Arthur et Agathe Sanchez / アルチュール・エ・アガス・サンチェスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄です。
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Arthur et Agathe Sanchez / アルチュール・エ・アガス・サンチェス

Arthur et Agathe Sanchez

アルチュール・エ・アガス・サンチェス

アルチュール・エ・アガス・サンチェスは、コート・デ・ブランの村ヴェルテュを拠点とする家族経営のシャンパーニュ・ブランドです。ブランド名は次世代を担う兄妹アルチュールとアガスの頭文字に由来し、コート・デ・ブランを軸に複数の地区へ広がる自社畑のブドウから、年間約15,000本を送り出しています。

基本情報

地区Côte des Blancs / コート・デ・ブラン
村Blancs-Coteaux / ブラン=コトー
- 51130 Vertus / ヴェルテュ [Premier Cru]
所在地21 ter avenue du Général de Gaulle, 51130 Vertus (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-a2-sanchez.fr/
Mailherve.csc@orange.fr
SNS@champagnea2sanchez
Tel03 26 59 44 36
製造業者種別ND
生産者表記SCA LA GOUTTE D'OR

特徴・スタイル

味わいの軸にあるのは、コート・デ・ブランのシャルドネが描く、輪郭のはっきりした酸と白い果実の風味です。ベースワインの多くはステンレスタンクで発酵させ、畑ごとの果実味をそのまま瓶に移すことを優先しています。一方で単一区画のキュヴェにはオーク樽を用い、樽由来のふくらみを重ねることで、同じ造り手のなかに対照的な表情を並べています。シュール・リーでの熟成は36ヶ月を基準とし、長いものでは48ヶ月に及びます。泡のきめ細かさと熟成に由来する香りを、時間をかけて育てる方針です。

歴史・ブランドストーリー

ブランドの出発点は、代々ブドウ栽培に携わってきた二つの家族の結びつきにあります。それぞれの家に受け継がれてきた畑を背景に、キャロリーヌとエルヴェ・サンチェス夫妻が結婚を機に家族の名を冠したブランドを立ち上げました。商業法人として登記されたのは2019年で、造り手としては新しい世代に属します。 ブランド名の「A²」は、次世代を担うアルチュールとアガスの兄妹、二人の頭文字を重ねたものです。兄のアルチュールはモンペリエで栽培学と醸造学を修めた技術者であり醸造家で、両親とともに畑と酒造りを担う立場に加わりました。妹のアガスも、ブランド名のもう一人の「A」として名を連ねています。 2025年には、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのフェスティニーにある自社区画のみを原料とする区画別キュヴェを発表し、所有する畑の個性をひとつずつ形にする取り組みを進めています。

詳細

畑はひとつの村にまとまっているのではなく、シャンパーニュのいくつもの地区に散らばっています。中心となるのはコート・デ・ブランで、拠点のヴェルテュに加え、ベルジェール=レ=ヴェルテュ、ヴォアプルー、スリエール、ジヴリ=レ=ロワジーに区画を持ちます。ヴェルテュはプルミエ・クリュに格付けされた村で、なかでも約1.23haの南向き区画が主力です。日当たりのよい斜面は、シャルドネが酸を保ちながら十分に熟すための条件を備えています。

ここから北西に離れたヴァレ・ド・ラ・マルヌには、フェスティニー、ブルソー、ウイィの区画があります。フェスティニーの約0.85haは北向きの斜面で、ムニエを主体とする畑です。コート・デ・ブランの南向きのシャルドネとは正反対の条件であり、ひとつのブランドのなかに性格の異なる原料が並んでいることになります。さらにモンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュであるリリー=ラ=モンターニュ、ヴィトリャ地区のバシュエにも畑を持ち、コート・デ・ブランを軸としながら複数のアペラシオンにまたがる構成をとっています。

生産・栽培データ
年間生産量約15,000本
主力区画(ヴェルテュ)約1.23ha・南向き
区画(フェスティニー)約0.85ha・北向き
シュール・リー熟成36〜48ヶ月

醸造と熟成

醸造と熟成は、ヴェルテュに拠点を置く協同組合ラ・グット・ドールの設備で行われています。共同創業者のエルヴェ・サンチェスはこの協同組合の理事長を兼ねており、自社の畑で育てたブドウを組合の醸造施設に持ち込み、自らのブランドとして瓶詰する体制がとられています。登録上の生産者区分はND(ネゴシアン・ディストリビュター)です。

ベースワインの発酵はステンレスタンクが基本で、果実の輪郭を保つことを優先します。これに対して区画ごとの個性を打ち出すキュヴェにはオーク樽が使われ、フェスティニーの区画から生まれるものにはボルドー産のオーク樽が選ばれています。瓶詰後のシュール・リー熟成は36ヶ月を基準とし、ドサージュを加えないタイプでは48ヶ月に達します。年間生産量は約15,000本で、区画ごとに仕込みを分ける造りに見合った規模です。

評価

愛好家の投稿を集めたデータベースVivinoでは、メゾン全体の評価が5点満点中4.0(57件の評価にもとづく)となっています。2019年に法人として歩み始めたブランドとしては、飲み手の評価が積み上がりつつある段階です。

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