Cuperly / キュペルリーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Prunayを本拠とするNM / ネゴシアン・マニピュランの銘柄です。
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目次

Cuperly / キュペルリー

Cuperly

キュペルリー

キュペルリー(Cuperly)は、1845年創業から8代続く独立系メゾン。グラン・クリュ格付けのヴェルジィ、ヴェルズネイ、マイィ=シャンパーニュに自社畑を持ち、ピノ・ノワールとシャルドネのみで仕込む生粋のグラン・クリュ・シャンパーニュを守り続けている。

基本情報

地区Other / その他の地区
村51360 Prunay / プリュネ
所在地2 route de Sainte Ménéhould, 51360 Prunay (Google Maps)
公式サイトhttps://champagne-cuperly.com/
Mailinfo@champagne-cuperly.com
SNS@champagnecuperly
Tel+33 (0)3 26 70 23 90, +33 (0)3 26 70 22 41(fax)
設立1845
製造業者種別NM
生産者表記CUPERLY

商品更新情報

特徴・スタイル

キュペルリーのシャンパーニュは、グラン・クリュ格付けの畑で育つピノ・ノワールとシャルドネのみをアッサンブラージュする、いわば「純血」のスタイル。マロラクティック発酵をあえて行わないため、リンゴ酸由来のシャープな酸が骨格を支え、若いうちから引き締まった味わいを見せる。一部のキュヴェはモンターニュ・ド・ランスの森から切り出した木樽で熟成し、蓄えたリザーブワインを重ねることで奥行きを加える。 ピノ・ノワール優位のプレステージは黄色い果実やアプリコットコンフィ、ブリオッシュを思わせる複雑な香りをまとい、グランド・レゼルヴはリザーブ由来の香ばしいグリエ香とクリーミーな質感で親しみやすい飲み口に仕上がる。

歴史・ブランドストーリー

物語は1845年、シャルル・キュプリーがワイン商としてメゾンを興したことに始まる。息子クロヴィスの代、1857年にムールモンへ帝国駐屯地が置かれると、ナポレオン3世自らが若きキュヴェを試飲し、後にロシア皇帝ニコライ2世やスペイン国王アルフォンソ13世ら要人も訪れる名門としての礎が築かれた。3代目オーギュストは1884年に独自の品質憲章を定め、専用貨車「ワゴン・キュプリー」で欧州各地へワインを送り出した。 1919年、ロベール・キュプリーは結婚を機にモンターニュ・ド・ランスの中心地ヴェルジィに畑を取得し、メゾンをこの地へ移した。息子ジャンは第二次大戦に従軍し、連合軍兵士の脱出を助けた功績でトルーマン米大統領から感謝状を贈られている。1955年、父の死去によりジャンが全責任を継承。以後、息子ジェラールが「キュヴェ・プレステージ・ブラン・ド・ノワール」を生み出し、1997年入社の娘ソフィーが2013年に社長就任、2021年には孫のジャン・モレルも加わり、8代目までバトンがつながっている。

詳細

キュペルリーは1845年、シャルル・キュプリーがワイン商として興して以来、8代にわたって受け継がれてきた独立系のネゴシアン・マニピュラン(NM)メゾンである。本拠を置くのはランス近郊のプリュネだが、自社畑はこの地にはなく、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ格付け3村――ヴェルジィ、ヴェルズネイ、マイィ=シャンパーニュに広がっている。1919年、当主ロベール・キュプリーが結婚を機にヴェルジィの地に畑を取得して以来、家族はグラン・クリュ中心地への強いこだわりを一貫して守り続けてきた。

所在地はプリュネの工業団地内で、法人形態はSAS(簡易株式会社)。19世紀にはムールモン駐屯地への軍需供給や欧州各地への輸出を通じて、ナポレオン3世をはじめとする各国要人にもキュヴェが供されてきた歴史を持つ。現在は7代目にあたるソフィー・キュプリーが社長を務め、2021年に加わった8代目のジャン・モレルがディレクター・ジェネラルとして経営を担っている。

主要区画は、マイィ=シャンパーニュの「レ・ファイ(Les Faÿs)」とヴェルジィの「レ・ゾルム(Les Ormes)」。栽培品種はピノ・ノワールとシャルドネの2種類に絞られており、これはグラン・クリュ・シャンパーニュのブレンド規定に基づく自社方針でもある。収穫はすべて手摘みで行われ、20年以上前からサステナブル農法に取り組んできた実績を持つ。

畑ではHVE(オート・ヴァルール・アンヴィロヌマンタル)とVDC(ヴィティキュルチュール・デュラーブル・アン・シャンパーニュ)という2つの環境認証を取得しており、グラン・クリュの単一畑主義と環境配慮を両立させる姿勢が、キュペルリーのワイン造りの土台になっている。

基本データ
項目内容
創業1845年
経営8代続く家族経営
自社畑面積約10ha
格付けグラン・クリュ(3村)
主要品種ピノ・ノワール、シャルドネ(2品種)
主要区画数2区画
認証HVE、VDC

醸造方針

キュペルリーが一貫して守るのが、マロラクティック発酵を行わないという方針だ。これによりリンゴ酸由来のフレッシュな酸が保たれ、若いヴィンテージでも骨格のしっかりした味わいに仕上がる。

一部のキュヴェはオーク樽(フュ・ド・シェーヌ)で熟成させており、使用する樽の一部はメゾンを取り巻くモンターニュ・ド・ランスの森から切り出した木材で作られている。地元の森と一体化した醸造哲学と言えるだろう。

さらに、豊富なリザーブワインを蓄積して毎年のキュヴェに厚みを与えるほか、歴史的に積み重ねてきたヴィノテーク(古酒のライブラリー)も保有し、長期熟成型のシャンパーニュ造りを支えている。

レンジ構成

グラン・レゼルヴにはブリュット、デミセック、ロゼ、グラン・クリュ・ブリュットがあり、キュヴェ・プレステージにはグラン・クリュ・ブリュット、ミレジメ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワール、ノワール・エ・ブランと、多彩なアッサンブラージュが揃う。いずれもグラン・クリュ格付けの畑のみを用いる点で一貫しており、レンジ全体を通じてマロラクティック発酵を行わない骨格重視のスタイルが貫かれている。

受賞歴・国際評価

フランスのワインガイド「Guide Hachette des Vins」では複数年版にわたり星付きで掲載され続けており、安定した品質評価を得てきた実績がある。近年の国際コンクールでも、プレステージ・レンジおよびグランド・レゼルヴ・レンジの複数キュヴェがDecanter World Wine Awardsやジルベール・エ・ガイヤール・インターナショナル・チャレンジに出品され、ダブルゴールド、ゴールド、シルバーと、いずれも上位クラスのメダルを獲得している。グラン・クリュ格付けのアッサンブラージュに対する国際的な評価の高さがうかがえる。こうした評価は一過性のものではなく、複数年にわたる継続的な結果である点が特徴だ。

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