Klepka Sausse / クレプカ・サウザは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Ogerを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Klepka Sausse / クレプカ・サウザ

Klepka Sausse

クレプカ・サウザ

クレプカ・サウザは、シャンパーニュのグラン・クリュ村オジェで100%シャルドネのみを手がける家族経営メゾン。協同組合「レ・グラップ・ドール」の一員として畑を守り、白亜質土壌由来のミネラルと塩味、オジェらしい丸みのある味わいで国際コンクールでも評価を集めている。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51190 Oger / オジェ [Grand Cru]
所在地2 rue des Gouttes d'Or, 51190 Oger (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-klepka.com/
Maillaurentklepka@gmail.com
SNS@champagneklepkasausse
Tel+33 (0)3 26 57 55 03, +33 (0)9 70 62 66 85(fax)
製造業者種別RC

特徴・スタイル

クレプカ・サウザのシャンパーニュは、コート・デ・ブランの中でも屈指のグラン・クリュ、オジェの白亜質土壌がもたらすミネラル感とヨードを思わせる香り、そして塩を思わせる余韻が共通の持ち味だ。使用するブドウはシャルドネ100%。1990年代から理性的栽培を実践し、環境に配慮した栽培方針を貫いている。醸造は基本的にステンレスタンクで行われ、当年収穫分とリザーブワインをブレンドすることで、オジェらしい丸みとバランスの取れた味わいに仕上げている。

歴史・ブランドストーリー

物語は1920年代、オジェの地でフェルナンとジャンヌの夫婦が最初のシャルドネ畑を購入したことに始まる。当時は収穫したブドウの買い手を見つけるのも一苦労という不安定な時代で、フェルナンは自ら搾汁・醸造を手がけていた。 数年後、娘イヴォンヌとその夫レイモンが村の仲間の生産者たちと合流し、1946年11月、協同組合「レ・グラップ・ドール(金の房の意)」が誕生。生産者たちはこの組合のもとでブドウを供出し合う「コオペラトゥール」となった。次の世代のアンドレとジャン=クロードもこの歩みを支え続けた。 現当主ローラン・クレプカは、この協同組合の精神の中で育ち、専門学校での研修を経て1993年(一説には1992年)に家業へ合流。妻カトリーヌとともにグラン・クリュの畑を受け継ぎ、組合内で昇進を重ねて組合長を務めるまでになったとされる。4代にわたって受け継がれてきた家業の醸造セラーは1795年建造で、代表キュヴェ「カヴォー・1795」の名の由来となっている。

詳細

クレプカ・サウザは、コート・デ・ブランのグラン・クリュ村オジェに拠点を置く家族経営メゾンである。生産者区分はRC(レコルタン・コオペラトゥール)で、地元の協同組合「レ・グラップ・ドール」の組合員として、ブドウの一部を供出し醸造を委託する体制をとっている。1946年に設立されたこの協同組合は、村の生産者たちが力を合わせてブドウを守り育てるために生まれた組織であり、クレプカ・サウザもその創設以来の歴史を受け継ぐ一員である。

この協同組合方式は、単独では設備投資が難しい小規模な生産者同士が搾汁設備などを共有し合う、シャンパーニュ地方に根づいた伝統的な仕組みである。クレプカ・サウザは組合の一員でありながら、自社畑で育てたブドウの多くを自らの手で醸造し、家族経営メゾンとしての個性を保っている。

自社畑はすべてオジェに位置し、コート・デ・ブランの特性を映してシャルドネのみを栽培する。1990年代から理性的栽培(viticulture raisonnée)を導入し、化学的な資材への依存を減らしながら土壌や環境への負荷を抑えた管理を続けてきた。オジェの畑を覆う白亜質の土壌は水はけと保水力を兼ね備え、根を深くまで張らせることでブドウに安定した養分供給をもたらす。この土壌が生み出すミネラル感やヨードを思わせる香り、塩を思わせる余韻は、クレプカ・サウザのシャンパーニュに共通する持ち味となっている。単一品種にこだわることで、畑ごとの個性や収穫年の気候差がより明確にワインへと映し出される。

栽培・生産データ
自社畑面積5.80ha
品種構成シャルドネ100%
協同組合設立1946年
醸造セラー建造1795年
熟成期間3〜7年(キュヴェにより異なる)
認証取得2019年(HVE、VDC)

醸造方針

各キュヴェは基本的にステンレスタンク(イノックス)で醸造される。ステンレスタンクでの醸造は温度管理がしやすく、果実由来の清涼感やフレッシュさを損なわずに引き出せる点が特徴だ。一方、代表キュヴェ「カヴォー・1795」のみ、一部をフードル(大樽)でも醸造し、木の要素による複雑味と厚みを加えている。

仕込みは、当該年に収穫したブドウとリザーブワインをブレンドするノン・ヴィンテージ方式を基本とする。複数年のワインを組み合わせることで、天候による年ごとのばらつきを均し、クレプカ・サウザらしい安定した味わいを保つ狙いがある。澱の上での熟成期間はキュヴェにより3年から7年まで幅を持たせており、じっくりと熟成させることで香りの複雑さと泡のきめ細かさを高めている。

18世紀末に建てられたこの醸造セラーは、年間を通じて温度変化の少ない環境を保つ地下空間であり、瓶内二次発酵とその後の熟成をゆっくりと進めるのに適している。代表キュヴェ「カヴォー・1795」の名は、この歴史あるセラーそのものに由来している。

こうした栽培・醸造への姿勢は、2019年に取得したHVE(高環境価値)認証、およびVDC(シャンパーニュ持続可能なブドウ栽培)認証にも表れている。いずれもフランスの農業・シャンパーニュ業界が定める環境配慮型の認証であり、1990年代から続く理性的栽培の実践が、公的な評価としても裏付けられた形だ。その姿勢は今日まで一貫しており、ラベルの向こうにある畑仕事への信頼につながっている。

受賞歴・国際評価

レンジ全体は国際的な品評会でも高い評価を得ている。Wine Enthusiast誌では複数のキュヴェが90点台のスコアを獲得し、Vinalies Internationalesでは金・銀メダルを複数回受賞。ジルベール・エ・ガイヤール国際コンクールでも金メダルに輝くなど、実力派メゾンとして着実に評価を積み重ねている。小規模な家族経営でありながら、こうした国際的な実績は、協同組合の枠組みの中で品質にこだわり続けてきた歩みの成果といえる。こうした評価は、単一品種・小規模生産にこだわる姿勢の裏付けともなっている。

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