Cédric Guyot / セドリック・ギヨーは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Fontaine-Denis-Nuisyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Cédric Guyot / セドリック・ギヨー

Cédric Guyot

セドリック・ギヨー別名:セドリック・ギヨ

セドリック・ギヨー(Cédric Guyot)は、コート・ド・セザンヌの村フォンテーヌ=ドニ=ニュイジーで、羊飼育の時代から続く家族の畑を守り続けるレコルタン・マニピュラン(RM)。栽培から瓶詰めまで自社で手がける、家族の歴史がそのまま味わいになるシャンパーニュを生み出している。

基本情報

地区Côte de Sézanne / コート・ド・セザンヌ
51120 Fontaine-Denis-Nuisy / フォンテーヌ=ドニ=ニュイジー
所在地10 Rue des Tessards, 51120 Fontaine-Denis-Nuisy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagneguyot.com/
Mailchampagneguyot@orange.fr
SNS@champagneguyot
Tel+33 (0)3 26 80 22 18, +33 (0)3.26.80.38.63(fax)
製造業者種別RM

商品更新情報

特徴・スタイル

セドリック・ギヨーが手がけるのは、収穫から瓶詰め・熟成までをすべて自社で完結させる、丁寧な造りが土台のシャンパーニュだ。ブリュット・トラディションやロゼ、エクストラ・ブリュット・レゼルヴ、ブリュット・ナチュール・レゼルヴ、ブリュット・ミレジメ・レゼルヴまで、多彩なレギュラーレンジを展開しつつ、より深みを追求した上位ラインも用意する。2024年産からはオーク樽で仕込むコトー・シャンプノワ・ブランも新たに発売し、シャルドネとピノ・ノワールを半分ずつ育てる畑の個性を、多角的な表現へと広げている。

歴史・ブランドストーリー

セドリック・ギヨーの物語は、羊飼いだった曾々祖父アルベールの時代にまで遡る。当時のワインはまだ自家消費のためのものにすぎなかった。転機が訪れたのは1965年、ガストンとジゼル夫妻が畑を広げてブドウ販売を始め、1970年には初めて自社名でボトルを世に送り出した。 1973年からはリリアーヌとパトリス夫妻が家族の畑をさらに拡大。1981年に搾汁機を受け継ぎ、1985年からは自社シャンパンとしての商品化を本格化させた。 家業を現在の姿へ導いたのがセドリック・ギヨーである。ローヌ渓谷やナパヴァレーでの醸造経験を経て2004年にドメーヌのノウハウを継承し、ソムリエ資格も取得。2006年には現行の看板キュヴェを発売し、羊飼いの時代から続く家族の歴史を、今日のスタイルへと磨き上げてきた。

詳細

セドリック・ギヨーの拠点であるフォンテーヌ=ドニ=ニュイジーは、シャンパーニュ地方セザンヌ地区、コート・ド・セザンヌに位置する小さな村だ。自社畑5.6haの多くはこの村の醸造所周辺にまとまり、隣接するいくつかのコミューンにも数区画が点在する。コート・デ・ブランほどブドウ品種の偏りが大きくないこのエリアでは、シャルドネとピノ・ノワールを半分ずつ栽培する構成が一般的で、セドリック・ギヨーの畑もこの土地らしい品種バランスを踏襲している。

経営体はEARL Cédric GUYOTとして法人化され、当主セドリック・ギヨーが栽培・醸造の両面を統括する家族経営の体制を保っている。独立生産者の団体であるヴィニュロン・アンデパンダンに加盟するほか、地域の搾汁協同組合SECRAIEにも参加し、単独では対応しきれない工程やノウハウを地域のネットワークで補いながら、自社ならではの個性を追求する姿勢を貫いている。

栽培面では化学資材への依存を減らす方向性を明確にしており、HVE(Haute Valeur Environnementale)とシャンパーニュ地方独自の持続可能な栽培認証をいずれも取得済みだ。土壌や生態系への負荷を抑えながら、畑の個性をブドウにそのまま反映させることを目指している。

コート・ド・セザンヌは一般にシャルドネの産地として知られるが、セドリック・ギヨーの畑ではシャルドネとピノ・ノワールをほぼ同じ比率で育てており、この土地としてはやや個性的な品種バランスとなっている。両品種を同じ畑で管理することで、酸とコクのバランスを自社の裁量で調整しやすくなる点も、家族経営ならではの強みといえる。

5.6haという畑の規模は、ネゴシアン系の大規模生産者と比べれば決して広くはないが、区画の大半が醸造所の周辺にまとまっているからこそ、日々の畑仕事を当主自身が目で確認しながら進められる。畑と醸造所が近い距離にあることは、収穫から搾汁までの時間を短く保つうえでも有利に働いている。

栽培データ
自社畑面積5.6ha
品種構成シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%
搾汁機容量8000kg
認証HVE、シャンパーニュ地方持続可能な栽培認証

醸造方針

収穫はすべて手摘みで行われ、摘み取ったブドウはただちに8000kgの自社搾汁機へと運ばれて圧搾される。搾汁後はデブルバージュ(澱引き)で果汁を清澄させたうえでアルコール発酵に入り、ヴィンテージやキュヴェごとの個性に応じてマロラクティック発酵の有無を判断する、きめ細かな造り分けが特徴だ。

収穫時期の見極めやブドウの選別も栽培スタッフ自身が担っており、房の状態を畑ごとに確認しながら、最適なタイミングでの収穫を心がけている。

瓶詰め後は瓶内で二次発酵を行い、澱とともに長期間にわたって熟成させることで、シャンパーニュならではの複雑さと骨格を育てる。ルミュアージュ(動瓶)からデゴルジュマン(澱抜き)まで、瓶詰め以降の工程もすべて自社カーヴ内で一貫して手がけており、栽培から仕上げまでを外部に委ねない体制が、セドリック・ギヨーというブランドの個性をそのまま支えている。

この一貫生産の体制は、栽培から醸造まで多くの工程を外部の業者に委ねる生産者との大きな違いであり、ヴィンテージや天候の変化にも柔軟に対応できる小回りの利いた造りを可能にしている。

受賞歴・国際評価

これまでに国内外のコンクールで金賞・銀賞・銅賞を複数年にわたって受賞しており、専門ガイドでも複数のキュヴェが継続して取り上げられている。家族経営ならではの丁寧な造りの積み重ねが、こうした外部からの評価にもつながっている。

受賞やガイド掲載は、レギュラーレンジと上位ラインの両方にまたがっており、特定の一本だけでなくメゾン全体の底上げが評価されていることがうかがえる。

こうした評価の広がりは、家族経営の規模でありながら品質を高いレベルで安定させてきた証でもある。

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