Hervé Brisson / エルヴェ・ブリッソンは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Vert-Toulonを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Hervé Brisson / エルヴェ・ブリッソン

Hervé Brisson

エルヴェ・ブリッソン

エルヴェ・ブリッソンは、ヴァル・デュ・プティ・モラン地区のヴェール=トゥーロン村で3.35haの自社畑をビオロジックで育てる造り手です。2019年に初収穫、2021年に最初のシャンパーニュを世に出したばかりの新鋭で、単一区画ごとの個性を追求したキュヴェ構成が持ち味です。

基本情報

地区Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン
村51130 Vert-Toulon / ヴェール=トゥーロン
所在地16 rue du Général de Gaulle, 51130 Vert-Toulon (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnehervebrisson.com/
SNS@champagnehervebrisson
製造業者種別RM
生産者表記EARL Herve Brisson

特徴・スタイル

掲げる信条は「均衡」という言葉です。ぶどう本来の個性を損なわないことを何より大切にし、単一区画ごとの違いをそのままキュヴェに映し出すため、全キュヴェをシャルドネ100%で仕立てています。醸造では亜硫酸の添加を控えめにとどめ、ポンプを使わず重力にまかせてワインを移動させるなど、素材の持ち味をなるべくそのまま活かす方向を貫いています。オーク樽に加え陶製の壺や球体も使い分け、濾過や清澄も行わないため、ふくよかで滋味豊かな味わいに仕上がります。

歴史・ブランドストーリー

はじまりは1952年、ブリッソン家がヴェール=トゥーロン村でぶどう栽培を始めたことにさかのぼります。長く収穫したぶどうを出荷する栽培農家としての歩みが続きましたが、1997年に家業へ加わったエルヴェが、2001年に父の引退を機に経営を単独で引き継ぎ、同年に農業経営法人を設立しました。 転機となったのは2013年、自社の圧搾機を導入し、初めて自らの手で搾汁したことです。2016年には有機栽培への転換に着手し、あわせて醸造の試みも始めました。2019年に最初のAB認証収穫を迎え、この年に収穫したぶどうから最初のシャンパーニュを仕込み、2021年に商業デビューを果たしました。2022年には最初の有機ヴィンテージを発売し、2023年からは妻のオディールが共同経営者として加わっています。

詳細

自社畑は総面積3.35ha(シャルドネ3.05ha、ピノ・ムニエ0.30ha)で、ヴァル・デュ・プティ・モラン地区特有の白亜質土壌に根を張っています。現在は、単独で経営を引き継いだエルヴェに加え、2023年からは妻のオディールも共同経営者として加わり、夫婦二人三脚での運営体制です。有機農業(AB)認証を取得した生産者として、認証機関の基準に沿った栽培を続けています。

代表的な区画のひとつ、レ・レガルは0.44ha、1982年植樹のシャルドネで、沼地に面した低地にあり、白亜質の下層土壌までの深さは約0.5mと浅いのが特徴です。もうひとつのル・ロン・デュ・シュマンは0.23ha、1990年植樹のシャルドネで、南向きの好日照に恵まれた区画です。収穫では実を傷めないよう20kgの小さなケースを用い、房の状態を保ったまま醸造所へ運んでいます。

栽培では土壌・植物・昆虫の観察に基づく方法を重視し、土壌の団粒構造を保つための植物種を畑に植え、鳥類の隠れ場や餌場となる生垣を設けるなど、周囲の生態系ごと畑を育てる姿勢を取っています。

栽培・設備データ
自社畑総面積3.35ha(シャルドネ3.05ha、ピノ・ムニエ0.30ha)
レ・レガル区画0.44ha、シャルドネ、1982年植樹
ル・ロン・デュ・シュマン区画0.23ha、シャルドネ、1990年植樹
圧搾機容量2,000kg(2013年導入)
ベースワイン熟成期間澱上で10か月以上

醸造方針

収穫したぶどうは控えめな亜硫酸添加にとどめ、ポンプを使わず重力にまかせて果汁やワインを移動させています。発酵と熟成にはフランス産オーク樽(ピエス・ドゥミ・ミュイ)に加え、陶製の壺や球体(ジャール/グレ)も用い、濾過や清澄は行いません。瓶詰め後はおよそ2年弱にわたり澱に触れさせたまま瓶内で熟成させてから、デゴルジュマンを行っています。

メディア評価

英国のDecanter誌やドイツの専門誌シャンパーニュ・マガツィンなど、シャンパーニュ専門メディアで取り上げられてきました。

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