Ruffin & Fils / リュファン・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Étogesを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Ruffin & Fils / リュファン・エ・フィス

Ruffin & Fils

リュファン・エ・フィス別名:リュファン&フィス

リュファン・エ・フィスは、コート・デ・ブランの村エトージュに本拠を置くネゴシアン・マニピュランです。1947年創業の家族経営を継ぎ、自社畑でブドウ需要の4割を賄いながら、樽発酵と長期熟成による看板キュヴェ「サー・アレックス」を生み出しています。

基本情報

地区Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン
51270 Étoges / エトージュ
所在地20 Grande Rue, 51270 Étoges (Google Maps)
公式サイトhttp://champagnes-ruffin.com/
Mailcontact@champagnes-ruffin.com
SNS@champagneruffin_officiel
Tel+33 (0)3 26 59 30 14, +33 (0)3 26 59 34 96(fax)
製造業者種別NM
インポーターアールアンドダブリュ株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

リュファン・エ・フィスのシャンパーニュは、日常の食卓を彩る親しみやすさと、特別な瞬間にふさわしい奥行きを併せ持つ。定番ラインはピノ・ムニエやピノ・ノワールを主体にふくよかでフルーティな味わいを描く一方、シャルドネ100%の「シャルドネ・ドール」は繊細さとエレガンスに軸足を置く。頂点に立つのはプレステージキュヴェで、220Lのブルギニヨン樽で発酵させ、マロラクティック発酵を経ずに複数年のリザーブワインをブレンドすることで、ミネラル感と複雑味を静かに積み重ねていく。

歴史・ブランドストーリー

リュファン・エ・フィスの歴史は1947年、創業者ジャン・リュファンが最初のキュヴェを世に送り出したことに始まる。1965年には息子3人が家業に加わり、家族経営としての基盤が築かれた。なかでも1953年エトージュ生まれのドミニク・リュファンは、アヴィーズのシャンパーニュ栽培醸造学校で学んだのち1973年に正式参画し、施設の改修・拡張とともに自社畑を7haから11haへと広げ、メゾンの成長を牽引した。 1995年にはジャンの孫にあたるアレクサンドル・リュファンが加わり、翌1996年、叔父とともに選別調達・独自アッサンブラージュ・自社熟成カーヴを備えた「メゾン・ド・ネゴス」として法人格を独立させる。当時27歳という若さでの決断だった。以来アレクサンドルは現当主兼ブランドアンバサダーとしてメゾンを率い、創業者の名を冠したプレステージキュヴェ「アーム・ド・ジャン(L'Ame de Jean)」などを通じて、三代にわたる歩みを今に伝えている。

詳細

本拠を置くエトージュはコート・デ・ブラン地区のヴァル・デュ・プティ・モランに位置する村で、リュファン・エ・フィスはここを拠点に自社畑11haを構える。畑はエトージュにとどまらず、クラマン、ヴェルテュ、ヴェール=トゥーロン、ヴィルヴナールといったコート・デ・ブランの複数コミューンと、コート・ド・セザンヌ地区にまたがって点在し、地区ごとに異なる土壌・気候の個性を取り込むアッサンブラージュを可能にしている。こうした畑の分散は、単一の畑に依存しない安定した原料調達と、複数の個性を組み合わせるアッサンブラージュの幅広さを支えている。

自社畑はメゾンが必要とするブドウの約4割を供給し、残りはレコルタン(栽培農家)や協同組合からの調達で補う。1973年にドミニク・リュファンが家業を主導して以降、自社畑は7haから11haへと着実に拡張されてきた経緯があり、栽培から醸造まで一貫して品質を管理できる体制づくりが、このメゾンの一貫した方針となっている。畑と醸造所を近い距離で結ぶこの体制が、収穫からアッサンブラージュまでの一貫した品質管理を可能にしている。

1996年、アレクサンドル・リュファンは叔父とともに、選別調達・独自アッサンブラージュ・自社熟成カーヴを兼ね備えたメゾン・ド・ネゴスとして法人格を独立させた。S.A.R.L.(有限会社)という現在の会社形態はこのとき定まったもので、栽培農家からの調達を尊重しつつ、自社畑での栽培とアッサンブラージュの両輪でスタイルを設計する、現在のネゴシアン・マニピュラン(NM)体制の起点となっている。

栽培・生産にまつわる主な数値は次の通り。

栽培・生産データ
項目数値
創業年1947年
自社畑面積11ha
自社畑拡大の推移7ha→11ha(1973年以降)
自社畑によるブドウ自給率約40%
ネゴシアン・マニピュランとしての法人化1996年
ラ・キュヴェ・ヴォルビル・ブリュット品種構成ピノ・ムニエ45%/ピノ・ノワール55%
アーム・ド・ジャン品種構成ピノ・ノワール35%/シャルドネ43%/ピノ・ムニエ22%
アーム・ド・ジャン発酵樽容量220L(ブルギニヨン樽)
サー・アレックス熟成期間4年以上(主に木樽)

醸造方針

ラインナップの土台となるラ・キュヴェ・ド・レゼルヴはピノ・ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネをバランスよくアッサンブラージュした定番キュヴェで、黒ブドウ主体のラ・キュヴェ・ヴォルビル・ブリュット(ピノ・ムニエ45%、ピノ・ノワール55%)や、セニエ法によるラ・キュヴェ・ヴォルビル・ロゼが日常の食卓に寄り添うレンジを形づくる。一方、シャルドネ100%のラ・キュヴェ・シャルドネ・ドールは単一品種の透明感を追求したブラン・ド・ブランである。定番からブラン・ド・ブランまで幅広いレンジを揃えることで、飲用シーンに応じた選択肢を用意している点もこのメゾンの特徴だ。

現行の看板キュヴェであるラ・キュヴェ・サー・アレックス(2020ヴィンテージ、ブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュット)は主に木樽で4年以上熟成され、時間をかけて厚みのある味わいへと育て上げられる。プレステージキュヴェのアーム・ド・ジャン(L'Ame de Jean)は、ピノ・ノワール35%、シャルドネ43%、ピノ・ムニエ22%を組み合わせ、220Lのブルギニヨン樽で全量を発酵させながら日々バトナージュを施す一本だ。マロラクティック発酵はあえて行わず、複数年のリザーブワインをブレンドしたうえで低温下での自然な酒石安定化を経ることで、酸のフレッシュさと熟成由来の複雑味を両立させている。自社の熟成カーヴでじっくりと時間を重ねる姿勢が、レンジ全体を貫く醸造哲学となっている。こうした手間を惜しまない姿勢は、定番ラインからプレステージキュヴェまで一貫している。

受賞歴・国際評価

『ギード・アシェット・デ・ヴァン』2014年版では複数のキュヴェが星付きの評価を獲得したほか、デカンター・ワールド・ワイン・アワード2014でもブロンズメダルを含む高評価を得ている。海外の専門メディアでも80点台後半のスコアが付けられるなど、レンジ全体として国際的な評価を積み重ねてきたメゾンである。こうした評価は特定の一本にとどまらず、レンジ全体の品質の底堅さを裏づけるものといえる。

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