目次
Moutardier別名:Jean Moutardier
ムータルディエ別名:ジャン・ムータルディエ
基本情報
| 地区 | Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ - Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ |
| 村 | 51210 Le Breuil / ル・ブレイユ |
| 所在地 | Chemin des ruelles, 51210 Le Breuil (Google Maps) |
| 公式サイト | https://www.champagne-jean-moutardier.fr/ |
| contact@champagne-jean-moutardier.fr | |
| SNS | @champagnemoutardierchampagnemoutardier |
| Tel | +33 (0)3 26 59 21 09, +33 (0)3 26 59 21 25(fax) |
| 設立 | 1921 |
| 製造業者種別 | NM |
| インポーター | 株式会社 W |
| 生産者表記 | JEAN MOUTARDIER S.A.S. |
商品更新情報
2019-10-14 01:05:43 カルト・ドールの商品情報を更新しました。
2019-10-09 05:35:05 カルト・ドールの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
ムータルディエの本拠地であるル・ブレイユは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの西部、マルヌ川に注ぐスールムラン川(Surmelin)が刻んだ谷あいに位置します。シャンパーニュの中心地であるランスやエペルネからは離れた静かな一帯で、ムータルディエ家は18世紀からこの地でブドウを育ててきました。谷筋は本流沿いの畑よりも収穫期がやや遅く訪れ、土壌にはより白亜質の性格が現れるとされます。
自社畑は18haで、ル・ブレイユとボルヌ=アン=ブリの2村にまたがっています。土壌は粘土石灰質(argilo-calcaire)が中心で、粘土がもたらす果実のふくらみと、石灰質が支える骨格の両方をブドウに与えます。植えられているのはピノ・ムニエが80%、シャルドネとピノ・ノワールがそれぞれ10%という構成で、ムニエへの明確な傾斜がこのメゾンの立ち位置をそのまま示しています。
栽培面では、2015年から土壌の耕作を再開している点が現世代の大きな方針です。土を耕して根が深く伸びる環境を整える手入れを通じて、ワインにフレッシュさと塩味(サリニテ)を宿らせることを目指しています。畑の性格をそのまま瓶の中へ映し出そうとする姿勢は、醸造の考え方とも一貫しています。
| 自社畑面積 | 18ha |
|---|---|
| 栽培コミューン数 | 2村 |
| ピノ・ムニエ | 80% |
| シャルドネ | 10% |
| ピノ・ノワール | 10% |
| 環境認証 | HVE/VDC |
ムニエを主役に据える造り
ムータルディエが掲げるキーワードは「ヴィノジテ(vinosité)」です。泡の軽やかさよりもワインとしての厚みや飲みごたえを大切にする考え方で、ムニエ主体という畑の構成から素直に導かれる方向性でもあります。公式サイトでは、複雑さと繊細さを併せ持ち、食事とともに楽しめるシャンパーニュであることを目指すと述べられています。
ムニエは、シャルドネやピノ・ノワールに比べて補助的な品種として扱われてきた歴史を持ちます。ムータルディエでは、2000年代に経営を率いたジョナサン・サクスビーの代からこの品種の価値を問い直す取り組みが始まり、ムニエを主役に据えるという姿勢が現在の兄弟の代にも受け継がれています。果実味の豊かさと親しみやすさというムニエの持ち味は、この谷あいの粘土石灰質の畑と響き合い、メゾンが目指すヴィノジテを支える土台になっています。
環境に配慮した栽培への取り組み
ウィリアムとシモンの兄弟が経営を引き継いでからは、環境への配慮を制度として定着させる動きが進みました。取得しているのは、フランスの公的な環境認証であるHVE(Haute Valeur Environnementale、高環境価値)と、シャンパーニュ地方独自の持続可能な栽培認証VDC(Viticulture Durable en Champagne)の2つです。
いずれも生物多様性への配慮や薬剤・資材の使用削減、水資源の管理といった項目を審査する仕組みで、畑の手入れを重視する栽培方針と足並みをそろえるものです。2015年に再開した土壌の耕作も、この流れの一環として位置づけられます。
受賞歴と国際的な評価
ムータルディエのシャンパーニュは、フランス国内外のコンクールや専門ガイドで継続的に評価を受けてきました。評価の対象となってきたのは、パリで開かれるコンクール・ジェネラル・アグリコル、ドイツのムンドゥス・ヴィニ、フランスのシャレンジ・アンテルナショナル・デュ・ヴァン、英国のデキャンター・ワールド・ワイン・アワードといった品評会です。
また、フランスを代表するワインガイドであるギド・アシェットや、ジルベール・エ・ガイヤールといった専門誌にも取り上げられてきました。こうした評価は2015年から2019年にかけて特に集中しており、家族経営の規模でありながら、ムニエ主体という個性が国内外の専門家に認められてきたことがうかがえます。畑の手入れから醸造の方向づけまでを一族の手で担う造りが、外部の評価というかたちで裏づけられていると言えるでしょう。
詳細を閉じるキュヴェ一覧