Doquet Jeanmaire / ドケ・ジャンメールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vertusを本拠とする一族経営の生産者協同組合の銘柄です。
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目次

Doquet Jeanmaire / ドケ・ジャンメール

Doquet Jeanmaire

ドケ・ジャンメール

ドケ・ジャンメール(Doquet Jeanmaire)は、コート・デ・ブラン随一のシャルドネの村、ヴェルテュを拠点とする栽培醸造家元詰めのメゾンです。単一区画・長期熟成の「キュヴェ・クール・ド・テロワール」など、テロワールを深く映すシャンパーニュを手がけています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51130 Vertus / ヴェルテュ [Premier Cru]
所在地44 chemin du Moulin de la Cense Bizet, 51130 Vertus (Google Maps)
公式サイト-
Mailinfo@champagne-doquet-jeanmaire.com
Tel+33 (0)3 26 52 16 50, +33 (0)3 26 59 36 71(fax)
製造業者種別SR
関連銘柄familygroup

商品更新情報

特徴・スタイル

ラインナップは、日常の食卓に寄り添う「カルト・ドール」「トラディション」「レゼルヴ」「ロゼ」といったスタンダード系と、単一区画・ヴィンテージのブラン・ド・ブラン「キュヴェ・クール・ド・テロワール」の二本柱で構成されます。 後者はビオロジック栽培の区画から生まれ、ステンレスタンクとバリックでの発酵を組み合わせたのち、澱とともに72〜144ヶ月という長期熟成を経て出荷される、じっくり時間をかけた造りが持ち味です。シャルドネ主体らしいミネラル感のなかに、長期熟成による複雑な風味が重なります。

歴史・ブランドストーリー

物語は1974年、ヴィニュロンのミシェル・ドケとニコル・ジャンメールの結婚に始まります。ふたつの栽培家系がひとつに結ばれたことで生まれたのが、両家の名を冠するこのメゾンです。ニコルの生家は地域で長い歴史を持つワイン一族で、父方の親類にあたる栽培家がル・メニル=シュル=オジェで1933年に自らの手で最初のキュヴェを仕込んだと伝わり、一族の畑仕事の記憶はさらに一世代さかのぼります。 夫妻の跡を継いだ息子パスカル・ドケは、2001年に除草剤の使用をとりやめる決断を下し、化学農薬に頼らない栽培への転換を進めました。この決断は、のちのビオロジック栽培へとつながる大きな布石として、メゾンの歴史に刻まれています。

詳細

自社畑はコート・デ・ブランに点在する39区画、合計10.30haに及びます。中核となるのは、グラン・クリュのル・メニル=シュル=オジェと、拠点であるヴェルテュ、ベルジェール=レ=ヴェルテュ、モン・エメといったプルミエ・クリュの畑で、加えてペルトワ地区のバシュエ=バシュにも区画を持ちます。平均樹齢は28年、品種はシャルドネが10.15ha、ピノ・ノワールが0.15haとほぼシャルドネに特化した構成です。39区画・10.30haという数字は、区画あたり平均0.26haほどの小さな畑を丁寧に管理していることを示しています。グラン・クリュとプルミエ・クリュの畑を併せ持つ構成は、単一の格付けに偏らない多層的なシャルドネ表現を可能にしています。

運営形態は「Société de Récoltants(SR)」、複数の栽培家が共同出資する生産者法人で、購入原酒に頼らず自社で栽培した葡萄だけを醸造・元詰めしています。2001年に除草剤の使用をやめて以来、除草剤に頼らない栽培はメゾン全体の基本方針となり、単一区画のビオロジック栽培はその延長線上にあります。

栽培・生産データ
自社畑面積10.30ha
区画数39区画
平均樹齢28年
品種構成シャルドネ10.15ha/ピノ・ノワール0.15ha
年間出荷本数約100,000本

醸造方針

主力キュヴェ「カルト・ドール」は、ペルトワ地区の樹齢30年ほどの区画で収穫したシャルドネ100%を、ステンレスタンクとバリックを使い分けて一次発酵させます。マロラクティック発酵を経たのち澱とともに36ヶ月熟成し、デゴルジュマン後もさらに3ヶ月以上瓶内で落ち着かせてから出荷される、手間を惜しまない造りです。

一方、単一区画・ビオロジック栽培から生まれる「キュヴェ・クール・ド・テロワール」は、マロラクティック発酵をあえて行わず、果実由来の酸をそのまま活かします。75%をステンレスタンクで6ヶ月(うち3ヶ月は澱と接触)、残り25%をバリックで6ヶ月かけて毎日バトナージュを施しながら発酵させたのちにブレンドし、瓶詰め前にフードルで短期間休ませます。澱とともに72〜144ヶ月という長期にわたって瓶内熟成させる区画由来のブラン・ド・ブランで、何十年も前のヴィンテージが今も市場に姿を見せることがあるほど、時間を味方につけた造りを貫いています。日常づかいの「カルト・ドール」に対し、「キュヴェ・クール・ド・テロワール」は熟成に長い時間を投じる一点集中型のキュヴェとして、対照的な二つの顔をメゾンに与えています。

コトー・シャンプノワ

シャンパーニュに加えて、単一区画「ラ・バール」から生まれるコトー・シャンプノワ(非発泡のスティルワイン)「ヴェルテュ・ルージュ」もラインナップに加わります。プルミエ・クリュの畑を通じて、泡だけでないヴェルテュのテロワールの一面を伝える一本です。自社畑だけで造る姿勢を貫きながら、日常のスタンダードから長期熟成の特別キュヴェ、そして非発泡のスティルワインまでを手がける懐の深さが、このメゾンの個性です。

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