Mangin et Fils / マンジャン・エ・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Leuvrignyを本拠とするRC / ブドウ農家の銘柄で、育てたブドウを生産者協同組合にもちこみシャンパンを生産しています。
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目次

Mangin et Fils / マンジャン・エ・フィス

Mangin et Fils

マンジャン・エ・フィス

マンジャン・エ・フィス(Mangin et Fils)は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのオートル・クリュ村ルヴリニーで4代続く家族経営の造り手です。ピノ・ムニエ100%の表現を核に据え、ブドウ栽培から圧搾・醸造・熟成・デゴルジュマンまでを一貫して自社で手がけています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ
51700 Leuvrigny / ルヴリニー
所在地22 Rue Blanche de Castille, 51700 Leuvrigny (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-mangin-et-fils.com/
SNS@champagnemangin
Tel+33 (0)3 26 58 01 18, +33 (0)3 26 58 39 20(fax)
製造業者種別RC
インポーターLIBER株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

看板に掲げるのは、ピノ・ムニエ100%というアイデンティティです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌの南向き斜面に広がる自社畑では、粘土石灰質を主体とした泥灰岩質の土壌が、ムニエ特有のふくよかな果実味と丸みを育みます。減農薬栽培(リュット・レゾネ)を実践し、肥料には100%オーガニックの羊糞堆肥を用いるなど、土づくりから丁寧に取り組む姿勢が味わいの土台を支えています。 ラインナップは、食前酒向けのブリュットから無糖無添加のブリュット・ナチュール、9年もの熟成を経るムニエのペルペチュエルリザーブ、アンフォラで醸すブラン・ド・ブランまで幅広く、単一品種でありながら多彩な表情を描き出しています。

歴史・ブランドストーリー

物語の始まりは20世紀前半、集落ル・シェーヌ・ラ・レーヌ(Le Chêne la Reine)にさかのぼります。ガブリエルとフェルナンドの夫妻が赤ワイン生産者として、当時この集落唯一の社交の場だった自営のビストロでワインを供していたのが、マンジャン家の家業の原点です。 シャンパーニュが海外市場を中心に商業的な発展を遂げると、ガブリエルはブドウ栽培を拡大し、大手メゾンへブドウを納入するようになりました。その後、第2世代のルネとアンドレがビストロと赤ワイン販売の看板を下ろし、シャンパーニュ製造に専念する道を選んだことで「シャンパーニュ・マンジャン・エ・フィス」が誕生します。 1980年代には第3世代のベルナールとフランソワーズが商業展開を本格化させ、ブランドの認知を広げました。現在は第4世代のセドリック・マンジャンが経営を担い、常勤スタッフ4名という規模のまま、ブドウ栽培から醸造までを一貫して手がけています。

詳細

自社畑は、本拠地ルヴリニーと隣接するムーシーの2つのコミューンにまたがっています。パリ盆地に共通するチョーク(白亜)質の基盤の上に、区画ごとに粘土や泥灰土、各種石灰岩が重なる複合的な土壌構成です。チョーク質の基盤は水はけと保水のバランスに優れ、ブドウ樹が乾燥や過湿に振れすぎない安定した生育環境を生み出します。中でもヴァレ・ド・ラ・マルヌの南向き斜面に位置する区画は、粘土石灰質を帯びた泥灰岩質の土壌が際立ち、主力品種であるピノ・ムニエに厚みのある果実味とふくらみを与えます。ルヴリニーとムーシー、性格の異なる2つの村の畑を組み合わせることで、単一区画に頼らない安定した収穫を確保している点も特徴です。

樹齢は平均25年、古い区画では45年に達する樹もあり、若木と古木のバランスが果実の個性に厚みを加えています。栽培では減農薬栽培(リュット・レゾネ)を実践し、化学肥料に頼らず100%オーガニックの羊糞堆肥で土壌を養うなど、土壌の生命力を保つ栽培哲学を貫いています。この土づくりへのこだわりが、しばしば脇役として扱われがちなムニエという品種の個性を、丁寧に引き出す土台になっています。

ルヴリニーはグラン・クリュやプルミエ・クリュの格付けを持たないオートル・クリュの村です。派手な格付けを冠さない分、テロワールを丁寧に表現する栽培とムニエという品種の個性を前面に出す造りが、マンジャンのアイデンティティを形づくっています。格付けの有無に依存しない評価は、後述する国際コンクールでの受賞実績の積み重ねにも表れています。

栽培・生産データ
平均樹齢25年
古樹樹齢最大45年
常勤スタッフ数4名
ラインナップ構成8種

醸造方針

収穫したブドウは自社の醸造施設で圧搾・醸造され、瓶詰め後は自社セラーで瓶内二次発酵に入ります。数年間の熟成を経たのち、動瓶からデゴルジュマンまでを自社で完結させる、栽培から出荷まで一貫した体制が特徴です。看板となるムニエ100%のキュヴェでは、複数年のワインを継ぎ足しながら熟成させるペルペチュエルリザーブの手法を採用し、9年間という長期熟成を経て仕上げています。ラインナップはこのほか、無糖無添加のブリュット・ナチュール、ミレジメ、ロゼ、ドゥミ・セック、オークで12ヶ月熟成させる酒精強化タイプのラタフィア、アンフォラで醸すブラン・ド・ブランまで幅広く展開し、単一品種主体でありながら多彩な表情を描き出しています。食前酒向けの軽やかなタイプから、魚介や肉料理に寄り添うスタイル、デザートに合わせる甘口まで、食卓のあらゆる場面をカバーするレンジ構成です。同じ畑・同じ品種を起点にしながら造り方や熟成のアプローチを変えることで、多様な表情を引き出すものづくりの姿勢がレンジ全体を貫いています。

受賞歴・評価

国際的なコンクールでも複数の実績があります。コンクール・アンテルナショナル・ド・リヨンでは2019年のブリュットと2020年のブリュット・ナチュールがそれぞれ銀賞を獲得しました。フェミナリーズ世界コンクールでは、2019年のブリュットが金賞、ブリュット・ナチュールが2019・2022・2023・2024年に金賞、2019・2021年に銀賞を重ねて受賞しています。デカンター(ロンドン)でも、ブリュットが銅賞、ブリュット・ナチュールが2019年に銀賞、2020年と2024年に銅賞を獲得するなど、複数の国際的な評価機関から継続的に高い評価を受けています。北欧のワイン専門メディアがシャンパーニュ地方のオエノツーリズム特集で同メゾンを訪問先として紹介した実績もあります。2019年から2024年にかけて、リヨン、フェミナリーズ、デカンターという毛色の異なる3つのコンクールで途切れることなく評価を得てきた点も、造りの一貫性を物語っています。こうした複数年・複数コンクールにわたる受賞実績は、大規模ではない家族経営メゾンとしての品質の安定を裏付けるものといえます。

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