Edwige François / エドウィジュ・フランソワは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Charly-sur-Marneを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
本サイト「シャンパンが好き! - シャンパン専門サイト」は、複数の企業と提携しており、記事内・商品一覧内のリンクを経由してご購入いただいた場合、運営者に報酬が支払われることがあります。読者の方の購入金額に追加負担は生じません。 ※運営者情報・サイトポリシーはこちら

目次

Edwige François / エドウィジュ・フランソワ

Edwige François

エドウィジュ・フランソワ

エドウィジュ・フランソワは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのシャルリ=シュル=マルヌで5世代続く家族経営のレコルタン・マニピュラン(RM、栽培から瓶詰めまでを自社で行う生産者)。粘土質石灰土壌が広がる「ピノ・ムニエの首都」で、繊細でエレガントなシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Vallée de la Marne / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
- Vallée de la Marne Ouest / ヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエスト
02310 Charly-sur-Marne / シャルリ=シュル=マルヌ
所在地68 av. Fernand-Drouet, 02310 Charly-sur-Marne (Google Maps)
公式サイトhttps://champagnes-francais.com/
Mailfrancois.remiot@orange.fr
SNS@champagne.edwige.francois
Tel+33 (0)3 23 82 11 26, +33 (0)3 23 82 11 26(fax)
製造業者種別RM
生産者表記EARL VAL DES HAIS

商品更新情報

特徴・スタイル

エドウィジュ・フランソワが目指すのは、セラーでの丁寧な熟成を経て、エレガンスと繊細さの頂点に達したシャンパーニュを届けることだ。看板キュヴェ「エリクシール」は複数ヴィンテージをアッサンブラージュし、花やミネラルの香りと金色がかる輝きをまとい、しなやかで女性的な印象を描く。一方、シャルドネのみで仕立てる限定生産のブラン・ド・ブラン「フィネス」は、白い果肉の果実と花の香りが層をなし、初心者から通まで幅広く楽しめる味わいに仕上がっている。

歴史・ブランドストーリー

物語は20世紀初頭、シャルリ=シュル=マルヌで小さな家族経営の畑として始まった。長らくブドウ栽培のみを担ってきたこの家に転機が訪れたのは1950年代、自らの手で瓶詰めまで手がけたいという構想が芽生えてからだ。その夢は1983年、レコルタン・マニピュラン(RM)の資格取得という形で実を結び、一家は栽培から醸造・瓶詰めまでを一貫して手がける生産者へと歩みを進めた。 1987年、経営を担うフランソワとエドヴィージュのルミオ夫妻は、互いのファーストネームを組み合わせて「エドウィジュ・フランソワ」というブランド名を誕生させる。以来、夫妻は1995年に畑全体をヴィティキュルチュール・レゾネ(減農薬型の理性的栽培)へ転換するなど、環境と向き合う姿勢を貫いてきた。近年は息子ルドヴィックも経営に加わり、剪定枝を再生可能エネルギーに活かす子会社の設立や、霜害から畑を守る暖房機「VITI-CHAUFFE」の共同開発など、次世代を見据えた挑戦を重ねている。

詳細

20世紀初頭にシャルリ=シュル=マルヌで生まれたこの家族経営は、5世代にわたって畑と栽培の哲学を受け継いできた。エドウィジュ・フランソワの自社畑は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ西部、シャルリ=シュル=マルヌ郡内の複数コミューンにまたがる区画で構成されている。この一帯は粘土質石灰土壌が特徴で、深部にはベレムナイトと呼ばれる白亜紀の化石層が眠り、高い保水性を備える。保水性の高さはピノ・ムニエとの相性に優れ、シャルリ=シュル=マルヌは「ピノ・ムニエの首都」とも呼ばれる産地として知られる。ピノ・ムニエが品種構成の8割を占めるのも、保水性に優れたこの土壌の個性を色濃く映した結果といえる。

醸造・瓶詰めまでを担う屋号は「EARL VAL DES HAÏS」で、経営を担うフランソワ&エドヴィージュ・ルミオ夫妻はヴィニュロン・アンデパンダン(独立生産者協会)の一員でもある。自社畑は7.5ha前後から現在の8.5ha規模へと、世代を重ねるごとに少しずつ拡大してきた。

畑では1995年より、化学農薬への依存を抑えるヴィティキュルチュール・レゾネ(減農薬型の理性的栽培)を実践してきた。創業以来、持続可能な栽培をイノベーションと研究、そして日々の経験によって発展させ続けることを方針としている。収穫期にはブドウの成熟度を区画ごとに観察し、それぞれ最適なタイミングで収穫することを徹底している。

栽培データ
自社畑面積約8.5ha(段階的に拡大)
品種構成ピノ・ムニエ80% / シャルドネ15% / ピノ・ノワール5%
RM資格取得1983年
ブランド設立1987年
レゾネ栽培導入1995年

醸造への哲学

収穫に至るまでの観察シーズンを重ねることで、区画ごとの個性を活かした仕込みが可能になる。収穫されたブドウは、鮮度を保つためにただちに搾汁施設へ運ばれる。看板キュヴェ「エリクシール」はシャルドネを主体に複数品種、複数ヴィンテージをアッサンブラージュして仕上げられ、花やミネラルを思わせる香りと金色がかる輝きをまとい、しなやかで女性的な印象を描く。一方、シャルドネのみで仕立てるブラン・ド・ブラン「フィネス」は区画を厳選した限定生産のキュヴェで、白い果肉の果実と花の香りが層をなす味わいに仕上がる。瓶内二次発酵を経たのち、セラーでじっくりと熟成の時間を重ねることで、ハウス全体に共通するきめ細かな泡と滑らかな口当たりが育まれる。両キュヴェに共通するのは、セラーでの熟成を経てエレガンスと繊細さの頂点を目指すという一貫した哲学だ。

革新・持続可能性への取り組み

現在は息子ルドヴィックも加わり、二世代体制で次のステージへと歩みを進めている。エドウィジュ・フランソワは、栽培から醸造にとどまらず、畑を取り巻く環境そのものへの投資にも力を注いできた。2012年には、剪定枝や伐採した株を再生可能エネルギー用のペレットやチップへ加工する子会社を設立し、廃棄物を資源に変える取り組みを始めている。2018年には、霜害から畑を守るペレット式暖房機「VITI-CHAUFFE」を共同開発し、HVE(高環境価値)とVDC(持続可能なブドウ栽培)双方の認証を取得した最初の暖房機となった。2020年にはコトー・シャンプノワ・ブランと、小容量ボトル「Quart」を新たに開発するなど、伝統的な造りに新しい提案を重ね続けている。こうした取り組みは、畑と地域環境を次世代に引き継ぐという一貫した姿勢の表れといえる。

評価

Vivinoでは、主力キュヴェ「Tradition Champagne」が3.9点、「Réserve Champagne」が3.8点(いずれも全ヴィンテージ平均)と、幅広い層から安定した支持を集めている。5世代にわたって受け継がれてきた家族経営の姿勢と、環境に配慮した栽培・技術革新への継続的な投資が、こうした評価を支える土台となっている。こうした評価は特定のヴィンテージに偏らず、レンジ全体を通じて一貫して得られている点も特徴といえる。

詳細を閉じる

キュヴェ一覧

画像集