ヴィティス・ヴィニフェラ とは

ヴィティス・ヴィニフェラ / Vitis Vinifera

コーカサス地方を原産地とするヨーロッパ系葡萄の学名。

葡萄の品種を大別すると、アメリカ種とヨーロッパ種に分けられます。
ヨーロッパ種であるヴィティス・ヴィニフェラは「ワインを造るぶどう」を意味し、約150品種がワイン醸造によく使われています。
カスピ海のほとりコーカサス地方(現在のグルジア共和国)が原産で、後に西に進んで地中海からヨーロッパ中西部に伝わっていきました。ヨーロッパ種は、生食用の葡萄にくらべて糖度も酸度も共に高く、粒も小さいのが特徴です。小粒なため、皮や種の比率が高いのですが、香味の成分は、この部分に多いため、香り高いワインに仕上がるのです。

赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラ ン、ピノ・ノワール、メルロ、白ワイン用のシャルドネ、リースリング、ソーヴィ ニヨン・ブラン、セミヨン、甲州などが代表的です。

一方、アメリカ種は「ヴィティ ス・ラブルスカ」といい主に生食用やジュース用ぶどうに栽培されていて、ワイン用にはあまり使われません。

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