Oudiette / ウディエットは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Beaunayを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Oudiette / ウディエット

Oudiette別名:Maxime Oudiette

ウディエット別名:マキシム・ウディエット

ウディエット(Oudiette)は、シャンパーニュのボーネ(Beaunay)で約100年にわたりぶどうを育て続ける家族経営のレコルタン・マニピュラン(自家栽培ぶどうのみで醸造するRM)。土・葡萄・ワインの調和を追い求める栽培哲学のもと、区画ごとに異なる手法を使い分ける独自のスタイルで知られる。

基本情報

地区Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン
村51270 Beaunay / ボーネ
所在地8 rue de Vauchat, 51270 Beaunay (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-oudiette.com/
SNS@Oudiette@champagne.oudiettewww.youtube.com
Tel06.71.12.75.26
製造業者種別RM
インポーターヴィヴィット

商品更新情報

特徴・スタイル

ウディエットのシャンパーニュは、果実の旨みをまるごと閉じ込めたような凝縮感が持ち味だ。搾った果汁はデブルバージュ(澱引き)をせずそのままバリックへ送り込み、発酵の勢いで自然にオリを押し出す「能動的デブルバージュ」により、果肉由来の旨みを最大限に残す。 天然酵母による一次発酵、亜硫酸はごく控えめ、瓶内では最低30ヶ月という長い眠りを経て、澱を分離しないままデゴルジュマンの瞬間まで熟成を続ける。手を加えすぎず、土地とぶどうが持つ力をそのまま瓶に閉じ込めたような、素朴で滋味深い味わいが魅力だ。

歴史・ブランドストーリー

ボーネの小さな村で、ウディエット家がぶどう畑を守り始めておよそ100年になる。正確な創業の記録は残っていないが、パスカルとシルヴィが育んできたドメーヌに、2012年、息子マキシムが加わったことが大きな転機となった。 他メゾンでの修業を経て戻った彼は、2015年より「土・葡萄・ワインの調和」を軸とする独自の栽培哲学を打ち立て、ビオロジックやビオディナミ、ヴィティフォレストリー(アグロフォレストリー)、パーマカルチャー的な手法を、画一的にではなく区画ごとの個性に合わせて使い分ける道を選んだ。 この地道な取り組みが実り、2024年には自社シャルドネの全区画が有機農業認証を取得。それでもボトルやラベルにこの認証をうたわないという姿勢は、ウディエット家が数字や肩書きよりも土地との対話を大切にしてきたことを物語っている。

詳細

ドメーヌを率いるのはマキシム・パスカル・シルヴィのウディエット家3人。なかでも2012年に加わったマキシムが、現代的な視点から栽培哲学を牽引する存在となっている。

ウディエットの自社畑は、ボーネを中心に、隣接するセル=レ=コンデ、そしてエトージュにも一部区画を広げ、合計で約4haの規模を持つ。区画の識別と命名には、1821年に作成されたナポレオン期の土地台帳(カダストル・ナポレオニアン)が今も使われており、代々受け継がれてきた土地の記憶がそのままぶどう栽培に生かされている。代表的な区画には、シャルドネを植えたレ・グラ・ドゥイル(Les Gras d'Huile、1993年・2021年植樹)、ムニエの古木が残るレ・ペンドリアス(Les Pendriasses、1965年植樹)、エトージュ村に位置しシャルドネを育てるレ・シェーヌ(Les Chênes、1972年植樹)などがある。約4haという限られた面積に26,115本もの樹が植えられ、樹齢の平均は39年に達する。長年をかけて育て上げられた古木からもたらされる凝縮感が、ウディエットのワインに深みを与えている。

畑の土壌はいずれの区画も粘土質を基調とするが、表土からチョーク層までの深さは40cmから2.5mまで区画ごとに大きく異なる。地質学的には、後期白亜紀のカンパニアン期に形成された石灰岩層が特徴で、ウニの化石を含むミクラスター石灰岩が随所に見られる。この土壌の多様性が、ウディエットの各キュヴェに区画ごとの個性を与える土台となっている。

栽培面では、殺虫剤や除草剤を使わず、銅と硫黄を中心とした植物由来の調製剤を組み合わせることで使用量を抑えている。土壌管理も最小限にとどめ、耕すのは畝の下だけを深さ3〜5cmほど浅く起こす程度で、畝間は自然の草生に委ねられる。ビオロジックやビオディナミ、ヴィティフォレストリー(アグロフォレストリー)、パーマカルチャー的な手法を、区画の個性に応じて柔軟に使い分けるのがウディエット流だ。同じドメーヌの畑であっても、土壌や向き、樹齢によって最適な栽培法は異なるというのが、マキシムの一貫した考え方だ。こうした取り組みの成果として、2024年には自社シャルドネの全区画がAgriculture Biologique(有機農業)認証を取得したが、ボトルやラベル上でこの認証を主張しない方針を貫いている点も特徴的だ。

栽培・醸造データ
項目値
自社畑面積約4ha
平均樹齢39年
総植栽本数26,115本
瓶内最低熟成期間30ヶ月
有機農業認証取得2024年〜(自社シャルドネ全区画)

醸造方針

収穫した果汁は、静置によるデブルバージュ(澱引き)を行わずバリックへ直接投入される。発酵が進むにつれて果汁があふれ出すことで、自然にオリを押し出す「能動的デブルバージュ」がおこなわれ、果肉由来の旨みを最大限に残す仕組みだ。この製法により、果肉由来の香りや厚みまでもがそのままワインに宿ることになる。一次発酵は現地に棲みつく天然(土着)酵母によって進められ、マロラクティック発酵は自然の成り行きに任されるため、実施の有無は年や区画によって異なる。亜硫酸は一次発酵とマロラクティック発酵の後にごく軽く使用されるのみで、これがウディエットにおける唯一の添加物となっている。

7月になるとバリックの中身は区画ごとにインオックス(ステンレス)タンクへ集約され、瓶詰めのおよそ2日前までそこで過ごす。瓶内熟成は最低30ヶ月におよび、澱は工程を通じて分離されることなく、デゴルジュマンの瞬間に初めて取り除かれる。

ウディエットを象徴する造りのひとつが「ロゼ・ダンフュジオン」製法だ。シャルドネ果汁の発酵が始まったばかりのタイミングで、過熟気味に摘んだムニエの房を手摘み・手除梗し、粒のまま加えて浸漬させる。浸漬期間は色ではなく味だけで判断するブラインドテイスティングによってそのつど見極められ、数値やマニュアルではなく感覚に基づいて決定される点にウディエットらしさが表れている。

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