Driant Valentin / ドリアン・ヴァランタンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Grauvesを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Driant Valentin / ドリアン・ヴァランタン

Driant Valentin

ドリアン・ヴァランタン

ドリアン・ヴァランタンは、コート・デ・ブランのグローヴを拠点に4代にわたり続く家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン、栽培から瓶詰めまで一貫生産する造り手)。グローヴとアイの畑を守りながら、繊細さとエレガンス、複雑性を兼ね備えたシャンパーニュを丁寧に紡いでいる。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
51190 Grauves / グローヴ [Premier Cru]
所在地4 IMPASSE DE LA FERME, 51190 Grauves (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-driant-valentin.com/
Mailcontact@champagne-driant-valentin.com
SNS@champagnedriantvalentin
Tel+33 (0)3 26 59 72 26, +33 (0)3 26 59 76 55(fax)
製造業者種別RM
生産者表記David DRIANT

商品更新情報

特徴・スタイル

ドリアン・ヴァランタンが目指すのは、繊細さとエレガンス、複雑性を兼ね備えたシャンパーニュ。畑と土壌への敬意を出発点に、キュヴェごとにシャルドネを軸としながらピノ・ノワールやピノ・ムニエの配合比率を変え、瓶熟成は36か月から60か月、ミレジムものでは120か月以上と、時間をかけてじっくり熟成させる。ドサージュ量も0〜23g/Lまで幅を持たせ、キュヴェごとの個性を丁寧に描き分けている。1951年植樹の名区画「レ・グランド・リュエル」のブドウは、砂岩製アンフォラで14か月かけて醸されるコトー・シャンプノワ・ブランにも姿を変える。

歴史・ブランドストーリー

始まりは1920年、エミール・ドリアンが畑とドメーヌを興したことに遡る(一部のガイド・アシェットでは1924年創業とも記載される)。1951年には、当主デイヴィッドの祖父筋にあたるピエール・ヴァランタンが名区画「レ・グランド・リュエル」を植樹。ドリアン家とヴァランタン家、二つの家系が結びついたことが「Driant-Valentin」という名の由来になっている。 経営は1972年に3代目ジャック・ドリアンへ、2000年には4代目デイヴィッド・ドリアンへと引き継がれた。デイヴィッドは2018年に新セラーを整備し、数量限定の「Cuvées Confidentielles」シリーズを立ち上げるなど、伝統を守りながら新たな挑戦を重ねている。次代を担う5代目としては、息子のルイが後継の準備を進めており、100年を超える家族の物語は今も続いている。

詳細

ドリアン・ヴァランタンは、コート・デ・ブランに位置するグローヴを本拠に、自社畑での栽培から瓶詰めまでを一貫して手がけるRM(レコルタン・マニピュラン)。経営母体はSARL Driant-Valentinで、現当主デイヴィッド・ドリアンが代表を務めている。畑と土壌を尊重し、時間をかけてワインを育てることを哲学の軸に据え、繊細さ・エレガンス・複雑性を兼ね備えたシャンパーニュ造りに取り組んでいる。

自社畑は現在7〜8ha程度で、公式サイトでは「7haを超える」と紹介され、8haとする資料もある。中心となるのはグローヴのプルミエ・クリュ畑だが、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのグラン・クリュ、アイにも区画を保有しており、性格の異なる二つの産地のブドウを組み合わせられる点が強みになっている。品種はシャルドネを中心に、ピノ・ノワールとピノ・ムニエも使用し、キュヴェごとに配合比率を変えて造り分けている。

自社畑の面積は、Guide Hachette des Vinsの年度別記載を追うと1990年代後半から2006年版にかけて5.5ha、2008〜2011年版で6ha、2013〜2014年版で6.5haと年々拡大しており、現在の7〜8ha程度という規模は、この拡大傾向の延長線上にあるといえる。

なかでも重要な区画が、1951年にピエール・ヴァランタン(現当主デイヴィッドの祖父筋にあたる人物)が植樹した「レ・グランド・リュエル」。この区画のシャルドネは、後述するコトー・シャンプノワ・ブランの原料となっている。現当主デイヴィッド・ドリアンが指揮を執り、栽培から醸造までを一貫した体制で手がけている。

栽培・生産データ
自社畑面積7〜8ha程度
主要品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
瓶熟成期間36〜60か月(ミレジムは120か月以上)
デゴルジュマン後の休息期間3〜9か月
ドサージュ量0〜23g/L
コトー・シャンプノワ・ブランの醸造期間14か月(アンフォラ)
新セラー整備2018年

醸造方針

キュヴェごとに配合比率、瓶熟成期間、デゴルジュマン後の休息期間、ドサージュ量を変えて造り分けているのが特徴。瓶熟成は36か月から60か月まで幅を持たせ、ミレジム系のキュヴェでは120か月以上と長期にわたって瓶内熟成させる。デゴルジュマン後も3〜9か月の休息期間を設け、ワインの状態を落ち着かせてから出荷する。ドサージュ量も0〜23g/Lと幅広く、辛口から穏やかな甘みを持つスタイルまで、キュヴェごとに個性を描き分けている。この作り分けにより、辛口ですっきりとしたタイプから、まろやかな余韻を持つタイプまで、幅広いスタイルのシャンパーニュがラインナップに揃う。

レ・グランド・リュエル産のシャルドネを使ったコトー・シャンプノワ・ブランは、砂岩製のアンフォラで14か月かけて醸される。2018年には新セラーを整備し、数量限定の「Cuvées Confidentielles」シリーズの生産体制を築いた。

受賞歴・評価

Guide Hachette des Vinsでは、複数年度にわたり「coup de cœur(コウ・ド・クール)」および二つ星の評価を獲得。「coup de cœur」はワイン専門家が薦める銘柄に与えられる評価であり、複数年度にわたる選出は、一貫した造りの評価を物語っている。2012年版・2013年版では2年連続でコウ・ド・クールを受賞するなど、長年にわたり安定した評価を得ている。Terre des Vins誌では、ブラン・ド・ブラン系のキュヴェが金メダルを受賞した実績もある。

キュヴェ名称は2019年以降に刷新され、かつての「Brut 1er cru」「Extra-brut Grande Réserve」といった一般的な名称から、「l'Harmonie」「l'Origine Grande Réserve」「l'Excellence」「la Passion」といったブランド名へと改称されている。評価の背景には、畑ごとの個性を大切にしながら手間を惜しまず醸造に向き合う姿勢がある。

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