Crété Chamberlin / クレテ・シャンベルランは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Moussyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Crété Chamberlin / クレテ・シャンベルラン

Crété Chamberlin

クレテ・シャンベルラン

クレテ・シャンベルランは、1683年から続くシャンパーニュ最古級の栽培家系が営むRM(レコルタン・マニピュラン)。ムーシーを拠点に11村・8haの自社畑をパーセル単位で仕込み分け、シャルドネとムニエを主軸にしたテロワール表現を追求する家族経営メゾンです。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
村51530 Moussy / ムーシー
所在地-
公式サイトhttps://www.cretechamberlin.com/
SNS@champagnecretechamberlin
設立1683
製造業者種別RM
インポーターYuka Selections

商品更新情報

特徴・スタイル

クレテ・シャンベルランが掲げる哲学は「すべては畑から始まる」。有機やビオディナミ的な発想を大切にしながらも特定の認証にはこだわらず、区画ごとに草生栽培と耕起を使い分け、その年の気候だけを判断基準とする柔軟な栽培を実践します。醸造は野生酵母による一次発酵を基本とし、亜硫酸の添加は最小限に抑制。84を超える区画をひとつひとつ別々に仕込むことで、土地ごとの個性を丁寧に拾い上げます。近年は大型のオーク樽(フードル)も導入し、シャルドネの伸びやかな酸とムニエの果実味が調和した、繊細で奥行きのある味わいを追求しています。

歴史・ブランドストーリー

クレテ・シャンベルランのルーツは1683年、シャンパーニュ地方でも屈指の古さを誇るクレテ家の畑作業にまで遡ります。現当主マチュー&ブランディーヌ・クレテ兄妹は、栽培家として15代目、独立醸造家としては8代目にあたり、一族はおよそ340年にわたって同じ土地でブドウと向き合ってきました。自らのシャンパーニュ醸造を始めたのは1887年のことです。 1960年代には先々代のロラン・クレテが、複数の黒ブドウ品種をブレンドするロゼ・シャンパーニュ造りの先駆者の一人となり、以来ロゼは商品構成に欠かせない存在となりました。屋号はかつて「ドミニク・クレテ・エ・フィス」を名乗っていたが、父ドミニクから息子マチューと娘ブランディーヌへの継承を機に、2020年、マチューの主導で「クレテ・シャンベルラン」へと屋号を刷新し、事業を再構築しました。

詳細

クレテ・シャンベルランは、コート・デ・ブラン、コトー・シュッド・デペルネ、ヴァレ・ド・スュルメランという3つの異なるテロワール地区にまたがる8haの自社畑を所有し、84〜88の区画に細かく分かれています(記録により数に幅があります)。

コート・デ・ブランでは、グラン・クリュ格付のル・メニル=シュル=オジェ、オジェ、アヴィーズと、プルミエ・クリュ格付のキュイ、ヴィルヌーヴ=レンヌヴィル=シュヴィニーに畑を構え、白亜質土壌ならではのミネラル感を宿すシャルドネを育てます。一族発祥の地であり現在の本拠地でもあるムーシーを中心とするコトー・シュッド・デペルネでは、ピエリー、ヴィネ、ブリュニー=ヴォダンクールの白亜質粘土主体の土壌がブドウに厚みを与え、石灰岩と泥灰質土壌のヴァレ・ド・スュルメランでは、ボルヌ=アン=ブリの畑が独自の骨格を加えます。

樹齢は平均60年に達し、大部分は選抜穂木による自根栽培(マサル・セレクション)で植えられた樹齢100〜120年の古樹に由来します。品種構成はシャルドネとピノ・ムニエがほぼ同量を占め、ピノ・ノワールはわずか2%にとどまります。栽培においては特定の認証やドグマにこだわらず、区画ごとに草生栽培と耕起を使い分け、その年の気候条件だけを判断基準とする柔軟な姿勢を貫いています。

運営は現当主の兄妹が分担する体制をとります。マチューはシェフ・ド・カーヴとして醸造全体を統括し、なかでもシャルドネへの強い関心を醸造方針に反映させています。姉のブランディーヌは畑仕事に携わりながら経営面を担い、兄妹二人三脚でメゾンを支えています。

栽培データ
自社畑面積8ha
区画数84〜88区画
保有コミューン数11村
平均樹齢60年
品種構成シャルドネ・ピノ・ムニエでほぼ同量、ピノ・ノワール2%
澱との接触期間(通常キュヴェ)最低2.5年
澱との接触期間(ヴィンテージ)約5年

醸造方針

収穫したブドウは空気圧式のプレス機で搾汁され、果汁は重力を利用して移送されます。一次発酵には野生酵母を用い、マロラクティック発酵は必須とせず、その年の状態に応じて自然に任せます。亜硫酸の添加は必要最小限にとどめられています。

84〜88に及ぶ区画はそれぞれ個別に醸造され、複数区画をまとめたアッサンブラージュと、単一区画(モノクリュ)ボトリングの両方に用いられます。発酵容器は当初ステンレスタンクのみだったが、近年は大型のオーク樽(フードル)を導入し、今後のヴィンテージ・キュヴェへの使用が予定されています。澱との接触期間は全キュヴェで最低2.5年を確保し、ヴィンテージものはその倍程度の期間をかけて熟成させます。

コレクション構成

クレテ・シャンベルランのラインナップは、テロワールを軸とした3つのコレクションで構成されます。クレテ家に伝わる古典的なアッサンブラージュを現代的に再構築した「1683」コレクションは、平均樹齢50年のブドウを用いた歴史的な一群です。コート・デ・ブランのプルミエ・クリュおよびグラン・クリュ産シャルドネのみを用いる「CDB」コレクションは、父ドミニクと娘ブランディーヌの共作の精神と、シャルドネへの愛情を表現したラインとされます。さらに、傑出したヴィンテージにのみ限定生産される探究的なライン「アロマネサンス」も擁します。

畑の一区画「レ・マゾー(Les Mazaux)」は土地台帳に記された名称で、コート・デ・ブランのなかでも最も遅くまで収穫作業が続く区画とされます。灼熱の陽射しの下で身をかがめながら作業を続ける様子から名付けられたと伝わり、こうした畑ひとつひとつへのまなざしは「すべては畑から始まる」という一族の標語にも通じています。

評価

ゴ・エ・ミヨのガイドでは、コート・デ・ブラン産シャルドネを核としたキュヴェから、クレテ家に伝わる伝統的なアッサンブラージュまで、複数のキュヴェが継続して高得点を獲得しており、レンジ全体を通じた品質の安定感が評価されています。特定の年やキュヴェに偏らない安定した評価は、家族経営ならではの丁寧な仕込みを裏付けています。

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