シャンパンとスパークリングワインの違い|カヴァ・プロセッコ・クレマンも比較

シャンパンとスパークリングワインの違い|カヴァ・プロセッコ・クレマンも比較

「シャンパン」と「スパークリングワイン」は何が違うのか。産地と製法のルールを軸に、カヴァ・プロセッコ・クレマンなど世界の発泡ワインとの違いをわかりやすく整理しました。呼び名の仕組みがわかれば、シャンパンやスパークリングを選ぶのがぐっと楽になります。

発泡しているワインをまとめて「スパークリングワイン」と呼びますが、そのなかで「シャンパン」を名乗れるのはごく一部だけです。両者の違いを、産地と製法という2つのポイントから整理します。

「シャンパン」は名乗れる条件が決まっている

シャンパン(シャンパーニュ)とは、フランスのシャンパーニュ地方で、産地・ブドウ品種・製法・熟成期間などのAOC規定を満たして造られたスパークリングワインだけを指す名称です。同じ製法でも、地方が違えばシャンパンとは呼べません。一方「スパークリングワイン」は、発泡性ワイン全体を指す総称です。

いちばんの違いは「産地」と「製法」

シャンパンは、瓶の中で二度目の発酵を行う「瓶内二次発酵」でていねいに造られ、AOCで最低15か月の熟成が義務づけられています。この手間が、きめ細かい泡と複雑な香りを生みます。手軽なスパークリングワインの多くは、大きなタンクで短期間発酵させる「シャルマ方式」で造られ、フレッシュで軽快な味わいが特徴です。

世界の主な発泡ワイン早わかり

代表的な発泡ワインの違い
名称 産地 主な製法 特徴
シャンパーニュ フランス・シャンパーニュ地方 瓶内二次発酵 最低15か月熟成。きめ細かい泡と複雑さ
クレマン フランス(シャンパーニュ以外の指定産地) 瓶内二次発酵 同じ伝統製法で比較的手頃
カヴァ スペイン(主にカタルーニャ) 瓶内二次発酵 シャンパンと同製法でコスパ良好
フランチャコルタ イタリア・ロンバルディア 瓶内二次発酵 イタリアを代表する高級スパークリング
プロセッコ イタリア・ヴェネト シャルマ方式(タンク) フルーティで軽快、手に取りやすい
ゼクト ドイツ 各種 辛口が基本

呼び名は国ごとに違う

発泡ワインの呼び名は国によってさまざまで、フランスでは「ヴァン ムスー」、イタリアでは「スプマンテ」、スペインでは「エスプモーソ」、ドイツでは「シャウムヴァイン」と呼ばれます。なかでもフランスのシャンパーニュ、スペインのカヴァ、イタリアのプロセッコは「世界三大スパークリングワイン」として知られています。

選ぶときの目安

特別な日の乾杯や贈り物にはシャンパン、気軽な普段飲みにはプロセッコやカヴァ、というように使い分けると失敗がありません。製法の違いはシャンパン製法の解説で詳しく紹介しています。