Fresne Ducret / フレンヌ・デュクレは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ville-Dommangeを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Fresne Ducret / フレンヌ・デュクレ

Fresne Ducret

フレンヌ・デュクレ別名:フレーヌ・デュクレ

フレンヌ・デュクレは、シャンパーニュ地方ヴィル=ドマンジュで1834年から続く家族経営のRMメゾン。錬金術の言葉をキュヴェ名に宿し、7代目当主ピエール・フレンヌが23の小区画それぞれの個性をビオロジック栽培で磨き上げ、一本一本のシャンパーニュに映し出している。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
51390 Ville-Dommange / ヴィル=ドマンジュ [Premier Cru]
所在地10 rue ST VINCENT, BP 2, 51390 Ville-dommange (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-fresne-ducret.com/
Mailchampagne.fresne.ducret@gmail.com
SNS@fdchampagne
Tel+33 (0)3 26 49 24 60, +33 (0)3 26 49 23 67(fax)
製造業者種別RM
インポーター有限会社ヌーヴェル・セレクション

商品更新情報

特徴・スタイル

フレンヌ・デュクレのスタイルを支えるのは、ヴィル=ドマンジュとジュイ=レ=ランスに点在する23の小区画それぞれが持つ、まったく異なる表情だ。2018年からビオロジック栽培へ舵を切り、区画ごとにステンレスタンクやホーロー鋼、あるいはオーク樽やアカシア樽を使い分けて醸造する。中立的な容器で素材そのものの純度を保つ区画もあれば、木との対話でふくらみを与える区画もある。当主は自らを錬金術師になぞらえ、不完全なものから完全なものを引き出す営みとしてシャンパーニュ造りに向き合っている。

歴史・ブランドストーリー

物語は1834年、マルフォー村に生まれたヴィニュロン、アドルフ・フレンヌが16歳でヴィル=ドマンジュに移り住んだことから始まる。子孫の代でプロスペール・フレンヌがオート=サヴォワ出身のマルト・デュクレと1910年に出会い結婚し、メゾン名の由来となる二つの姓が結ばれた。第一次世界大戦で畑は荒廃したが夫妻は再建に取り組み、1930年代の恐慌下では4haの畑からワインの瓶詰め販売を始める。しかし1943年、プロスペールは急逝し、妻と5人の子どもたちが後を託されることになった。 第二次大戦後、3人の兄弟が力を合わせて「シャンパーニュ・フレンヌ・デュクレ」を設立し、生産量は1946年の2,000本から1960年代末には約20,000本へと成長する。いとこ同士の世代が畑とカーヴを拡大して近代化を進め、2007年からは7代目ピエール・フレンヌが経営を担う。イギリスでの3年間の生活を経て望郷の念からシャンパーニュに戻り、アヴィーズで栽培と醸造を学び直した末に、家業を引き継いだ。

詳細

フレンヌ・デュクレは、プルミエ・クリュのヴィル=ドマンジュに本拠を置くレコルタン・マニピュラン(RM)で、会社としてはSCEV JA MILAURの名でシャンパーニュ「フレンヌ・デュクレ」を生産している。初代アドルフ・フレンヌ以来、畑とカーヴは家族の手から手へと受け継がれ、現在は7代目にあたるピエールの代でその哲学がさらに深化している。自社畑はヴィル=ドマンジュとジュイ=レ=ランスの2つのプルミエ・クリュに広がる6haで、23の小さな区画として点在する。プティット・モンターニュ・ド・ランスは区画ごとに気候の表情が異なる土地であり、23区画のひとつひとつが異なる個性を持つとメゾンは捉えている。

2016年からは体系的な土壌分析を導入し、区画ごとの施肥を最適化してきた。現当主ピエール・フレンヌは2007年に経営を継ぐと、まず資材投入を段階的に減らすことから着手し、2013年に土壌耕耘を再開、2015年にHVEレベル3認証を取得した。続く2018年からはビオロジック栽培への転換を進め、区画によっては2021〜2022年にECOCERT認証を取得している。品種面では2012年から希少品種プティ・メリエ(マルヌ原産の白ブドウ)に着目し、2015年に10aの区画を新たに植樹するなど、伝統品種の枠を広げる試みも続けている。この一区画ごとの個性を丁寧に見極める姿勢が、醸造における細やかな使い分けにもつながっている。

栽培・醸造データ
項目データ
自社畑面積6ha
保有区画数23区画
生産量(1946年→1960年代末)約2,000本→約20,000本
HVEレベル3認証取得2015年
ビオロジック栽培への転換開始2018年
ECOCERT認証取得2021〜2022年(区画ごと)
プティ・メリエ植樹面積10a(2015年植樹)
熟成樽容量300L・400L

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、圧搾の量や容積は細かく管理されたうえで果汁が分画される。収穫量に恵まれた年には、圧搾の最後に得られる末端ジュースを系統的に取り除き、より澄んだ果汁だけを選りすぐる。こうして得られたワインは、規定の15か月という熟成期間を大きく超えて澱とともに瓶内で寝かされることも珍しくない。

アッサンブラージュは毎年の果実の出来に応じて柔軟に組み立てられる。ステンレスタンクやホーロー鋼など中立性の高い容器で素材そのものの純度を守る一方、オーク樽やアカシア樽ではワインと木との相互作用を積極的に生かす。区画や品種ごとに小〜中型のタンクで発酵させたのち、300Lや400Lの樽で熟成させるキュヴェもあり、コルク栓を用いた長期の瓶内熟成も採用されている。動瓶はすべて手作業で行われ、機械に頼らない丁寧な仕上げが貫かれている。

キュヴェに宿る物語

2014年、ピエール・フレンヌは目利きの飲み手に向けた限定生産コレクション「アルケミー」を立ち上げた。「アルケミー」は中世からルネサンス期にかけてフランス語で錬金術を意味した言葉で、不完全なものから完全なものを引き出そうとする人類の営みを、当主はシャンパーニュ造りに重ね合わせている。

この哲学はキュヴェの名づけにも表れており、祖父ジャンへのオマージュとして名付けられた「ラタフィア」、曾祖父プロスペールを称える「ピエール・エ・プロスペール」、伝統製法への敬意を込めた「ラルシミスト」など、家族の歴史と造り手の探求心が一本一本のキュヴェ名に息づいている。

主要キュヴェにはオリジーヌやレゼルヴ、セレスト、フレネジー・ブリュット・ミレジメ、カプリスなどがあり、プルミエ・クリュ産のレ・ヌーヴォー・エクスプロラトゥールや、哲学的な探求をコンセプトに掲げるル・シュマン・デュ・シュマン、錬金術の世界観を体現するスパジリーなど、レンジ全体を通じて多彩な個性が表現されている。

受賞歴・国際評価

ランスのミシュラン三つ星レストラン「ラシエット・シャンプノワーズ」をはじめ、世界各国のトップレストランのワインリストに名を連ねている。ギッド・アシェットやデカンターなど、権威あるガイド・メディアにも取り上げられてきた。こうした評価は特定のキュヴェにとどまらず、レンジ全体の品質に対する信頼の表れといえる。

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キュヴェ一覧

アルケミー・ニュメロ Arquemie N°

Arquemie N° / アルケミー・ニュメロ

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