Christian Etienne / クリスチャン・エティエンヌは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Meurvilleを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Christian Etienne / クリスチャン・エティエンヌ

Christian Etienne

クリスチャン・エティエンヌ別名:クリスチャン・エチエンヌ

クリスチャン・エティエンヌは、コート・デ・バールの村ムールヴィルに根を張る家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウのみで醸造する生産者)。当主がブルゴーニュで培ったオーク樽熟成の技が、複雑で奥行きのある味わいのシャンパーニュを生み出します。

基本情報

地区Côte des Bar / コート・デ・バール
- Bar-sur-Aubois / バール・シュル・オウボワ
村10200 Meurville / ムールヴィル
所在地12 rue de la Fontaine, 10200 Meurville (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagnechristianetienne.com/
Mailchampagnesperance@orange.fr
SNS@champagnechristianetienne
Tel+33 (0)3 25 27 46 66, +33 (0)3 25 27 45 84(fax)
設立1970
製造業者種別RM
インポーター株式会社オーレジャパン
生産者表記EARL DOMAINE DE L'ESPERANCE

商品更新情報

特徴・スタイル

クリスチャン・エティエンヌのシャンパーニュは、柑橘や白い花を思わせる爽やかな香りと、オーク樽熟成がもたらす厚みのある口当たりを併せ持つのが持ち味です。フレッシュな骨格のキュヴェは食前酒にぴったりの軽やかさを備え、樽で丁寧に育てられた上級レンジはシルキーでコクのある余韻が長く続きます。 ピノ・ノワールの比率が高いキュヴェは特に複雑味が豊かで、魚介やフォアグラなど食事とともに楽しむのに向いています。派手さより、テロワールと造り手の手仕事がじんわりと伝わる味わいが魅力です。

歴史・ブランドストーリー

1978年、クリスチャン・エティエンヌとアンヌ・エティエンヌ夫妻が両親からドメーヌを引き継ぎ、コート・デ・バールの村ムールヴィルでシャンパーニュ生産者としての歩みを始めた。創業年を1970年とする記録も残るが、公式サイト・外部資料はいずれも夫妻による本格的な引き継ぎを1978年としており、本稿では両方の記録を併記する。ドメーヌ名「Domaine de l'Espérance」には「希望」の意が込められている。 クリスチャンは1980年にレコルタン・マニピュランの資格を取得し、自社ラベルでの醸造・熟成を開始した。若き日にはブルゴーニュ地方ボーヌへ渡り、オーク樽での醸造・熟成技術を学んだという。この経験は今なお彼のワイン造りの核であり、シャルドネをフランス産オーク・フードルで、ピノ・ノワールをステンレスタンクで別々に醸造してアッサンブラージュする独自の手法に息づいている。「シャンパーニュは希望のワイン」というクリスチャンの言葉どおり、家族の想いを受け継いだドメーヌは、テロワールを尊重した伝統製法を守り続けている。

詳細

クリスチャン・エティエンヌは、屋号E.A.R.L. Domaine de l'Espéranceとして、コート・デ・バール地区のムールヴィルを拠点とする家族経営のドメーヌです。クリスチャン・エティエンヌとアンヌ・エティエンヌ夫妻が中心となり、栽培からブドウの搾汁、醸造、熟成、瓶詰めまでを自社で一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウのみを用いて醸造・出荷まで行う生産者区分)として、ヴィニュロン・アンデパンダンに加盟しています。ヴィニュロン・アンデパンダンは、栽培から醸造までを一貫して手がける独立系生産者が集まる組織で、加盟は大量生産に頼らない小規模ドメーヌとしての矜持を示しています。

自社畑はコート・デ・バールの中心部に位置し、ムールヴィルと隣接するバール・シュル・オウボワ地区の村にまたがる約10ha規模で、家族の手により丁寧に管理されています。単一の大区画ではなく複数の区画に分かれて所有されているため、区画ごとの熟度や個性を見極めながら収穫時期を細かく調整できるのが強みです。ブドウ栽培から醸造・熟成・瓶詰めまでを外部委託せずすべて自社で完結させる姿勢は、テロワールをそのままボトルに閉じ込めたいという夫妻の思いの表れといえます。主要な栽培・生産データは以下の通りです。

栽培・生産データ
項目数値
自社畑面積約10ha(資料により10.20ha)
創業1978年(一部記録では1970年)
RM認定取得1980年
現行キュヴェ数7種
ヴィンテージ品2012年、2015年
コトー・シャンプノワ・ブラン熟成オーク樽で1年

醸造方針

ベースとなるのは、瓶内で二次発酵を行いきめ細かな泡を育てるシャンパーニュ地方伝統の製法である。そのうえでクリスチャンはブルゴーニュ地方ボーヌで醸造を学び、なかでもオーク樽での醸造・熟成に独自の専門性を培った。この経験は現在のキュヴェ造りにも色濃く反映されており、上級レンジではシャルドネをフランス産オークのフードルで、ピノ・ノワールをステンレスタンクで、それぞれ切り離して発酵させたのちにアッサンブラージュする手法を採る。ステンレスタンクは果実の清らかさとフレッシュ感を守り、オーク・フードルは骨格と複雑味を与える。ふたつの発酵環境を使い分けることで、シャルドネの繊細さとピノ・ノワールの厚みを損なうことなくひとつのキュヴェにまとめ上げている。ラインナップの中には、全量をオーク樽で熟成させる一本立てのキュヴェも用意されている。

現行ラインナップは、伝統的な定番キュヴェ、ロゼ、ブラン・ド・ブラン、単一年のヴィンテージ、樽熟成を効かせた上級キュヴェまで計7種類を展開する。あわせて、ブドウの搾汁とコニャックなどを合わせて造る食前酒「ラタフィア・シャンプノワ」や、シャルドネ100%をオーク樽で1年熟成させるスティルワイン「コトー・シャンプノワ・ブラン」も手がけており、シャンパーニュ地方の伝統的な副産物にも力を注ぐ姿勢がうかがえる。ラタフィアはブドウ果汁に度数の高い蒸留酒を加えて造る甘口の食前酒で、シャンパーニュ地方では古くから親しまれてきた伝統的な一杯です。

受賞歴・評価

近年はConcours Général AgricoleやConcours Vinaliesといったフランス国内の主要コンクールで、複数年にわたり安定してメダルを獲得しています。金賞・銀賞・銅賞に加え、コンクール最高位に位置づけられるグラン・オールの受賞歴もあり、単発の高評価ではなく毎年のように評価を積み重ねている点が特徴です。受賞の対象は定番のブレンド系キュヴェからロゼ、ブラン・ド・ブランまで幅広く、レンジ全体を通じて安定した品質を保っていることの裏付けといえるでしょう。国際的な知名度が突出しているわけではないものの、フランス国内の権威あるコンクールでの継続的な評価は、小規模な家族経営ドメーヌとしての実力を静かに物語っています。初めてクリスチャン・エティエンヌのシャンパーニュを手に取る方にとっても、こうした受賞歴は品質を判断する一つの目安になるはずです。

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