Émile Leclère / エミール・ルクレールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Mardeuilを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Émile Leclère / エミール・ルクレール

Émile Leclère

エミール・ルクレール

エミール・ルクレールは、シャンパーニュ地方ヴァレ・ド・ラ・マルヌのマルドゥイユ村で1880年創業のレコルタン・マニピュラン(RM、栽培から醸造まで一貫生産する生産者)。ピノ・ムニエ主体の果実味豊かなスタイルを、5代にわたるドゥルーヴァン家が守り続けている。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ
村51530 Mardeuil / マルドゥイユ
所在地15 rue victor fugo, 51530 Mardeuil (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-leclere.com/
Mailinfo@champagne-leclere.com
SNS@champagneemileleclere
Tel+33 (0)3 26 55 24 45, +33 (0)3 26 55 05 13(fax)
製造業者種別RM
インポーター株式会社いろはわいん
関連銘柄Vincent Delouvin

商品更新情報

特徴・スタイル

エミール・ルクレールが目指すのは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌを象徴するピノ・ムニエに「まろやかさと果実味」を語らせるスタイルだ。自社畑ではピノ・ムニエを主体に、複数のキュヴェで構成比が8割前後に達する。ステンレスタンクでの温度管理熟成に加え、オーク製フードルによる熟成を併用し、複雑味と厚みを重ねるキュヴェも用意する。毎年、ヴァン・クレールの試飲評価をチーム体制でクロスチェックしながらアッサンブラージュの方針を定め、収穫からデゴルジュマンまでをすべて自社で完結させる、レコルタン・マニピュランらしい一貫性が持ち味となっている。

歴史・ブランドストーリー

エミール・ルクレールの拠点となる邸宅は、18世紀にはドン・ペリニヨンゆかりのオーヴィレール修道院に属する乳製品加工所だった。1880年、エミール・ルクレールがこの建物を買い取ってブドウ畑へと開墾したことが、メゾンの出発点となる。以来、経営はドゥルーヴァン家が代々受け継ぎ、現在で5代目を数える家族経営だ。1988年に法人化された後、経営者(gérant)の座はギー・ドゥルーヴァンから2010年にドミニク・ドゥルーヴァンへ、2013年には現当主ヴァンサン・ドゥルーヴァンへと引き継がれた。公式サイトやギード・アシェットでは、ヴァンサンが1999年頃から実質的に家業を牽引してきたと紹介されており、法人代表への正式就任とは時期が異なる。実務を早くから担いながら段階的に代表権を引き継いだ歩みが、このメゾンの世代交代を物語っている。

詳細

エミール・ルクレールは、シャンパーニュ地方ヴァレ・ド・ラ・マルヌに位置するマルドゥイユ村(オートル・クリュ)を拠点とするレコルタン・マニピュラン(RM)である。拠点となる建物はかつてオーヴィレール修道院に属する乳製品加工所であったが、1880年にエミール・ルクレールがこれを取得してブドウ畑として開墾したことに始まり、以来ドゥルーヴァン家が5代にわたって経営を受け継いでいる。会社形態はSCEA(農業経営民事会社)で、法人名は「SCEA CHAMPAGNE EMILE LECLERE」。現当主ヴァンサン・ドゥルーヴァンは法人代表と醸造責任者を兼務し、栽培から瓶詰めまでの方針全体に目を配っている。

自社畑はマルドゥイユ村の丘陵地を中心に広がり、ヴァレ・ド・ラ・マルヌを象徴する品種であるピノ・ムニエを主体に、シャルドネとピノ・ノワールを配合する構成をとる。複数のキュヴェでピノ・ムニエの構成比は8割前後に達し、「まろやかさと果実味」をこのメゾンの個性として際立たせている。単一区画(パーセレール)から醸すキュヴェ「Les Longues Sentes」は、マルドゥイユ村内の特定の一区画のみを用いる看板アイテムだ。マルドゥイユ村はエシェル・デ・クリュ上「オートル・クリュ」に区分される産地で、ピノ・ムニエを軸としたヴァレ・ド・ラ・マルヌらしいシャンパーニュ造りを支えている。

環境面ではHVE(Haute Valeur Environnementale)とVDC(Viticulture Durable en Champagne)の2つの認証を取得している。前者はフランス農務省が定める環境配慮型農業の格付け、後者はシャンパーニュ地方の生産者団体が主導する持続可能なブドウ栽培の認証制度で、いずれも土壌や生態系への負荷を抑えた栽培管理を裏付けるものだ。

栽培・生産データ
項目内容
自社畑面積12〜13ha(公式サイトは13ha、ギード・アシェットは12haと記載)
主要品種構成ピノ・ムニエ主体(複数キュヴェで約8割)、シャルドネ・ピノ・ノワールを配合
土地取得・開墾1880年
法人設立1988年
家族経営現在5代目
環境認証HVE、VDC

醸造方針

レコルタン・マニピュランとして、収穫からプレス、醸造、アッサンブラージュ、熟成、デゴルジュマンまでの全工程を自社設備・自社敷地内で一貫して行い、外部業者への委託は行わない。熟成にはステンレス製の温度管理タンクとオーク製フードル(大樽)を使い分け、フードル熟成を経たキュヴェには複雑味と厚み、微酸化による長期熟成へのポテンシャルが加わる。こうした2つの熟成容器を使い分ける姿勢は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌの果実味を生かしながら、キュヴェごとに異なる個性を描き分けようとする哲学の表れだ。

アッサンブラージュの方針は、毎年ヴァン・クレール(発泡前のベースワイン)を3名体制で試飲し、互いにクロスチェックしながら決定する。ティラージュとデゴルジュマンも自社敷地内で行われ、瓶詰めから打栓までのすべての工程を外部に頼らない体制を貫いている。

ラインナップ構成

ラインナップは大きく2系統に分かれる。「オリジネル(原点)」レンジは100% Meunier、Brut Réserve、Brut Nature、Blanc de Blancs、Brut Roséの5種で、メゾンの基本となるスタイルを表現する。もう一方の「エクスペリエンス」レンジには、Cuvée du Bicentenaire、単一区画の Les Longues Sentes、5 Générations、Millésime、Ratafiaが名を連ね、より個性的な造りやテロワールの表現に踏み込んだキュヴェで構成されている。いずれのレンジも、レコルタン・マニピュランとして自社畑・自社設備で完結する生産体制の上に成り立っている。

受賞・評価

ギード・アシェット・デ・ヴァンには2005年版から2026年版まで、毎年継続して掲載され続けている。地道な家族経営が積み重ねてきた評価の証といえる。

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