目次
Thierry Triolet
ティエリー・トリオレ
基本情報
| 地区 | Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ |
| 村 | 51260 Béthon / ベトン |
| 所在地 | 22 Rue du Pressoirs, 51260 Béthon (Google Maps) |
| 公式サイト | https://champagne-triolet.over-blog.com/ |
| Tel | +33 (0)3 26 80 48 24, +33 (0)3 26 81 16 42(fax) |
| 製造業者種別 | RM |
| インポーター | 株式会社フィラディス |
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
シャンパーニュ南部に位置するコート・ド・セザンヌは、なだらかな丘陵地にシャルドネが広く植えられ、繊細でミネラル感のある果実を生み出す地区として知られています。ティエリー・トリオレは、その南部に位置するベトン村を拠点とするレコルタン・マニピュランで、収穫からアッサンブラージュ、シャンパン化、瓶詰め、販売までのすべての工程を自社で完結させています。栽培から出荷までを一貫して管理することで、ブドウの個性をそのままボトルに映し出すことを重視しています。こうして生産の全工程を外部に委ねずに管理することで、収穫から出荷までブレのない品質管理が可能になり、ヴィンテージを重ねるごとの安定感にもつながっています。
レコルタン・マニピュランとは、自社で栽培したブドウのみを用いて醸造から瓶詰めまでを一貫して行う生産者を指す呼称で、ネゴシアンから購入したブドウに頼らない造り手ならではの個性が味わいに表れやすいとされています。ティエリー・トリオレも、この生産者区分の理念を体現するドメーヌのひとつです。
経営母体は現在のSCEV Thierry Trioletで、2010年12月にEARL Thierry Trioletとして法人化されたのち、2023年10月に組織形態をSCEVへと改組しました。EARLは家族経営の農業法人としてよく用いられる形態で、SCEVはブドウ栽培・ワイン醸造に特化した非商事目的の民事会社です。法人形態を変更しながらも家族による経営という軸は変わらず、複数の共同経営者体制へ移行したことで経営の継続性が強化されています。
自社畑はベトンのほか、ヴィルノクス=ラ=グランド、モンジェノストの3コミューンに区画が点在し、総面積は11haに及びます。品種構成はシャルドネが80%を占め、残る20%をピノ・ノワール15%、ピノ・ムニエ5%が占める配分です。畑の一部には樹齢25〜60年に達する古樹の区画も残されており、長年地中深くに根を張った古樹は、凝縮感のある果実を生み出す要因のひとつとされています。3つの村にまたがって区画を持つことは、日照や土壌条件に幅を持たせ、単一区画に依存しないアッサンブラージュの多様性を確保することにもつながっています。
| 自社畑面積 | 11ha |
|---|---|
| 品種構成 | シャルドネ80%、ピノ・ノワール15%、ピノ・ムニエ5% |
| 区画所在コミューン数 | 3 |
| 古樹樹齢 | 25〜60年(一部区画) |
| ロゼ用赤ワイン比率 | 15% |
醸造方針
圧搾には低圧のブラダープレスを用い、果皮への負担を抑えながら時間をかけて搾汁します。急速に圧をかけないこの方法は、果実本来の繊細な香りやフレッシュな酸を守るための選択です。搾られた果汁は複数のタンクに分けて発酵させ、発酵・熟成のいずれの工程でも樽は使用しません。木の風味を加えずステンレスタンクで管理することで、シャルドネ由来のミネラル感と果実の輪郭をクリアに保っています。
ロゼ・キュヴェは、シャルドネをベースに、ピノ・ノワールとピノ・ムニエを50対50でブレンドした赤ワインを15%加えるアッサンブラージュで仕上げます。瓶内二次発酵を経たのち、澱とともに瓶内で長期にわたり熟成させるシュール・ラット(sur lattes)の工程を経て、最後にリキュール・デクスペディションを添加し、味わいのバランスを整えます。こうした手間を惜しまない工程が、ロゼ・キュヴェに複雑みと奥行きを与えています。
受賞歴
自社で手がけるキュヴェのひとつは、2015年にコンクールでブロンズメダルを受賞した実績があります。栽培から醸造、瓶詰めまでを自社で一貫して管理する体制が、こうした評価を支える品質基盤になっていると言えるでしょう。ブロンズメダルという結果は、栽培から醸造までを少人数で手がける小規模ドメーヌにとって、品質の安定度を客観的に示す指標のひとつといえます。こうした結果は、日々の丁寧な仕事の積み重ねを映すものといえるでしょう。
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