Breton Fils / ブルトン・フィスは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄、Congyを本拠とするRM / レコルタン・マニピュラン、いわゆる栽培醸造家の銘柄で、自社でブドウを育て、そのブドウでシャンパンを生産しています。
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目次

Breton Fils / ブルトン・フィス

Breton Fils

ブルトン・フィス

ブルトン・フィス(Breton Fils)は、コート・デ・ブラン南西部の村コンジーを本拠に1948年創業。ブルトン家が代々受け継ぐレコルタン・マニピュランで、グラン・クリュのアイなど複数の産地に自社畑を構え、伝統と多様な畑を活かしたブレンドで知られる。

基本情報

地区Val du Petit Morin / ヴァル・デュ・プティ・モラン
51270 Congy / コンジー
所在地12 rue Courte Pilate, 51270 Congy (Google Maps)
公式サイトhttps://www.champagne-breton-fils.com/
Mailcontact@champagne-breton-fils.fr
SNS@champagne_breton_fils
Tel+33 (0)3 26 59 31 03, +33 (0)3 26 59 30 60(fax)
製造業者種別RM
インポーターアールアンドダブリュ株式会社

商品更新情報

特徴・スタイル

ブルトン・フィスが目指すのは、コート・デ・ブランならではの繊細さと、複数の産地から集めたブドウが生む厚みを両立させた味わい。看板のトラディションは、シャルドネ・ピノ・ノワール・ピノ・ムニエをほぼ均等にブレンドし、淡い黄金色の細かな泡とともに、花の香りと洋酒漬けのミラベルやドライフルーツを思わせる香りが広がる。骨格のあるエレガントな口当たりにフレッシュな果実味が重なり、単一品種のミレジムやブラン・ド・ノワールなど、畑ごとの個性を映したキュヴェ展開も魅力のひとつとなっている。

歴史・ブランドストーリー

物語は戦後、プティ・モラン流域で代々畑を耕してきたヴィニュロン一族の夢から始まる。プリュダンシエンヌとジルベール・ブルトンが自家醸造シャンパンの実現を志し、その想いを受けて1948年、オリヴェット・ブルトンとアンジュ・ブルトンが「メゾン・ブルトン・フィス」を創業した。 高度経済成長期の波に乗って機械化と増産を進め、家業としての基盤を固めた後は、三人の息子たちが代を継いでいく。長男ヤン・ブルトンはブレンドの精緻化と新規キュヴェの開発に力を注ぎ、続いて次男ヨハン・ブルトンがブランドの成長をさらに前進させた。そして現在は三男レナルド・ブルトンが当主として舵を取り、三世代にわたって磨き上げられてきた味わいを世界各地へと届けている。

詳細

ブルトン・フィス(Breton Fils)は、コート・デ・ブラン南西部からヴァル・デュ・プティ・モラン地区にかけて広がる村、コンジーに本拠を置くレコルタン・マニピュランである。プティ・モラン流域で代々畑を受け継いできたヴィニュロン一族を出自とし、独立系のヴィニュロン・アンデパンダンとして、栽培から瓶詰めまでを自家で手がけるスタイルを貫いている。本拠地のコンジーはオートル・クリュに格付けされる村だが、自社畑はそこにとどまらず、より上位の格付け地区にまで広がっている。

自社畑はヴァル・デュ・プティ・モラン地区を中心に、コート・ド・セザンヌ、さらにはヴァレ・ド・ラ・マルヌ・ウエストまで、8つの村にまたがって点在しており、単一の産地に依存しない多様なテロワールを組み合わせられる点が強みとなっている。なかでもグラン・クリュに格付けされるアイ、プルミエ・クリュのマルイユ=シュル=アイにも区画を保有し、格付け畑のブドウを自社キュヴェに取り入れている。品種構成はピノ・ムニエを中心にシャルドネとピノ・ノワールを組み合わせ、複数村にまたがる畑それぞれの個性を丁寧に読み解きながら、毎年のブレンド設計に反映させている。

栽培・生産データ
自社畑面積約17ha
自社畑分散村数8村
品種構成シャルドネ35%/ピノ・ムニエ47%/ピノ・ノワール18%
熟成期間(トラディション系)約36ヶ月
熟成期間(上位キュヴェ)60〜72ヶ月以上
認証Viticulture Durable en Champagne(VDC)

醸造方針

主要キュヴェはステンレスタンクでアルコール発酵を行い、続くマロラクティック発酵によって酸をまろやかに整える。仕込みの段階では、産地ごとに異なる果実の個性を見極めながら丁寧にワインを仕立てていく。毎年のブレンドには前年収穫のリザーブワインを一定量加えることで、天候による年ごとのばらつきを抑えながら、ブルトン・フィスらしい安定した味わいを保っている。

熟成期間はキュヴェの格によって幅があり、トラディション系は瓶内で約36ヶ月、上位キュヴェは60〜72ヶ月以上にわたって熟成を重ねる。長期の瓶内熟成によって生まれる複雑味と、複数村の畑からもたらされる果実味の両立が、ブルトン・フィスのスタイルを支える軸となっている。

栽培面では、シャンパーニュ地方の持続可能な農業を認証するViticulture Durable en Champagne(VDC)を取得しており、環境に配慮した栽培方針を明確にしている。

経営体制

1948年の創業以来、経営はブルトン家の中で受け継がれてきた。ブランド名の「フィス(Fils、息子の意)」は、創業家の息子たちが代々事業を受け継いできた歴史そのものを体現している。創業者の三人の息子が代を継いだのち、末弟であるレナルド・ブルトンが当主となり、法人上も2015年から経営に加わっている。2021年からは妻ファティマ・ブルトンも経営に参画し、夫婦二人三脚での運営体制を敷いている。現当主のもとでは、ブランドの輸出先も海外へと広がりを見せている。

運営母体はブドウ栽培から醸造までを担う民事会社(SCEV)ブルトン・フィスで、1987年に法人登記された。資本金は522,600ユーロ規模で運営されている。近年はブランドの商標登録も済ませ、家族経営としての伝統を守りながら、対外的な体制づくりも進めている。

受賞歴・国際評価

ヴィニュロン・アンデパンダン主催のコンクールをはじめ、ギド・アシェット、コンクール・アグリコール・パリ、ジルベール・エ・ガイヤール、チャレンジ・インターナショナル・デュ・ヴァンなど、国内外の主要コンクールで複数年にわたり金賞・銀賞・星付きの評価を獲得しており、家族経営ならではの丁寧な造りが、国際的な舞台でも着実に評価を積み重ねている。とりわけ2015年から2019年にかけては、複数のコンクールで毎年のように入賞を重ねた。こうした評価の広がりは、複数村にまたがる畑づくりと丁寧な醸造を積み重ねてきた成果と言える。

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