E. Prudhomme / E.プリュドムは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Festignyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

E. Prudhomme / E.プリュドム

E. Prudhomme別名:Eugene Prud'homme,Heritier Eugene Prud'homme

E.プリュドム別名:ユージヌ・プリュドム,エリティエ・ユジューヌ・プリュドム

E.プリュドムは、マルヌ渓谷左岸フェスティニーの単一ドメーヌで、家族経営100年以上の歴史を紡ぐレコルタン・マニピュランです。有機認証にとらわれず、月齢暦に沿った独自の代替農法「Arterra」で畑に向き合い、区画ごとに丁寧に仕上げたキュヴェを届けています。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Rive Gauche / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・リヴ・ゴーシュ
村51700 Festigny / フェスティニー
所在地La Boulonnerie, 51700 Festigny (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-eugene-prudhomme.com/
Mailmignon.christophe@wanadoo.fr
Tel+33 (0)3 26 58 34 24, +33 (0)3 26 58 39 09(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

E.プリュドムのスタイルを貫くのは、畑の個性をそのままグラスに映すという哲学です。約20区画に分かれた畑をひとつひとつエマイユ加工のステンレスタンクで別々に醸造し、アッサンブラージュの直前まで各区画の個性を混ぜ合わせません。ロゼには自家醸造の赤ワインを加えるなど、素朴でありながら丁寧な手仕事が随所に息づいています。デゴルジュマンの時期まで月齢暦に従うこだわりが、一本一本に静かな説得力を与えています。

歴史・ブランドストーリー

物語は1870年、フェスティニーの地でエドゥアール・ムタルディエとマリー・ラーヌ夫妻がブドウ栽培を始めたことに始まります。夫妻の娘エウジェニーはエウジェーヌ・プリュドムと結婚し、二人は土地を大切に育て、1929年以降そのワインはたびたび受賞を重ねました。ブランド名「Eugène Prudhomme」は、この創業者の名に由来します。1990年代半ばには、同ブランドを独立して瓶詰め・販売する体制が確立し、畑を大切に受け継ぐ方針は今も変わりません。 以来ドメーヌは代を重ね、現在は5代目夫妻が舵を取り、6代目となる次世代もすでに歩みを始めています。同じドメーヌ内ではもう一つのブランドも並行して育てられており、家族はふたつの個性を守りながら、フェスティニーの畑と向き合い続けています。

詳細

E.プリュドムは、マルヌ渓谷(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)左岸、格付けオートル・クリュに位置するフェスティニーに本拠を置くレコルタン・マニピュランです。「Champagne Prudhomme」の屋号のもとに営まれるこのドメーヌの畑は、フェスティニーとル・ブレイユの二つの村にまたがって広がり、南から南南西に開けた斜面に約20区画という細かな単位で点在しています。

区画ごとの平均樹齢は49年に達し、若木に頼らない安定した収穫が期待できる樹齢構成となっています。土壌は粘土・シルト・石灰質からなり、マルヌ渓谷に特有のこの土壌構成が、果実味としっかりとした骨格を兼ね備えたブドウを育んでいます。なお、畑面積合計6haという数値は、同じドメーヌ内で運営されるもう一つのブランドと共有される、ドメーヌ全体としての規模を示すものです。

シャンパーニュ地方には「エシェル・デ・クリュ」と呼ばれる格付け制度があり、フェスティニーはその中でオートル・クリュに区分される村です。格付けの違いはブドウの取引価格の目安として機能してきた歴史的な仕組みであり、品質の優劣を直接示すものではありません。

栽培においては、有機やビオディナミといった正式な認証を取得する道を選んでいません。その代わりにこのドメーヌが実践しているのが、月齢暦に沿って作業のタイミングを見極め、ホメオパシー的な希釈剤やフィトテラピーを組み合わせる独自の代替農法で、「Arterra」という名の認証によってその取り組みが裏づけられています。収穫はすべて手摘みで行われ、区画ごとに熟度を見極めながら選果したブドウだけが、その先の醸造工程へと送られていきます。

この土地でおよそ150年にわたって育まれてきた畑は、家族経営のドメーヌ全体を支える共通の基盤であり、ここから生まれる複数のブランドをともに育てています。栽培はブランドの垣根を越えて一体的に管理されながらも、醸造の段階で各キュヴェの個性が丁寧に引き出されていきます。

栽培・生産データ
畑面積6ha(ドメーヌ共通)
区画数約20区画
平均樹齢49年
プレス機2基(2,000kg/4,000kg)
ロゼ用赤ワイン添加率8〜10%
瓶熟成期間平均約30ヶ月
ラインナップ数5キュヴェ

醸造方針

収穫したブドウは、2,000kgと4,000kgの空気圧プレス2基で丁寧に搾汁されます。得られた果汁は区画ごとにエマイユ加工を施したステンレス鋼タンクで個別に醸造され、アッサンブラージュの直前まで各テロワールの個性が保たれます。

ロゼは、ベースとなる白ワインに自家醸造の赤ワインを8〜10%加えて仕上げる方式を採っています。瓶内二次発酵を経たのち、平均で約30ヶ月にわたって瓶熟成が行われます。デゴルジュマンは月齢暦の良日を選んで実施され、その日付は裏ラベルに記載されるなど、細部にまで一貫したこだわりが貫かれています。

デゴルジュマンの日付を裏ラベルに明記するというひと手間は、飲み手が自分の手にしたボトルがどのようなタイミングで仕上げられたのかを知ることができる、透明性の高い姿勢の表れといえるでしょう。

現行ラインナップは、「Cuvée Originale」のブリュット・エクストラブリュット・ブリュットナチュール、「Cuvée Authentic」のブリュット、そしてロゼ・ブリュットの5キュヴェで構成されています。Cuvée Originaleはピノ・ムニエを主体にシャルドネとピノ・ノワールを組み合わせ、Cuvée Authenticはシャルドネとピノ・ムニエをほぼ半々に用いるなど、レンジによって表情を変えながらも、区画別ヴィニフィエとアッサンブラージュ、月齢暦に沿ったデゴルジュマンという醸造哲学は全キュヴェに共通しています。

こうした一つひとつの選択の積み重ねが、E.プリュドムというブランドの輪郭を静かに形づくっています。

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