Dominique Boulard / ドミニク・ブラールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、La Neuville-aux-Larrisを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Dominique Boulard / ドミニク・ブラール

Dominique Boulard別名:Dominique Boulard et Filles

ドミニク・ブラール

ドミニク・ブラールは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのラ・ヌーヴィル=オー=ラリで家族の畑を受け継ぎ、2009年にゼロから興した独立系メゾン。栽培から醸造、瓶詰めまでを一貫して手掛け、収益性よりも品質と個性を重んじる「本物であることの証」を体現するシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Droite / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワ
51480 La Neuville-aux-Larris / ラ・ヌーヴィル=オー=ラリ
所在地13 place du Général de Gaulle, 51480 La Neuville-aux-Larris (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-dominique-boulard.fr/
Mailcontact@champagnedominiqueboulard.com
SNS@champagnedominiqueboulard
Tel+33 (0)3 26 51 46 31, +33 (0)9 65 38 40 68(fax)
製造業者種別NM
インポーター有限会社ヌーヴェル・セレクション

商品更新情報

特徴・スタイル

ドミニク・ブラールが掲げるのは、量よりも個性、効率よりも品質を優先する「本物の独自性」という哲学だ。多くのキュヴェはマロラクティック発酵を経て、酸の際立つ若いワインを丸みのある安定した味わいへと仕上げる。一方でロゼだけはあえて発酵を行わず、赤ワイン仕込み用の槽でじっくりと醸すことで、みずみずしい果実味を守り抜く。 シャルドネを軸にしたアッサンブラージュでは、熟したドライフルーツや柑橘を思わせる香りに、長く続く余韻が重なり、家族経営ならではの手仕事の温もりが感じられる仕上がりとなっている。

歴史・ブランドストーリー

ラ・ヌーヴィル=オー=ラリでの葡萄栽培は、家族の記録によれば1792年まで遡る。ドミニク・ブラール氏は、小規模な栽培農家だった祖父母ジュリアン・シルヴィ夫妻、そして父レイモン・ブラール氏のもとで幼い頃から畑仕事に親しみ、家業を肌で学んで育った。 その後ブルゴーニュ・ボーヌで修業を積み、クリュやテロワール、クロといった概念に触れたことが、独自性を追求する醸造姿勢の礎となる。父の代のメゾンは2010年の世代交代を機に複数のブランドへと分かれ、ドミニク・ブラール氏は2009年、家族が築いてきた遺産を土台にしながらも「ゼロから」自らのメゾンを興した。 現在は娘婿のニコラ・リマール氏とともに、栽培から醸造、販売までを一貫して手掛ける体制を築いている。

詳細

ドミニク・ブラールは、シャンパーニュ地方ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ドロワに位置するラ・ヌーヴィル=オー=ラリを本拠とする家族経営のメゾンで、屋号は「Dominique Boulard et Filles」。この地での葡萄栽培そのものは1792年まで遡る家族の記録が残っており、2009年の創業は、その長い蓄積の上に、家族が築いてきた遺産を土台にしながらも「ゼロから」築き上げられたものだ。現在は創業者と娘婿のニコラ・リマール氏が力を合わせて経営にあたり、栽培から醸造、販売までを自らの手で一貫して手掛ける体制を貫いている。

自社畑は3〜3.5haで、ラ・ヌーヴィル=オー=ラリを中心に、キュシュリー、ベルヴァル=ス=シャティオン、アモー・ド・パラディの各テロワールに区画を持つ。本拠地のラ・ヌーヴィル=オー=ラリ区画は南向きの急斜面にあり、標高242mという好条件から日照に恵まれている。品種構成はムニエが70%を占め、シャルドネ20%、ピノ・ノワール10%を組み合わせ、土壌はシレックス・白亜・粘土石灰岩、樹齢は25〜60年に及ぶ。

ピノ・ノワール用の区画はモンターニュ・ド・ランス地区のマイィ=シャンパーニュ(グラン・クリュ)に所在する。白亜質の下層土壌がこの品種の骨格と丸みを育み、品種構成はピノ・ノワール80%、後年に植えられたシャルドネ20%を組み合わせる。シャルドネはワインにしなやかさを添える役割を担い、土壌は白亜・砂・レス・砂礫岩、平均樹齢は35年に達する。

栽培データ
自社畑面積3〜3.5ha
ラ・ヌーヴィル=オー=ラリ区画 標高242m
同区画 品種構成ムニエ70%/シャルドネ20%/ピノ・ノワール10%
同区画 樹齢25〜60年
マイィ=シャンパーニュ区画 品種構成ピノ・ノワール80%/シャルドネ20%
同区画 平均樹齢35年

醸造方針

アルコール発酵を終えたワインは、ロゼ・ド・マセラシオンを除くすべてのキュヴェでマロラクティック発酵を経て、酸味の際立つ若いワインをまろやかで安定した酒質へと導かれる。ロゼ・ド・マセラシオンのみはフレッシュさを保つためマロラクティック発酵を行わず、赤ワイン専用の醸造槽で長時間かけて丁寧に醸す、手間のかかる製法を採用している。春にはデブルバージュ(澱引き)とアッサンブラージュを行い、瓶詰めの際にリキュール・ド・チラージュを添加して瓶内二次発酵を促す。

圧搾には柔軟膜式の空気圧プレス機を、発酵・貯蔵にはステンレス製の醸造槽を用いる。瓶詰め後は地下セラーへと移され、適度な湿度と年間を通じて11℃に保たれた定温環境のもと、瓶内でゆっくりと熟成が進む。

栽培哲学の背景

創業者はブルゴーニュ・ボーヌでの修業を通じて、クリュやテロワール、クロといった概念に触れ、これが独自性を追求する栽培・醸造姿勢の礎となった。父の代のメゾンは2010年の世代交代を機に複数のブランドへ分かれ、ドミニク・ブラールはその一つとして独立した歩みを進めている。小規模な栽培農家だった祖父母や父のもとで育った経験は、畑に対する丁寧な向き合い方として今も受け継がれている。畑ごとの個性を丁寧に見極め、収益性よりも品質、量よりも個性を重んじる姿勢は、創業から一貫して守られている。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌとモンターニュ・ド・ランスという性格の異なる二つの地区に自社畑を持つことは、ムニエが生むフルーティーで親しみやすい果実味と、ピノ・ノワールが支える骨格や丸みを、ひとつのメゾンの中で両立させる土台となっている。少量生産だからこそ可能な、畑一つひとつへの丁寧な目配りが、このメゾンの一貫した個性を支えている。シャルドネを軸としたアッサンブラージュでは、成熟感のあるドライフルーツやシトラスを思わせる香りに、長く続く余韻が重なるスタイルに仕上がる。

ムニエを主体とする本拠地の畑と、ピノ・ノワールが力強さを担うグラン・クリュの畑。この対照的な二つの個性を組み合わせることで、ドミニク・ブラールは果実味豊かでありながら骨格のあるシャンパーニュづくりを実践している。

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