Dominique Derain / ドミニク・ドゥランは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄です。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Dominique Derain / ドミニク・ドゥラン

Dominique Derain

ドミニク・ドゥラン

ドミニク・ドゥランは、ブルゴーニュでビオディナミを実践してきた造り手が、シャンパーニュの生産者ヴァル・フリゾンと手を組んで生まれたコラボレーションのブランドです。コート・デ・バールのヴィル=シュル=アルスで育つブドウを旧樽で醸し、糖を加えずに仕上げます。産地の枠を越えた自然派の共作です。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Barséquanais / バルセカネ
村10110 Ville-sur-Arce / ヴィル=シュル=アルス
所在地-
公式サイト-
設立2012
製造業者種別MA

商品更新情報

特徴・スタイル

ドミニク・ドゥランのシャンパーニュは、ブドウそのものの味わいをできるだけ素通しで届けようとする造りです。培養酵母を加えず、その土地に生きる野生酵母に任せて自然に発酵させ、使い込まれた228Lと500Lの旧樽で醸します。香りを付けるための新樽ではなく、あえて役目を終えた樽を選ぶのは、風味を足すのではなく、空気とゆっくり触れ合わせるためです。 仕上げに甘みを補うドサージュも行いません。糖という化粧を落とした分だけ、ブドウと土地の個性が輪郭そのままに立ち上がります。飾り立てない造りだからこそ、造り手の姿勢がまっすぐ伝わります。

歴史・ブランドストーリー

物語は、シャンパーニュではなくブルゴーニュから始まります。樽職人だったドミニク・ドゥランは1988年、妻カトリーヌとともにサン=トーバン村に畑を買い、自らのドメーヌを立ち上げました。以来、ビオロジックとビオディナミを一貫して実践し、ブルゴーニュにおける自然派栽培の先駆者として知られる存在になります。 転機は2012年でした。コート・デ・バールのヴィル=シュル=アルスで無補糖のシャンパーニュを造るヴァル・フリゾンと意気投合し、「真正で独創的な風味」を求めた共作としてキュヴェ「シュット・リーブル(Chut Libre)」の初ヴィンテージが生まれます。2019年にはブルゴーニュのドメーヌ経営を後進へ託しています。

詳細

ドミニク・ドゥランは、シャンパーニュ地方に自社の畑や醸造所を構える造り手ではありません。本拠地はブルゴーニュのサン=トーバン村で、1988年にドミニクとカトリーヌのドゥラン夫妻が畑を取得して立ち上げたドメーヌを軸に、長くビオロジックとビオディナミによるワイン造りを続けてきました。樽職人からワイン造りに転じた経歴を持ち、ブルゴーニュにおける自然派栽培の先駆けの一人として名を知られています。

その名がシャンパーニュの世界に現れるのは、コート・デ・バール地区のヴィル=シュル=アルスに拠点を置くヴァル・フリゾンとの共作を通じてです。ヴィル=シュル=アルスはシャンパーニュ地方の南端に位置し、オートル・クリュに格付けされる、ピノ・ノワールの栽培が盛んな村です。ブドウはこの村の畑から供給され、2003年に有機栽培へ転換し2007年に認証を取得した畑が母体となっています。二つのドメーヌに共通するのは、土地の力を信じて人の介入を最小限にとどめるという姿勢です。

生産データ
初ヴィンテージ2012年
品種構成ピノ・ノワール約70%/シャルドネ約30%
醸造容器228L・500Lのバリック(旧樽)
熟成期間瓶内二次発酵後 最低18ヶ月
ドサージュなし(ブリュット・ナチュール)

醸造方針

醸造は、ブルゴーニュで培われた自然派の作法をそのままシャンパーニュに持ち込んだものです。培養酵母を添加せず、ブドウとセラーに元から存在する野生酵母による自発的な発酵に委ね、発酵と熟成には使用済みの228Lおよび500Lのバリックを用います。新樽ではなく旧樽を選ぶのは、木由来の香りを強く付けずに、樽が持つわずかな通気性を生かしてワインをゆっくりと成熟させるためです。

瓶詰め後は瓶内二次発酵を経て、最低18ヶ月の熟成期間を置いてからデゴルジュマンを行います。仕上げのリキュールで甘みを補うドサージュは行わず、ブリュット・ナチュールとしてリリースされます。糖による調整を行わない造りは、ブドウの出来と熟成の精度がそのまま味わいに出るため、原料と工程の両方に確かさが求められる選択でもあります。

産地を越えた共作という成り立ち

このシャンパーニュは、ブルゴーニュの造り手とシャンパーニュのグロワーが対等に手を組んだ点に特徴があります。ヴァル・フリゾンは旧樽での醸造と無補糖でのリリースを身上とする造り手で、共作にもその作風が色濃く映し出されています。2019年、ドミニク・ドゥランはブルゴーニュのドメーヌの経営を後進に譲りましたが、産地の垣根を越えて生まれたこの一本は、彼の名とともに語られ続けています。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集