G. Richomme / G.リショームは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Barbonne-Fayelを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

G. Richomme / G.リショーム

G. Richomme別名:Richomme Collet

G.リショーム別名:リショーム・コレ

G.リショームは、コート・ド・セザンヌの村バルボンヌ=ファイエルで、単一区画の古木シャルドネにこだわる家族経営メゾン。ステンレスタンクやオーク樽に加え、シャンパーニュでは稀少な陶製の甕(ジャール)による醸造にも挑む、素材と造り手の対話を体現する造り手です。

基本情報

地区Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ
51120 Barbonne-Fayel / バルボンヌ=ファイエル
所在地6 Rue de la Brèche, 51120 Barbonne-Fayel (Google Maps)
公式サイトhttp://champagnerichomme.com/
Mailcontact@champagnerichomme.com
SNS@g.richomme
Tel+33 (0)3 26 80 20 33, +33 (0)3 26 80 25 27(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

「物質が自然を鍛えるとき(Quand la matière forge la nature)」を掲げるG.リショームは、単一区画と古木にこだわり、ステンレスタンク・オーク樽・陶製の甕という異なる容器で醸すことで、同じ畑からいくつもの表情を引き出す。主軸となるシャルドネは、コート・ド・セザンヌらしい果実味豊かで丸みのある味わいを土台に、容器ごとの個性が層のように重なり合う。飲むたびに新しい発見がある、探究心を刺激するスタイルだ。

歴史・ブランドストーリー

G.リショーム(G. Richomme)の物語は、1945年にジョルジュ・リショームとセシル・リショーム夫妻がブランドを興したことに始まる。もっとも一族は1915年からすでにこの地で栽培農家として土地に根を張っており、ブランド創業はその蓄積の先にある一歩だった。 1960年代以降、ジェラール・リショームの代でドメーヌは着実に規模を広げていく。続く世代では、フロランスとクリストフの母であるマルグリット・リショームとジェラールが手を携え、畑と醸造の両輪をさらに大きく育てた。 現在は次世代のクリストフ、フロランス、ローランの3人がバトンを受け継ぎ、栽培から醸造までをともに担う。創業から80年余り、家族の手から手へと引き継がれてきた歩みが、いまのG.リショームを形づくっている。

詳細

G.リショーム(G. Richomme)は、コート・ド・セザンヌに位置するバルボンヌ=ファイエルを拠点とする、オートル・クリュ格付けのレコルタン・マニピュラン(栽培から醸造・元詰めまでを自社で一貫して手がける生産者)である。自社畑は11haで、大部分にあたる88%をバルボンヌ=ファイエルが占め、残る12%をバル=シュル=セーヌに構える。ふたつの土地に畑を持つことで、単一の産地に偏らない原料構成を可能にしている。栽培の主軸はシャルドネで、平均樹齢は40年を超える古木が中心を占める。この格付けはグラン・クリュやプルミエ・クリュに次ぐ区分だが、コート・ド・セザンヌの個性ある古木シャルドネを世に送り出す拠点として存在感を放っている。

なかでも中核となるのが「レ・グラン・マクレ(Les Grands Macrets)」区画である。樹齢55年、南向き・低収量というこの古木シャルドネ区画は複数の単一区画キュヴェの原料となっており、隣接する「レ・ブフ(Les Bœufs)」もまた単一区画キュヴェを支える畑として位置づけられている。こうした区画ごとの個性を丁寧に見極める姿勢は、ヴィエイユ・ヴィーニュ(古木)だからこそ引き出せる凝縮感を尊重する栽培方針の表れでもある。

古木と単一区画への信頼は、同社のものづくり全体を貫く姿勢でもある。ブランドスローガン「Quand la matière forge la nature(物質が自然を鍛えるとき)」が示す通り、畑という素材そのものの個性を丁寧に引き出すことを基本方針としている。レコルタン・マニピュランとして、瓶詰めされるすべてのシャンパーニュが自社畑のブドウのみから造られている点も、この生産者の個性を支える土台となっている。

栽培・醸造データ
自社畑面積11ha
畑の内訳バルボンヌ=ファイエル88%/バル=シュル=セーヌ12%
主要品種シャルドネ主体
平均樹齢40年超
ジャール容量305L×2基
認証VDC(Viticulture Durable en Champagne)

醸造方針

醸造面での最大の特徴は、容器を意図的に使い分けている点にある。温度管理のしやすいステンレスタンクは果実の輪郭を鮮明に保ち、オーク樽(フュ・ド・シェーヌ)は骨格と複雑味を与える。そこに、シャンパーニュ地方はもとよりフランス国内でも稀少なテラコッタ製の甕(ジャール)による醸造が加わることで、同じ畑のブドウでも仕込む容器によって表情がまったく異なるものになるという。

ジャールを用いた醸造は、紀元前5400年頃のジョージア(コーカサス地方)で静止ワイン造りに用いられていた古い技法で、同社はマルヌ県南西部で初めてこの手法を採り入れたという。トスカーナ産の粘土で作られた305Lのジャール2基を用い、レ・グラン・マクレの南向き・低収量の古木シャルドネから搾った果汁を仕込む。とりわけジャールは、酸化的な熟成環境の中でミネラル感や質感の複雑さを引き出すとされ、同社の実験的な姿勢を象徴する容器となっている。

ロゼは、果皮への短時間の浸漬によって色づけと香りの抽出を行うセニエ製法で仕込まれ、ピノ・ノワール100%のロゼ・ド・セニエとして仕上げられる。シャルドネを主体としながらもピノ・ノワールを自社畑で育てていることが、このロゼを支えている。

サステナビリティと来訪体験

VDCは、化学農薬の使用低減や土壌・生物多様性の保全など、シャンパーニュ地方が独自に定める複数の基準を満たした栽培者に与えられる認証で、地域全体でのサステナブルな栽培への移行を後押しする制度である。醸造・元詰めの拠点はバルボンヌ=ファイエルの村内に置かれ、G.リショームもこの認証を取得している。

敷地内には謎解き脱出ゲーム「La Cave des Énigmes」も併設されており、ワイン造りの現場をエンターテインメント性のある体験型コンテンツとして開放している点も、このメゾンならではの特徴といえる。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集