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Éric Taillet
エリック・タイエ
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ |
| 村 | 51700 Baslieux-sous-Châtillon / バリュー=ス=シャティオン |
| 所在地 | Le Champs des Grenets - 37 rue Valentine Regnier, 51700 Baslieux-sous-Châtillon (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-eric-taillet.fr/ |
| champagne.eric.taillet@wanadoo.fr | |
| SNS | @champagneerictailletchampagnerictaillet |
| Tel | +33 (0)3 26 58 11 42, +33 (0)3 26 58 15 91(fax) |
| 製造業者種別 | NM |
| 生産者表記 | SAS ERIC TAILLET |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
本拠を置くヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワのバリュー=ス=シャティオン村を中心に、エリック・タイエは5.75haの自社畑を営む。畑はモンティニー=ス=シャティオン、バンソン=エ=オルキニー、ルイユ、ヴァンディエール、ヴェルヌイユ、ドルマンなど周辺6村に点在し、産地全体としてはヴァレ・ド・ラ・マルヌの個性を色濃く映し出す。品種構成はピノ・ムニエが78%を占め、残りをピノ・ノワールとシャルドネが12%ずつ分け合う、ムニエ主体の畑である。
同メゾンはネゴシアン・マニピュランとして、収穫したブドウの一部を自社シャンパーニュに、残りを他のメゾンへと供給する体制を敷いている。
畑と醸造の現場は今、5代目のディラン・タイエとレナ・タイエへと引き継がれつつある。ディランは圃場運営を、レナは営業を担い、エリック自身も「ムニエの栽培醸造家」として現場に立ち続けている。
看板区画のひとつ「シュル・ル・グラン・マレ」は、エリック・タイエの祖父母から継承したピノ・ムニエとシャルドネの混植区画で、1986年に植え直された。1984〜85年冬の大寒波で一度は畑ごと引き抜かれるという試練を経ており、いまの樹はいわばその再出発の証でもある。バンソノワ地区には「レ・ピエルーズ」(1992年植樹)と「ラ・ブリュス」(1984年植樹)という古樹区画が残り、モンティニー=ス=シャティオンの「ル・ボワ・ド・バンソン」(25.12アール)は1956年に父ダニエル・タイエが植えた、畑内でも最古参の一角にあたる。
栽培では除草剤・化学肥料を用いず、有機物の投入と微生物の活性化によって土壌を生きた状態に保つことを重視する。「シュル・ル・グラン・マレ」の周辺には在来種のブナを600本植えるヴィティフォレストリーを実践し、土壌の生物活性や害虫制御、水資源の管理、気候の緩和、炭素の貯留、そして畑の景観そのものの多様化を図っている。こうした取り組みはVDC(持続可能なシャンパーニュ栽培)やHVE(高環境価値)の認証にも表れている。
| 総面積 | 5.75ha |
|---|---|
| 自社シャンパーニュ用途 | 4.15ha |
| 他メゾンへの供給面積 | 1.6ha(オーブ県) |
| 品種構成 | ピノ・ムニエ78%/ピノ・ノワール12%/シャルドネ12% |
| プレス機容量 | 4000kg×2基(2024年導入) |
| ル・ボワ・ド・バンソン区画面積 | 25.12アール |
| 瓶詰め後の熟成移行 | 15ヶ月でポワントへ |
醸造方針
2024年に導入した4000kg容量の空気圧式プレス2基により、区画ごとの精緻な搾汁と分画が可能になった。収穫直後の果汁は還元的に静置し、酸化を防ぎながら果実の香りをそのまま閉じ込める。醸造にはオーク樽の一部使用に加え、50hLのフードルや10〜25hLのステンレスタンクを併用し、区画やキュヴェごとの個性を活かす多様な仕込みを行う。濾過や低温処理は行わず、瓶詰め後15ヶ月が経過した時点でポワント(澱を下向きにする熟成)に移し、より繊細で長いオートリシスの時間を確保する。
アッサンブラージュは複数収穫年をブレンドする伝統的なコキュパージュを基本としながら、単一畑・単一収穫年のキュヴェも積極的に手がける。2016年10月に発表した単一区画キュヴェ「ル・ボワ・ド・バンソン」はその象徴であり、「安価な品種」と見なされがちなピノ・ムニエの価値を、高価格帯でも通用する形で示そうとする姿勢の表れである。2015年末にはエリック・タイエ自身が醸造顧問らとともにピノ・ムニエ振興団体「ムニエ・アンスティテュ」を設立し初代会長を務めるなど、栽培醸造家としての枠を超えてこの品種の地位向上に取り組んできた。
受賞歴・評価
ベタンヌ・エ・デセーヴ・ガイドでは2016年に「今年の発見」に選出され、翌2017年には3種のキュヴェが評価掲載を受けた。ムニエ一筋の姿勢と単一区画キュヴェへの挑戦が、専門家からも改めて評価された形である。
海外展開
主要な輸出先には日本やスイスが挙げられるとされ、単一品種・単一区画というスタイルは海外の飲み手にもムニエの新しい魅力を伝える窓口となっている。
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