目次
Hemerence
エメランス
基本情報
| 地区 | Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ |
| 村 | 51260 Béthon / ベトン |
| 所在地 | - |
| 公式サイト | - |
| 設立 | 1952 |
| 製造業者種別 | NM |
| 関連銘柄 | Paul Laurent, Gilbert Gruet |
商品更新情報
2025-03-27 20:25:29 キュヴェ・トラディション・ブリュットの商品情報を更新しました。
2024-10-31 20:35:28 キュヴェ・トラディション・ブリュットの商品情報を更新しました。
特徴・スタイル
歴史・ブランドストーリー
詳細
エメランスの拠点となるベトンは、コート・デ・ブランの南に続くコート・ド・セザンヌの、さらに南西寄りに位置する村です。セザンヌの街から緩やかに下る丘陵地帯にあたり、1950年代当時はまだブドウ樹の少ない土地でした。この地でシャンパーニュ造りを根づかせたのが、エメランスを手がける家族経営のメゾンです。
エメランスは自社畑を単独で抱えるブランドではなく、母体となるメゾンが管理する畑や、エペルネ周辺に確保した区画から届くブドウのなかから、狙いに合うロットを選び抜いて仕立てられます。原料を送り出す母体メゾンの自社畑は、環境負荷の低減を評価するHVE(高環境価値)認証を取得しています。これは生物多様性や施肥、農薬の使用状況などを第三者が評価するフランスの公的認証で、畑仕事の姿勢を客観的に示すものです。
醸造の考え方
ベースワインの発酵にはステンレスタンクを用います。温度管理がしやすく、樽由来の風味が加わらないため、選び抜いたブドウそのものの果実味と酸をまっすぐに引き出せるのが利点です。ここで整えたベースワインを瓶に詰め、瓶内で二次発酵させるシャンパーニュ製法によって、きめの細かい泡を生み出していきます。
エメランスの性格を決定づけるのは、その後の熟成です。二次発酵を終えた酵母の澱を瓶の中に残したまま長く寝かせることで、酵母由来の旨みや香ばしさがワインに移り、若いうちには出てこない複雑さが少しずつ積み上がっていきます。品種構成はピノ・ノワールを主軸に据えたものと伝えられており、黒ブドウの持つ厚みと、澱熟成がもたらすまろやかさが重なり合う設計になっています。
家族が受け継ぐ特別セレクション
エメランスは、メゾンが日常的に送り出す通常のラインナップとは別枠で企画された特別セレクションです。定番の品揃えのなかに置かれるのではなく、条件のそろった年やロットに合わせて仕立てられるため、造り手の考える理想像がそのまま形になりやすいという性格を持ちます。
その背景にあるのは、1952年の創業以来ベトンで積み重ねられてきた家族経営の蓄積です。創業者は村の栽培者を束ねる協同組合の設立にも関わり、ブドウ樹のまばらだった土地を産地へと育てました。その仕事は妻から娘の代へ、さらに孫の世代へと受け継がれ、いまも同じ家族の手で守られています。エメランスは、その積み重ねを一本のボトルに凝縮しようとする試みだといえます。
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Cuvée Tradition Brut / キュヴェ・トラディション・ブリュット