Chanoine Frères / シャノワーヌ・フレールは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Reimsを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Chanoine Frères / シャノワーヌ・フレール

Chanoine Frères

シャノワーヌ・フレール

シャノワーヌ・フレールは、ルイ15世の時代からランスで歴史を刻む、シャンパーニュ史上屈指の老舗ブランド。ピノ・ノワールを主体としたブレンドで、ストラクチャーとフレッシュな果実味を両立させた、コストパフォーマンスの良さが魅力のシャンパーニュを届けている。

基本情報

地区Montagne de Reims / モンターニュ・ド・ランス
- Vallée de la Vesle / ヴァレ・ド・ラ・ヴェスル
51100 Reims / ランス
所在地Allée du Vignoble, 51100 Reims (Google Maps)
公式サイトhttps://www.chanoine-freres.fr/en/
Mailcontact@champagnechanoine.com
Tel+33 (0)3 26 36 61 60, +33 (0)3 26 36 66 62(fax)
設立1730
製造業者種別NM
生産者表記CHANOINE FRÈRES
資本グループLanson-BCC 傘下

商品更新情報

特徴・スタイル

シャノワーヌ・フレールが目指すのは、ピノ・ノワールを主体としたブレンドから生まれる、しっかりとした骨格とみずみずしい果実味を併せ持つ味わいだ。主体となるピノ・ノワールはコート・デ・バールの畑で育まれ、シャルドネとムニエが繊細さと華やかさを添えて全体を仕上げる。 同じ法人が手がけるもう一つのブランドが華やかな高級路線を志向するのに対し、シャノワーヌ・フレールは日常のグラスに寄り添うコストパフォーマンスの良さを軸に据える。ブラン・ド・ブランやヴィンテージといった特別なレンジも揃え、幅広いシーンで楽しめる懐の深さも魅力だ。

歴史・ブランドストーリー

シャノワーヌ・フレールの歴史は1698年、創業者ピエール・シャノワーヌの誕生に始まる。1730年にエペルネにセラーを掘り、ルイ15世の治世下でシャンパーニュ史上屈指の古参メゾンとしての歩みを刻んできた。1919年には1904年ヴィンテージを積んだ船が戦争の爪痕であるバルト海の機雷で沈没するという劇的な出来事もあったが、その船は1999年、80年の時を経てダイバーチームにより発見されている。 19世紀末に創業家の手を離れ、名前と歴史だけが残る時代が続いたシャノワーヌ・フレールに転機が訪れたのは1991年。フィリップ・バイジョとその共同経営者が、建物も畑も残っていない状態からブランドを買い取り、新たなグループを立ち上げた。シャノワーヌ・フレールはその最初の構成メゾンとなり、1997年にはランスに新しいセラーを構えて再出発を果たす。 2023年、フィリップの息子エンゲラン・バイジョが社長に就任すると、ブランドとしての独自色を一段と強める方針を推進。2024年には、1830年当時のラベルに着想を得た新デザインで主力レンジを刷新し、3年がかりの大規模な設備投資を完了させた。

詳細

シャノワーヌ・フレールはランスを拠点とするネゴシアン・マニピュラン(NM)である。NMとは、契約栽培家などから購入したブドウを用いて自社で醸造・元詰めを行う生産者区分を指し、複数の産地からブドウを調達できる自由度の高さが特徴だ。原料の多くはコート・デ・バールをはじめとする複数の産地から仕入れており、コート・デ・バールはシャンパーニュ地方の南端に位置し、ピノ・ノワール栽培で知られる産地である。基本方針として据えるのはピノ・ノワールを主体としたブレンドである。そこにシャルドネとムニエを組み合わせることで、しっかりとした骨格を保ちながらもフレッシュでフルーティな味わいへと仕上げていく。

現行レンジのブリュット、ロゼ、ドゥミ・セックは、いずれもピノ・ノワールが過半を占める共通のブレンド方針でつくられている。これに加えて、セザンヌ地区とコート・デ・ブラン産のシャルドネのみで仕上げるブラン・ド・ブラン(白ブドウのみで造るシャンパーニュ)、ピノ・ノワールとシャルドネを組み合わせたヴィンテージ、コート・デ・バール産のブドウを中心にピノ・ノワールとムニエで醸すブラン・ド・ノワール(黒ブドウのみで造るシャンパーニュ)という特別なレンジも展開し、多彩な個性を持つラインアップを形成している。

シャノワーヌ・フレールは、グループ経営のもとで展開される「Maison Chanoine」の二枚看板の一角を担うブランドである。1996年には、同一法人が手がけるもう一つのブランドが誕生した。当初はプレステージ・キュヴェのひとつという位置づけだったが、その後主力ブランドへと成長を遂げ、現在ではシャノワーヌ・フレールとともにグループの中核を担う存在となっている。2023年に社長へ就任したエンゲラン・バイジョのもとでは、同一法人が手がけるもう一つのブランドとの違いを明確にする方向性が打ち出され、シャノワーヌ・フレールならではの個性づくりが進められている。

醸造方針と生産体制

1997年、ランスに3,000m²の建物を新設した。伝統的に地下のクレイエール(白亜質の地下貯蔵庫)を利用する生産者が多いシャンパーニュ地方にあって、フランスでも最初期の地上式セラーの一つとして稼働してきた点が特徴的だ。エンゲラン・バイジョが社長に就任して以降、1830年当時のラベルデザインに着想を得た新レンジへの刷新が進められ、2024年には3年計画・600万ユーロ規模の設備投資を完了させている。

醸造の指揮を執るのは、2001年よりセラーマスターを務めるイザベル・テリエ。ピノ・ノワールを軸とするブレンド哲学を長年にわたり体現し、ブランドの一貫した味わいづくりを支え続けている。

包装面でも見直しが進み、遮光を目的とする一部のキュヴェを除いて、化粧箱などの二次包装は全廃した。環境認証についても取得に向けた準備段階にあり、カーボンフットプリントの算定とあわせて、年内の取得を目指す方針を掲げている。こうした取り組みは、持続可能なワインづくりへの姿勢を示すものといえる。

海外展開

18世紀末から、シャノワーヌ・フレールは各国の輸出商を通じて海外への販路を広げ、早い時期から国際市場にその名を知られる存在となった。こうした早期からの国際展開の実績が、現在のブランドの土台を築いている。

評価の歩み

フランスを代表するワインガイドの一つであるGuide Hachette des Vinsでは、1995年版・1998年版で旧レンジのキュヴェが星を獲得し、レンジ刷新前の2022年版でも旧キュヴェが1つ星を獲得するなど、長年にわたり評価を積み重ねてきた実績を持つ。スタイルを大きく刷新した現在のレンジについても、今後の評価の蓄積が期待されている。

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