Lacuisse Frères / ラキュイス・フェレーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Sermiersを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Lacuisse Frères / ラキュイス・フェレー

Lacuisse Frères

ラキュイス・フェレー

ラキュイス・フェレーは、セルミエ村のプルミエ・クリュ畑17haを守りながら、収穫からティラージュまでを地元コーペラティブに委託する独自の生産スタイルを貫くメゾンです。デゴルジュマン時は亜硫酸を加えず、できる限り自然な味わいを追い求めています。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Petite Montagne de Reims / プティット・モンターニュ・ド・ランス
51500 Sermiers / セルミエ [Premier Cru]
所在地13 Route de Damery, 51500 Nogent-Sermiers (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-lacuisse.fr/
Mailchampagne-lacuisse-freres@orange.fr
SNS@champagnelacuissefreres
Tel+33 (0)3 26 97 64 97, +33 (0)3 26 97 66 48(fax)
設立1960
製造業者種別RC

商品更新情報

特徴・スタイル

ラキュイス・フェレーが目指すのは「できる限り自然なシャンパーニュ」。デゴルジュマンの際にあえて亜硫酸を加えず、ワインそのものの力で澱引き後の変化に向き合う姿勢が、その哲学を象徴しています。自社畑の70%を占めるピノ・ムニエが生む果実味豊かな骨格に、セルミエ特有の砂質・粘土質土壌由来のミネラル感と塩味のニュアンスが重なり、素朴さと奥行きを併せ持つ味わいに仕上がっています。 近年はセラー内のルミアージュもジャイロパレットによる機械式へと移行し、伝統と効率を両立させています。

歴史・ブランドストーリー

ラキュイス・フェレーの物語は、モンターニュ・ド・ランス北西部、セルミエ村の「コソン農場」と呼ばれる一帯まで遡ります。この地では850年頃から葡萄栽培が営まれていた痕跡が残り、1630年の記録には「コソン城の周りに良質の葡萄畑がある」と記されるほど、古くから栽培に適した土地として知られていました。 家族による本格的な葡萄栽培が始まったのは20世紀初頭のこと。そして1960年、ジュリアン・ラキュイスとその息子たちが、この土地の歴史を受け継ぐかたちで「ドメーヌ・デュ・コソン」を設立します。以来、セルミエ村のプルミエ・クリュ格付け斜面に17haの自社畑を守り続け、収穫した葡萄を地元コーペラティブに託しながらも、仕上げの工程には自らの手を加えるという独自のスタイルを築き上げてきました。

詳細

ラキュイス・フェレーの自社畑は、モンターニュ・ド・ランス北西部に位置するセルミエ村のプルミエ・クリュ斜面に広がっています。この一帯は窪地状の地形をしており、大陸性の寒さと海洋性の湿潤さが同居する気候が特徴です。北向きの斜面が多いため霜害のリスクを抱える一方、寒暖差そのものは比較的穏やかに保たれています。

土壌はマルヌ(泥灰岩)と粘土、珪質砂を主体とし、その下には石灰質に富む海成堆積物が横たわります。自社畑は「コソン(Cosson)」「プレ・ド・ランス(Pré de Reims)」「ジルマンド(Gillemandes)」「カルティエ(Quartiers)」「プレル(Presles)」という区画群からなり、これらは1786年の古地図にすでに記載されていたことから、200年以上前と変わらぬ場所で葡萄が育てられ続けていることがわかります。

品種構成はピノ・ムニエを主体とし、ピノ・ノワールとシャルドネを組み合わせています。ピノ・ムニエ由来の豊かな果実味に、セルミエ特有の砂質・粘土質土壌が生むミネラル感と塩味のニュアンスを重ねることを、畑づくりの軸に据えています。

現在の経営体は、創業家の名を冠したファーム跡地にちなみ「ドメーヌ・デュ・コソン」(Domaine du Cosson)として運営されています。畑の所有権を保持しながら、収穫からティラージュまでの醸造の大部分をコーペラティブに委ね、ルミアージュとデゴルジュマンという最終仕上げの工程だけを自社で手がける分業体制を、創業以来一貫して守り続けています。

栽培・生産データ
自社畑面積17ha
ピノ・ムニエ比率70%
ピノ・ノワール比率15%
シャルドネ比率15%
設立年1960年
セラー熟成期間最低3年、最長約8年

醸造方針

ラキュイス・フェレーの生産体制は、他に類を見ない役割分担によって成り立っています。収穫した葡萄はセルミエ地区の地元コーペラティブ(Coopérative Vinicole de Sermiers)に託され、圧搾からアッサンブラージュ、ティラージュまでの一連の醸造工程もこのコーペラティブで行われます。自社セラーが担うのはルミアージュとデゴルジュマンのみで、この最終仕上げの工程にこそ、メゾンとしての個性が凝縮されています。

デゴルジュマンの際には亜硫酸を一切加えず、圧搾時の安定化のためにのみ最小限を用いるにとどめています。「プレミアム・ナチュール」コレクションでは加糖も行わず、ワイン本来の味わいを尊重する姿勢を貫いています。セラーでの熟成期間はヴィンテージ・コレクションにより異なりますが、最低3年、長いものでは約8年に及びます。かつて2ヶ月間毎日手作業で行っていたルミアージュも、現在はジャイロパレットによる機械式に移行し、伝統的な手法と安定した品質管理を両立させています。

なお、収穫から醸造までを担うコーペラティブの施設は予約制で見学が可能で、ペリエ・ジュエやニコラ・フィアット、マム、モエ・エ・シャンドン、メルシエ、ヴーヴ・クリコといった大手メゾンにも葡萄・ワインを供給していることから、その設備水準の高さがうかがえます。

認証と評価

畑と地球環境への配慮を示す指標として、生物多様性・カーボンフットプリント・水資源の3軸・120項目以上で審査される「Viticulture Durable en Champagne」認証を取得。環境全般に配慮した農業を認証する「Haute Valeur Environnementale」、ワインツーリズムに対応した「Vignobles & Découvertes」ラベルも獲得しています。

評価面では、フランスの有力ワインガイド「ゴ・エ・ミヨ」において複数キュヴェが高評価を得ているほか、「Guide Hachette des Vins」の生産者ページにも掲載され、セルミエ村を代表する造り手としての評価を確立しています。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集