Alexandre Le Brun / アレクサンドル・ル・ブリュンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Monthelonを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Alexandre Le Brun / アレクサンドル・ル・ブリュン

Alexandre Le Brun

アレクサンドル・ル・ブリュン

アレクサンドル・ル・ブリュンは、モンテロンで9代続くヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者)。1750年に遡る家族の歴史と1822年築のカーヴを受け継ぎながら、健全なブドウ本来の質を活かした繊細で個性的な味わいのシャンパーニュを手がけています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Côteaux Sud d'Epernay / コトー・シュッド・デペルネ
51530 Monthelon / モンテロン
所在地9 rue Saint Vincent, 51350 Monthelon (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-lebrun.com/
SNS
Tel+33 (0)3 26 51 98 08
設立1750
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

アレクサンドル・ル・ブリュンが手がけるシャンパーニュは、ブドウ果皮に付着した野生酵母による自然な発酵から生まれる、繊細ながら個性の際立つ味わいが持ち味です。土台となるのは、シャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ノワールを均等にアッサンブラージュし、前年のリザーヴワインを約25%重ねる伝統的な造りです。その一方で、単一の村や畑、単一品種にこだわった上位キュヴェも手がけており、区画ごとの個性をそのまま映す造りにも挑んでいます。ルミュアージュは木製ピュピトルによる手作業、デゴルジュマンは「ア・ラ・ヴォレ」という伝統技法を用いるなど、手間を惜しまない造りが味わいの奥行きを支えています。

歴史・ブランドストーリー

アレクサンドル・ル・ブリュンの歴史は、1750年にモンテロンで醸造記録が残されたところまで遡ります。以来一族はこの地でブドウ栽培とシャンパーニュ造りを受け継ぎ、1822年に築かれたヴォールト型のカーヴは、増改築を経ることなく今も現役の熟成庫として使われ、一族の歴史の重みを今に伝えています。 2008年頃、一族9代目にあたる当主アレクサンドル・ル・ブリュンが経営を引き継ぎました。「健全で質の良いブドウがあれば、良いシャンパンを造るのは容易い」という言葉には、収穫を醸造の出発点として捉える当主の姿勢が表れています。栽培から瓶詰めまでの工程すべてに目を配りながら、270年近く続く家族の哲学を現代に受け継いでいます。

詳細

アレクサンドル・ル・ブリュンは、コトー・シュッド・デペルネ地区のモンテロンに拠点を置く、家族経営のヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者)です。ブドウ栽培から醸造・瓶詰めまでを自社で一貫して手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)として、全工程に目を配ります。一族の醸造活動が確認できる最古の記録は1750年、モンテロンの地に遡り、現当主アレクサンドル・ル・ブリュンは一族9代目にあたります。2008年頃に経営を引き継いで以降、代々受け継がれてきた哲学と技術を守りながらメゾンを率いています。

現存する1822年築のヴォールト型カーヴは、増改築を経ることなく今も現役の熟成庫として使われており、一族の歴史の重みを伝えています。

自社畑は約3haとコンパクトながら、モンテロンを中心にモランジ、マンシー、シャヴォ=クルクール、エペルネ、セザンヌ、グローヴ(プルミエ・クリュ)、シュイィ(グラン・クリュ)と、8つのコミューンに分散しています。それぞれの畑が異なる個性を持ち寄ることが、味わいの複雑さにつながっています。モンテロンには単一品種で仕込む区画も存在し、産地の個性をそのまま表現する試みも行われています。

品種構成はシャルドネ40%、ピノ・ムニエ40%、ピノ・ノワール20%。最古の区画では樹齢約50年のブドウ樹が今も現役で実をつけています。栽培はヴィティカルチュール・レゾネ(環境配慮型の慣行栽培)を基本とし、化学資材への依存を抑えながら畑の健全性を保つ方針を取ります。

土壌はモンテロン周辺特有の複合的な地質を反映しており、カンパニアン期の白亜、スパルナシアン期の粘土、バルトニアン・ルディアン期の石灰岩に加え、砂質土やフリント、ベレムナイト白亜まで多様な層が広がります。この土壌の多様性が、区画ごとに異なる個性をもたらす土台となっています。

栽培・沿革データ
自社畑面積約3ha
分散コミューン数8
品種構成シャルドネ40%/ピノ・ムニエ40%/ピノ・ノワール20%
最古区画の樹齢約50年
一族の醸造記録1750年〜
現カーヴ建造年1822年
当主就任2008年頃(9代目)

醸造方針

収穫したブドウは、果皮に付着した野生酵母によって発酵させます。培養酵母に頼らず、畑と蔵に棲みつく酵母の個性をそのまま味わいに映すのが、このメゾンの基本姿勢です。白ワインの段階ではマロラクティック発酵を行い、角の取れた丸みのある味わいへと導いています。

定番のトラディションでは、シャルドネ・ピノ・ムニエ・ピノ・ノワールを均等にアッサンブラージュし、前年のリザーヴワインを約25%用いることでふくよかな味わいに仕上げます。このほか、単一品種や単一畑にこだわったブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、オーク樽仕込みのロゼなど、レンジ全体で多彩なスタイルを手がけています。

瓶内二次発酵を経たのち、ルミュアージュ(動瓶)は木製ピュピトルを用いた手作業で行います。デゴルジュマンには、栓を外した際の内圧を利用して澱を排出する伝統的な「ア・ラ・ヴォレ」を採用しており、一つひとつの瓶に手間をかける昔ながらの製法を守り続けています。一部のキュヴェは新樽ではなくオーク樽で醸造・熟成し、木由来のニュアンスを穏やかに重ねています。

当主は自身の哲学についてこう語ります。「健全で質の良いブドウがあれば、良いシャンパンを造るのは容易い。それが私の哲学。収穫は長い工程の最初の一歩に過ぎない」。この言葉どおり、畑での地道な仕事を醸造の出発点として重視する姿勢が、独特で個性的、非常に繊細なワインを生み出す土台になっています。こうした哲学は、レンジ全体を貫く一貫したスタイルとして表れています。

受賞・評価

2014年のジルベール・エ・ガイヤールでは金メダルを5個獲得し、同年のゴ・エ・ミヨではSpécial Champagneに選出されるなど、複数の専門誌・ガイドで高く評価されてきました。こうした評価は、家族経営ならではの丁寧な造りが専門家の目にも認められてきたことの表れといえます。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集