Pompadour / ポンパドールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reimsを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Pompadour / ポンパドール

Pompadour

ポンパドール

ポンパドールは、ランス市街地の壁に囲まれた25haの単一畑「レ・クロ・ポンパドール」だけを出発点に生まれたシャンパーニュ・メゾンです。畑を所有するポール=フランソワ・ヴランケンが2003年に設立し、2025年12月に「21世紀最初のメゾン」として正式に公表されました。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル
村51100 Reims / ランス
所在地5 place du Général Gouraud, 51100 Reims (Google Maps)
公式サイト-
製造業者種別NM
資本グループMaison Pommery & Associés 傘下
関連銘柄Pommery

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商品更新情報

特徴・スタイル

ポンパドールの味わいを決めているのは、ひとつの囲い地と、そこから生まれるワインを扱う独特の器です。発酵・熟成に使われるのは砂岩製の卵形容器で、器がごくわずかに空気を通すことで、角の取れたクリーミーな質感が育まれます。そこに長い瓶内熟成が生む香ばしい熟成香(オートリシス香)が重なり、ヴィンテージ本来のフレッシュさと溶け合っていきます。 さらに独自なのが、味わいを仕上げる最後の一滴です。ドサージュに使うリキュールを、単一畑のマグナムから取ったワインで調えるため、若いワインにも熟成由来の複雑さと丸みが宿ります。

歴史・ブランドストーリー

メゾンの物語は、ランス市街地の歴史あるドメーヌの一角、壁に囲まれた25haの畑「レ・クロ・ポンパドール」から始まります。2002年、このドメーヌが売却された際、畑だけがポール=フランソワ・ヴランケンの個人所有として引き継がれました。 ヴランケンはこの囲い地が秘める可能性に着目し、2002年から2004年のヴィンテージをマグナムボトルに限って瓶詰めします。そして2003年、この畑を母体とするメゾンとして「ポンパドール」が設立されますが、その存在は長らく公にされませんでした。正式に明かされたのは2025年12月、ベルリンでの発表の場。四半世紀近く静かに育てられた畑が、ついに自らの名を掲げたのです。

詳細

ポンパドールの土台は、ランス市街地のただ中に横たわる「レ・クロ・ポンパドール」という一枚の畑です。クロ(clos)とは石壁などで囲われた区画を指す言葉で、この畑も25haという広さを持ちながら、市街地の中に完全に囲い込まれた形で守られてきました。区画そのものがメゾンの名の由来であり、同時に唯一の出発点でもあります。

植えられているのはシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3品種で、シャンパーニュを代表する主要品種が一枚の囲い地の中に揃います。なかでも中心となるのはシャルドネで、畑のおよそ4分の3を占めています。この畑だけから造るワインと、複数のコミューンのベースワインを組み立てるワインという性格の異なる2本立てが、メゾンの現在の姿です。

栽培・生産データ
自社畑面積25ha(単一畑「レ・クロ・ポンパドール」)
区画数1区画
品種構成シャルドネ75%/ピノ・ノワール20%/ピノ・ムニエ5%
初ヴィンテージ2002年
メゾン設立2003年

醸造方針

醸造で象徴的な役割を担うのが、砂岩製の卵形容器(œufs de grès)です。ステンレスタンクと違い、器の壁面がごく微量の酸素を通すため、ワインは発酵から熟成にかけて穏やかな酸化を受け続けます。この働きが酸や渋みの角を丸め、泡に溶け込むようなクリーミーな質感を育てます。あわせてステンレスタンクでの熟成やマロラクティック発酵の全量実施といった手法も用い、柔らかさと安定した骨格を両立させています。

もうひとつの柱が、出荷用リキュール(liqueur d'expédition)の調製法です。瓶詰めの最後に少量だけ加えるこのワインに、ポンパドールは単一畑のマグナムボトルで熟成させた中身を用います。一度瓶に詰めたワインを再びタンクへ戻すこの手法は、セラーマスターのクレマン・ピエルロが前例のないものと語る独自の試みで、調製したリキュールもまた砂岩の卵形容器で保管されます。畑が刻んだ時間そのものを最後のひと匙として注ぎ込む、この畑を持つメゾンにしかできない仕上げです。

メゾンとしての船出

ポンパドールがひとつのメゾンとして公にされたのは2025年12月、ベルリンで開かれた発表の場でした。畑の所有者であるポール=フランソワ・ヴランケンはこのメゾンを「21世紀最初のメゾン」と表現し、2つのキュヴェとともに世に送り出しています。ワインが仕込まれ、熟成の時を過ごすのは、ランス市街地の地下に広がる白亜の採掘坑クラヤール(crayères)を擁する施設群です。2002年から静かに積み重ねられてきた一枚の畑の時間が、ようやくメゾンの名のもとで語られはじめました。

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キュヴェ一覧

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