象徴する存在となっている。

栽培では、農薬の使用を必要最小限に抑える理性的農法(reasoned agriculture)を基本方針として採用している。畑には被覆植物を導入して土壌環境を整えるとともに、性的攪乱(confusion sexuelle)による害虫対策、月の満ち欠けサイクルを踏まえた作業計画など、持続可能な実践を組み合わせて取り入れている。こうした取り組みの積み重ねは、HVE(Haute Valeur Environnementale)認証とViticulture Durable en Champagne認証の取得という形で裏付けられている。

栽培・生産データ
自社畑面積約5ha
区画数9区画(英語版では約10区画)
品種構成ピノ・ノワール90%/ピノ・ブラン・ヴレ10%
アルコール度数12.5%
ドサージュ4〜7g/L(Brut)
瓶熟期間24〜72か月
デゴルジュマン後の熟成3〜6か月
取得認証HVE、Viticulture Durable en Champagne

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、区画ごとに選別される。圧搾は低圧で行い、沈殿によるデブルバージュを経てから、温度管理下でアルコール発酵を進める。マロラクティック発酵は基本方針として実施されるが、一部キュヴェでは行わない選択も取られる。ロゼ・キュヴェには3〜5日間のマセラシオン・セミ・カルボニックが用いられ、色調と果実の輪郭を丁寧に引き出す。こうした一連の工程は、区画ごとに収穫されたブドウの個性を丁寧に見極めながら進められる。

一部キュヴェでは、樹齢の異なる複数のシャンパーニュ地方産オーク樽でアルコール発酵とマロラクティック発酵を行い、5か月間の樽熟成を経てからステンレスタンクに戻すという手法も採られている。瓶内での熟成期間はキュヴェにより24〜72か月と幅があり、デゴルジュマンから出荷までにさらに最低3〜6か月を置く。ラインナップはBrut(ドサージュ4〜7g/L、年により変動)で統一され、アルコール度数は全キュヴェ共通で12.5%となっている。

受賞歴

コンクール・デ・ヴィニュロン・アンデパンダンでは、確認できる範囲で2016年から2017年にかけて複数キュヴェが銀賞・銅賞を受賞している。同コンクールは、ヴィニュロン・アンデパンダンに所属する生産者を対象にした品評会である。

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