目次
Clément & Fils
クレモン・エ・フィス
基本情報
| 地区 | Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン |
| 村 | 51270 Congy / コンジー |
| 所在地 | 15 Rue des Prés, 51270 Congy (Google Maps) |
| 公式サイト | https://champagneclementetfils.com/ |
| SNS | @champagneclementetfils |
| Tel | +33 (0)3 26 59 31 19, +33 (0)3 26 59 22 63(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | アドヴィス株式会社 |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
クレモン・エ・フィスは、コート・デ・ブランとコート・ド・セザンヌを結ぶヴァル・デュ・プティ・モラン地区のコンジー村を拠点に、4代にわたって歩みを重ねてきた家族経営のドメーヌである。栽培から醸造、瓶詰めまでをすべて自らの手で行うレコルタン・マニピュラン(栽培醸造家)として、現当主オレリアン・クレモンのもとでシャンパーニュ造りを続けている。自社畑はコンジーとコワザール=ジョッシュの2村にまたがるほか、遠く離れたコート・デ・バールのレ・リセにも区画を持ち、異なるテロワールに由来するシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエというシャンパーニュの主要3品種を、すべて自社栽培でまかなう体制を整えている。
畑の土壌は粘土質で、石灰質の母岩の上にフリントを豊富に含んだ層が厚く重なる。粘土がワインに丸みとコクを与え、チョークの母岩がミネラル感と塩味を思わせる輪郭を刻むという、対照的な性格の組み合わせが持ち味だ。ヴァル・デュ・プティ・モランは、ブリー・シャンプノワーズとシャロン台地の高低差が生んだ地形で、プティ・モラン川の水源であるサン・ゴン湿地帯に面している。傾斜は比較的緩やかで、起伏に富んだ田園風景がひろがるこの一帯に、ドメーヌの畑は点在している。この起伏が生む緩やかな傾斜と、フリントを含む水はけのよい土壌が、健全なブドウ栽培を支えている。
コンジーの主要区画レ・コルナンボー(Les Cornambeaux)は1961年に植樹された0.6026haの畑で、樹齢60年を超える古木からシャルドネ100%の果実を得る。単一区画キュヴェの原料となっており、区画ごとの個性を丁寧に見極める姿勢がうかがえる。こうした一区画ごとの丁寧な管理が、ドメーヌ全体の品質基準を支えている。
栽培では除草剤や殺虫剤に頼らず、被覆植物の播種や不耕起といった土壌への負荷を抑える取り組みを続けてきた。被覆植物は土壌の保水力や微生物相を保つ役割を担い、不耕起は土壌構造や既存の生態系を守る狙いがある。その結果、畑には希少な在来の野生植物種が戻りつつあることが確認されており、ワスレナグサ(ミオソティス)やアドニス・アンヌアなど、その一部の種名をキュヴェ名に採用している。こうしたキュヴェ名の付け方は、単なる商品名ではなく、畑の生態系そのものを物語る手段になっている。2020年からは有機栽培への転換を進めており、2023年にはマルヌ県内の畑で、2025年には全体で有機認証を取得したとされる。こうした土づくりの積み重ねが、コンジーの畑ならではの個性をワインに映し出す土台となっている。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 自社畑面積 | 6.5ha |
| ヴァル・デュ・プティ・モラン(コンジー、コワザール=ジョッシュ) | 5.5ha |
| レ・リセ(コート・デ・バール) | 1ha |
| 主要区画レ・コルナンボー面積 | 0.6026ha |
| 主要区画植樹年 | 1961年 |
| 自社圧搾機容量 | 4000kg(1マルク) |
| 圧搾サイクル | 2時間に1回 |
醸造方針
自社畑のブドウを自ら圧搾できる体制は、レコルタン・マニピュランとして品質を最初の工程から管理できることを意味している。収穫後の瓶詰めからルミュアージュ(動瓶)、デゴルジュマン(澱抜き)、アビヤージュ(ラベリング)まで、瓶周りの全工程を手作業で行っており、一本一本の状態を見極めながら仕上げる姿勢を貫いている。圧搾には1958年にアンリ・ブリュルフェールが導入した伝統的な圧搾機を今も使用しており、容量4000kg、1マルクと呼ばれるシャンパーニュ地方の伝統的な圧搾単位を守りながら、村内で稼働する同世代の圧搾機としては最後の1台となっている。2017年には新たに傾斜盤式の圧搾機を増設し、2時間ごとに1回という圧搾サイクルを実現。収穫直後のブドウ果汁の鮮度を保つ工夫が凝らされている。単一区画キュヴェ「レ・コルナンボー」は、シャンパーニュ地方の伝統的な205Lの樽(ピエス・シャンプノワーズ)で醸造される。こうした手仕事の積み重ねが、伝統に根差しながらも土地の個性を映し出す、クレモン・エ・フィスならではのシャンパーニュを生み出している。
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La Godarde Blanc de Noirs / ラ・ゴダルド・ブラン・ド・ノワール
Myosotis Champêtre / ミオソティス・シャンペトル