目次
Alexandre Le Brun
アレクサンドル・ル・ブリュン
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ |
| 村 | 51530 Monthelon / モンテロン |
| 所在地 | 9 rue Saint Vincent, 51350 Monthelon (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-lebrun.com/ |
| SNS | Champagne-Alexandre-Le-Brun |
| Tel | +33 (0)3 26 51 98 08 |
| 設立 | 1750 |
| 製造業者種別 | RM |
商品更新情報
2019-03-27 10:45:29 トラディションの商品情報を更新しました。
2017-09-22 08:05:42 トラディションの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
アレクサンドル・ル・ブリュンは、コトー・シュッド・デペルネ地区のモンテロンに拠点を置く、家族経営のヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者)です。ブドウ栽培から醸造・瓶詰めまでを自社で一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)として、全工程に目を配ります。一族の醸造活動が確認できる最古の記録は1750年、モンテロンの地に遡り、現当主アレクサンドル・ル・ブリュンは一族9代目にあたります。2008年頃に経営を引き継いで以降、代々受け継がれてきた哲学と技術を守りながらメゾンを率いています。
現存する1822年築のヴォールト型カーヴは、増改築を経ることなく今も現役の熟成庫として使われており、一族の歴史の重みを伝えています。
自社畑は約3haとコンパクトながら、モンテロンを中心にモランジ、マンシー、シャヴォ=クルクール、エペルネ、セザンヌ、グローヴ(プルミエ・クリュ)、シュイィ(グラン・クリュ)と、8つのコミューンに分散しています。それぞれの畑が異なる個性を持ち寄ることが、味わいの複雑さにつながっています。モンテロンには単一品種で仕込む区画も存在し、産地の個性をそのまま表現する試みも行われています。
品種構成はシャルドネ40%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール20%。最古の区画では樹齢約50年のブドウ樹が今も現役で実をつけています。栽培はヴィティカルチュール・レゾネ(環境配慮型の慣行栽培)を基本とし、化学資材への依存を抑えながら畑の健全性を保つ方針を取ります。
土壌はモンテロン周辺特有の複合的な地質を反映しており、カンパニアン期の白亜、スパルナシアン期の粘土、バルトニアン・ルディアン期の石灰岩に加え、砂質土やフリント、ベレムナイト白亜まで多様な層が広がります。この土壌の多様性が、区画ごとに異なる個性をもたらす土台となっています。
| 自社畑面積 | 約3ha |
|---|---|
| 分散コミューン数 | 8 |
| 品種構成 | シャルドネ40%/ピノ・ムニエ40%/ピノ・ノワール20% |
| 最古区画の樹齢 | 約50年 |
| 一族の醸造記録 | 1750年〜 |
| 現カーヴ建造年 | 1822年 |
| 当主就任 | 2008年頃(9代目) |
醸造方針
収穫したブドウは、果皮に付着した野生酵母によって発酵させます。培養酵母に頼らず、畑と蔵に棲みつく酵母の個性をそのまま味わいに映すのが、このメゾンの基本姿勢です。白ワインの段階ではマロラクティック発酵を行い、角の取れた丸みのある味わいへと導いています。
定番のトラディションでは、シャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ノワールを均等にアッサンブラージュし、前年のリザーヴワインを約25%用いることでふくよかな味わいに仕上げます。このほか、単一品種や単一畑にこだわったブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、オーク樽仕込みのロゼなど、レンジ全体で多彩なスタイルを手がけています。
瓶内二次発酵を経たのち、ルミュアージュ(動瓶)は木製ピュピトルを用いた手作業で行います。デゴルジュマンには、栓を外した際の内圧を利用して澱を排出する伝統的な「ア・ラ・ヴォレ」を採用しており、一つひとつの瓶に手間をかける昔ながらの製法を守り続けています。一部のキュヴェは新樽ではなくオーク樽で醸造・熟成し、木由来のニュアンスを穏やかに重ねています。
当主は自身の哲学についてこう語ります。「健全で質の良いブドウがあれば、良いシャンパンを造るのは容易い。それが私の哲学。収穫は長い工程の最初の一歩に過ぎない」。この言葉どおり、畑での地道な仕事を醸造の出発点として重視する姿勢が、独特で個性的、非常に繊細なワインを生み出す土台になっています。こうした哲学は、レンジ全体を貫く一貫したスタイルとして表れています。
受賞・評価
2014年のジルベール・エ・ガイヤールでは金メダルを5個獲得し、同年のゴ・エ・ミヨではSpécial Champagneに選出されるなど、複数の専門誌・ガイドで高く評価されてきました。こうした評価は、家族経営ならではの丁寧な造りが専門家の目にも認められてきたことの表れといえます。
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