Emile Paris / エミール・パリは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄です。
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目次

Emile Paris / エミール・パリ

Emile Paris

エミール・パリ

エミール・パリは、1884年創業の歴史を受け継ぎ2014年に復活したMAブランド。自社畑を持たず、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村々から仕入れた葡萄を、醸造の専門家に託して仕立てる、産地と技術の掛け合わせが持ち味のシャンパーニュだ。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Grande Montagne de Reims / グランド・モンターニュ・ド・ランス
村51380 Verzy / ヴェルジィ [Grand Cru]
所在地-
公式サイトhttps://champagne-emile-paris.com/
設立1884
製造業者種別MA
生産者表記ÉLABORÉ A PRUNAY PAR CUPERLY

商品更新情報

特徴・スタイル

エミール・パリのシャンパーニュは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村が育む骨格の強さを土台に、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ3品種を巧みに組み合わせて仕立てられる。黒ブドウ由来の赤い果実の甘やかな香りとトーストしたパンを思わせる香ばしさが折り重なり、口当たりはリッチで芯のある骨太な味わいにまとまるのが持ち味だ。ブリュットからロゼ、ブラン・ド・ブランまで複数のスタイルを揃えながらも、同じグラン・クリュ由来の果実味が一本の軸として通っている。

歴史・ブランドストーリー

1884年、エミール・パリその人が自らの名を冠したシャンパーニュブランドを興した。1891年には「Emile Paris & co」の名で確立され、当時のシャンパン化は、マルイユ=シュル=アイに構えた歴史あるメゾンの手に委ねられていたと伝わる。この体制はあくまで19世紀当時の一時的な取引であり、現在の製造体制とは関係がない。ブランドは1940年頃まで存続したとみられるが、第二次世界大戦後に商業活動は途絶えてしまう。長い沈黙を経て2014年、新たなオーナーのもとで「エミール・パリ」の名は再び蘇り、往時の名声を受け継ぐ形で歩みを再開した。

詳細

1884年創業のブランド名を受け継ぎ、2014年に新体制のもとで再始動したエミール・パリは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村から届く葡萄だけを頼りに造られる、自社畑を持たず、造り手に生産を委ねるMAブランドである。ヴェルジィ、ヴェルズネイ、マイィ=シャンパーニュ、ボーモン=シュル=ヴェルといったグラン・クリュ4村の栽培家から原料を仕入れ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの3品種を軸にキュヴェを組み立てている。

自社に醸造設備を持たない代わりに、実際のエラボラシオン(醸造)はプリュネに拠点を置くキュプルリィ社に託されている。畑を持たないブランドにとって、原料選びと醸造パートナーの技術力こそがスタイルを決定づける要であり、エミール・パリはグラン・クリュならではの果実の凝縮感を確かな醸造技術によってボトルへと結晶化させることを、ブランドコンセプトの中心に据えている。とりわけブラン・ド・ブランは、ヴェルジィとヴェルズネイのグラン・クリュ区画から選び抜いた葡萄のみを用いる、産地へのこだわりが色濃く表れる一本だ。

醸造方針

エミール・パリの醸造を担うキュプルリィ社は、グラン・クリュ産の葡萄が持つポテンシャルを最大限に引き出すことを軸に、ブリュット、ロゼ・ブリュット、ブラン・ド・ブラン、グランド・レゼルヴという4つのスタイルを手掛けている。いずれも黒ブドウと白ブドウの配合バランスを変えることで、赤い果実の厚みと柑橘の清涼感という、モンターニュ・ド・ランス由来の果実味の両面を描き分けているのが特徴だ。

ブランドの運営はPB SELECTION社が担い、原料調達から醸造委託までを一貫して管理する体制を敷く。自社畑を持たないブランドでありながら、産地とのつながりを軸に据えたものづくりを貫いている点に、エミール・パリという名の一貫した哲学がうかがえる。産地の個性を丁寧に汲み取りながら、確かな造り手の技術でボトルに落とし込む姿勢は、今後の展開でも変わらぬ軸であり続けるだろう。

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