A. Robert / A.ロベールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Fossoyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

A. Robert / A.ロベール

A. Robert

A.ロベール

A.ロベールは、シャンパーニュ地方フォソワを本拠に、6つの村・68区画に広がる自社畑を家族で受け継いできたレコルタン・マニピュランです。区画ごとの個性を引き出す丁寧な栽培と醸造により、「Alliances」「Ancrages」「Arcanes」という多彩な表情のシャンパーニュを生み出しています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Ouest / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト
村02650 Fossoy / フォソワ
所在地Le Sablon, 02650 Fossoy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-robert.fr/
Mailcontact@champagne-robert.fr
SNS@champagne.a.robert
Tel+33 (0)3 23 71 59 40, +33 (0)3 23 71 59 41(fax)
製造業者種別RM
生産者表記A. ROBERT

商品更新情報

特徴・スタイル

A.ロベールが目指すのは、区画ごとの個性を丁寧にすくい上げたシャンパーニュです。定番となる「Alliances」は、新鮮でバランスが取れ、寛容な味わいを描くレンジで、リザーヴワインを織り交ぜて奥行きを加えます。「Ancrages」は単一の畑・品種・年をそのまま映すシリーズで、フードル(大樽)熟成による柔らかな質感も特徴です。そして「Arcanes」は10年以上の長期熟成を経た限定生産で、時間が育てる複雑さをじっくりと味わわせてくれます。

歴史・ブランドストーリー

A.ロベールの物語は、1722年にロベール・ル・ジューヌが結んだ土地所有証書に始まります。以来300年近くにわたり、フォソワの地でロベール家がブドウ栽培を受け継いできました。当主の系譜はアンドレからアラン、そして現当主のアルノー・ロベールへと続き、公式サイトでは3代の頭文字にちなんで「Une histoire de A(Aの物語)」と表現されています。 アルノーは2000年から家業の畑仕事に加わり、代々受け継がれた区画を守りながら、栽培から醸造までを一貫して手がける体制を築いてきました。創業の記憶は、代表キュヴェの一つ「キュヴェ・1722」の名にも刻まれています。2014年には環境認証HVEの最高位レベル3を取得するなど、伝統を守りながら持続可能な栽培への歩みも進めています。

詳細

A.ロベールの自社畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌからコート・デ・ブランにかけて、本拠地フォソワを中心に、モン=サン=ペール、グラン、トロワシー、ヴェルテュ、ヴィルヌーヴ=レンヌヴィル=シュヴィニーの6つの村に広がっています。68区画・28のリュー・ディという細かな単位に分かれたこの畑を、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種で構成し、区画ごとに異なる土壌・方角に応じて仕立て方を変えているのが特徴です。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ寄りの土壌とコート・デ・ブラン寄りの土壌、双方の個性を自社畑に取り込んでいることが、このメゾンの造りに幅を与えています。

具体的には、コルドン・ド・ロワイヤ、シャブリ式、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ式、ギヨ・サンプルといった仕立て方を区画ごとに使い分け、剪定から収穫まですべて手作業で行っています。ブドウは100%自社畑産で、栽培から瓶詰めまでのトレーサビリティを保証しており、一部の区画はプルミエ・クリュの格付けを受けています。平均樹齢は31年で、若すぎず古すぎない樹々が安定した果実味を支えています。生産形態はレコルタン・マニピュラン(RM)で、法人名はSCEV CHAMPAGNE A. ROBERTとして、自社畑からの一貫生産体制を敷いています。

栽培面では環境への配慮も重視しており、害虫対策には性フェロモンによる交信攪乱(こうしんかくらん)を採用し、殺虫剤を使わない栽培を実践しています。こうした取り組みが評価され、2014年には環境認証HVE(Haute Valeur Environnementale)のレベル3(最高位)を取得し、続けてVDC(Viticulture Durable en Champagne)認証も取得しました。独立生産者の団体であるヴィニュロン・アンデパンダンの一員としても活動しています。こうした環境配慮は、ブドウ本来の力を引き出すというメゾンの栽培哲学とも重なっています。

栽培データ
項目データ
区画数68区画
リュー・ディ数28
対象村数6村
主要品種シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
平均樹齢31年
環境認証HVEレベル3(2014年〜)、VDC

醸造方針

収穫されたブドウは区画ごとに個別に管理・醸造され、それぞれのテロワールが持つ個性をそのまま引き出す造りが行われます。畑での区画管理から一貫するこの姿勢が、アッサンブラージュの土台となるリザーヴワインの質にも表れており、リザーヴワインはフードル(大樽)で保存され、必要に応じてブレンドに活用されています。こうした一貫生産の姿勢は、瓶詰め後の品質にも表れています。

主力レンジ「Alliances」は、年によってはリザーヴワインを40%ほど配合し、新鮮でバランスの取れた味わいを毎年安定して届けます。「Ancrages」は単一の畑・単一品種・単一年をそのまま表現するシリーズで、一部はフードルで熟成させ、テロワールの個性をより際立たせます。そして「Arcanes」は10年以上の長期熟成を経て少量だけ生産される特別なレンジで、時間がもたらす複雑な味わいを楽しめます。3つのレンジを通じて、フォソワという一つの産地が持つ多面的な表情を伝えることが、A.ロベールのものづくりの軸になっています。

畑を支える支柱(ピケ)には近隣フォソワの森で育ったアカシア材を、熟成に使うバリックにはトロンセの森をはじめとするフランスの森のオーク材を用いるなど、土地の資源を生かした素材選びにもこだわっています。ワインを育てる環境そのものが、地域と密接に結びついていることがうかがえます。こうした素材選びからも、フォソワという土地への信頼と愛着が伝わってきます。

地域文化への貢献

A.ロベールは「Les Amis du Louvre」を通じてルーヴル美術館の支援活動にも参加しています。ブドウ栽培・醸造にとどまらず、地域や文化を支える活動にも目を向けている点は、このメゾンらしい特徴のひとつといえます。

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