Xavier Duvat / グザヴィエ・デュベは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Fèrebriangesを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Xavier Duvat / グザヴィエ・デュベ

Xavier Duvat別名:Alberic Duvat,Xavier Duvat & Fils,Alberic & Xavier Duvat

グザヴィエ・デュベ別名:アルベリク・デュベ,グザヴィエ・デュベ・エ・フィス,アルベリク・エ・グザヴィエ・デュベ

グザヴィエ・デュベは、フェールブリアンジュに根を張る家族経営のRM(レコルタン・マニピュラン)です。自社畑10haはマルヌ・エーヌ・オーブの3県にまたがり、世代を継いだ造り手たちが2つのブランドラインを育て、ガイド誌にも長く紹介されてきました。

基本情報

地区Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン
51270 Fèrebrianges / フェールブリアンジュ
所在地20 Grande-Rue, 51270 Fèrebrianges (Google Maps)
公式サイト-
Mailxduvat@wanadoo.fr
SNS@champagnexduvat
Tel+33 (0)3 26 59 35 69, +33 (0)3 26 59 34 04(fax)
製造業者種別RM
生産者表記S.A.S. Xavier DUVAT

商品更新情報

特徴・スタイル

シャルドネを軸にしたミレジメ系のキュヴェは、柑橘や洋梨、バターやアーモンドを思わせる複雑な香りが層を成し、余韻の長さに定評があります。上級キュヴェの一部では伝統的にオーク樽での発酵・熟成を採用し、この奥行きのある味わいを支えています。 一方で黒品種、なかでもピノ・ムニエを主体とするロゼは、フローラルな香りやチェリーキャンディを思わせる甘やかな表情を見せ、対照的な個性を描き出しています。同じ造り手のもとで、骨格のはっきりしたミレジメ系と親しみやすいロゼの、性格の異なる2つの顔を楽しめるのがこのドメーヌの魅力です。

歴史・ブランドストーリー

起源は1870年、アルザス地方からこの地に移り住んだ一人の栽培農家にさかのぼります。畑を受け継いだ一族のもとで1958年、アルベリク・デュベが初めてシャンパンを製造し、1968年には「デュベ」の名を冠したブランドが正式に生まれました。 当主の座は1978年、あるいは1990年(複数の記録で1990年とする記載が優勢)にグザヴィエ・デュベへと移り、2008年には引退間近の祖父アルベリクと現当主グザヴィエ、そして若きレオナールの3世代が同じ畑に立つ姿が記録されています。2010年からはレオナールが醸造・ブレンド担当として本格的に参画し、世代を重ねながら造りを磨いてきました。 こうした継承の歩みは、フランスの権威あるワインガイド「Guide Hachette des Vins」に2003年版から2021年版まで長期にわたり掲載され続けてきたことでも裏付けられています。

詳細

フェールブリアンジュはグラン・クリュやプルミエ・クリュの格付けを持たない村ですが、この地の一族は自社畑をマルヌ県だけにとどめず、エーヌ県、オーブ県へと広げてきました。小規模なRM(レコルタン・マニピュラン)の多くが単一村・単一県に畑を集約するのに対し、合計10haの畑をマルヌ県・エーヌ県・オーブ県という気候も土壌も異なる3つの県に分散させている点は、このドメーヌならではの構成といえます。品種の配置も土地の個性に合わせており、シャルドネをマルヌ県、ピノ・ムニエをエーヌ県、ピノ・ノワールをオーブ県にというように、それぞれの品種が力を発揮しやすい土地を選び分けています。

収穫時期や気候条件が県ごとに異なるため、栽培管理の手間は単一畑に集約するドメーヌより大きくなりますが、その分だけ性格の異なる複数の原酒を確保できるという利点も生まれています。この配置により、シャルドネ由来のフィネス、ピノ・ムニエ由来の親しみやすさ、ピノ・ノワール由来のコクという、性格の異なる原酒を組み合わせたアッサンブラージュが可能になっています。

この地理的な広がりを支えるのが、栽培から醸造・出荷までを一貫して自社で手がける生産体制です。畑を保有する法人と、醸造・出荷を担う法人とを役割ごとに分けて運営しており、収穫した葡萄を自社の管理のもとでシャンパンに仕上げるまでの工程を外部に委ねていません。こうした体制は、資産の管理と実際の生産活動を区分けする、家族経営のドメーヌでよく見られる仕組みでもあります。一族は世代を重ねながら畑と醸造の両輪を守り続けています。

栽培データ
自社畑面積10ha
品種構成(シャルドネ)50%
品種構成(ピノ・ムニエ)30%
品種構成(ピノ・ノワール)20%

醸造方針

ドメーヌはミレジメ(単一収穫年)を主体とするテット・ド・キュヴェ系のレンジと、ノン・ヴィンテージのブリュットやロゼを中心とするレンジという、性格の異なる2つのラインを並行して展開しています。前者はシャルドネ比率の高い畑を生かした華やかなミレジメ、後者は黒品種の個性を前面に出した親しみやすい味わいという住み分けです。

上級キュヴェの一部では発酵・熟成の双方にオーク樽を用いる伝統があり、1990年代から2000年代にかけての複数のヴィンテージで同様の記録が確認できることから、その時々の流行にとどまらない継続的な醸造哲学として根づいていることがうかがえます。木樽の使用は、単なる熟成手段にとどまらず、キュヴェに厚みと複雑さを与える手法として長年受け継がれてきました。このテット・ド・キュヴェ系のシリーズは、メゾン名にも冠される中核レンジとして位置づけられています。

評価

フランスの権威あるワインガイド「Guide Hachette des Vins」には2003年版から2021年版まで長期にわたって掲載が続いており、一過性の評価ではなく安定した品質が繰り返し認められてきたことがうかがえます。審査は年ごとに行われるため、20年近くにわたって評価を継続的に得てきたことは、特定の年だけの出来映えではなく、世代を超えて安定した品質管理体制が機能してきたことの証といえます。

現在の状況

かつての公式サイトは現在閲覧できなくなっていますが、フランス・シャンパーニュ委員会が運営する生産者ディレクトリには見学受入生産者として掲載が継続しており、事業は現役で続いています。見学を受け入れる姿勢は、規模の大きさでは測れないドメーヌとしての開かれた運営方針を物語っています。SNSでの発信や自社での直接販売も確認できるほか、口コミ評価プラットフォームVivinoにも複数のキュヴェが登録されており、シャンパン以外にラタフィア・ド・シャンパーニュも手がけるなど、レンジの幅の広さと国内外にわたる認知度がうかがえます。

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