目次
La Comtesse A.
ラ・コンテス・A.
基本情報
商品更新情報
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ラ・コンテス・A.は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のトロワシー村を拠点とするレコルタン・マニピュラン(RM)で、栽培から醸造、瓶詰めまでを自社で一貫して手がける生産者である。使用する葡萄は、トロワシー、ドルマン、ヴァンディエールという、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区に広がる複数のクリュの自社畑で育てられ、その全量が創業者アナイス・ルコントとその家族自身の手によるものであると公式に明らかにされている。畑は、環境価値の高い農業を認証するHVEを取得しており、シャンパーニュを支えるピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネの3品種を、キュヴェごとに異なる比率で栽培している。
畑から醸造、瓶詰めまでを一社で手がけるレコルタン・マニピュラン(RM)という立場は、大量生産の効率よりも、区画ごとの個性を丁寧に活かす姿勢を可能にしている。6代にわたってシャンパーニュ生産者を輩出してきた家系に生まれ育った創業者アナイス・ルコントにとって、葡萄そのものへの敬意は、メゾンづくりの根幹をなす価値観になっている。
収穫からボトリングに至るまでの全工程を、アナイス自身が各段階で目を配りながら監督するのが、このメゾンのスタイルである。家族の畑という限られた条件のなかで安定した品質を保ちながら、区画ごとの個性を引き出す栽培・醸造の姿勢が貫かれている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 2016年頃 |
| 対象クリュ数 | 3 |
| 自社畑比率 | 100% |
| 瓶詰め後熟成期間 | 最低3年 |
| 認証 | HVE |
醸造方針
ベースとなるクラシックライン「Nos Cuvées Classiques」は、その年に収穫したワインに、フードル(大樽)でじっくり熟成させたリザーブワインをアッサンブラージュし、キュヴェごとに異なる配合で厚みと調和を生み出している。仕込みの段階では、温度管理を施したステンレスタンクと伝統的な木樽を使い分け、素材の個性に応じた醸造容器を選んでいる。瓶詰め後は最低3年のセラー熟成を経てからリリースされ、澱との接触によって生まれる複雑さが加わる。
レゼルヴワインの比率はキュヴェによって異なり、その年ごとの個性を生かすキュヴェもあれば、複数年のワインを重ねて安定感を高めるキュヴェもある。こうした配合の妙が、メゾン全体としての一貫した味わいの軸をつくり出している。
2024年頃に登場したプレステージライン「Le Jardin Secret de la Comtesse」では、木樽やステンレスタンクに加えてテラコッタ壺(jarres de terre cuite)での醸造という、シャンパーニュ地方では珍しい手法も採り入れられている。素焼きの壺がもたらす微細な通気性が、果実味やミネラル感の表現に独特の陰影を与えている。
ラインナップとコンセプト
現行のラインナップは、日常的に楽しめるクラシックライン「Nos Cuvées Classiques」と、2024年頃に登場したプレステージライン「Le Jardin Secret de la Comtesse」の二本柱で構成されている。ブランド名やキュヴェ名は、栽培と醸造の知恵を伝えてくれた祖母から受け継いだ花や香水の世界観、そして家族への敬意を軸に統一されたコンセプトで名付けられており、瓶を手にするたびにメゾンの物語を感じられるようになっている。
クラシックラインは、「Mademoiselle Camélia」「Madame Ladybird」(ロゼ)「Monsieur Bleu」(ブラン・ド・ノワール)の3種で構成される。プレステージライン「Le Jardin Secret de la Comtesse」は、ブラン・ド・ブランの「Les Sources de Gabriel」と、ブラン・ド・ノワールの「Les Terres d'Anaïs」の2種を擁し、いずれのキュヴェ名も家族への想いにちなんで名付けられている。
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