David Moret / ダヴィット・モレは、フランス北東部のシャンパーニュ地方で生産されるシャンパン(発泡性ワイン)の銘柄です。
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目次

David Moret / ダヴィット・モレ

David Moret

ダヴィット・モレ

ダヴィット・モレは、ブルゴーニュ・ボーヌを本拠とする白ワインの名手が手掛ける、たった1種類だけのシャンパーニュです。モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ産ぶどうを、ブルゴーニュ流の樽発酵で仕立てる「CD」。夫妻の名を冠した、造り手の個性がそのまま映る少量生産の1本です。

基本情報

地区-
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所在地1 Rue Emile Goussery, 21200 Beaune (Google Maps)
公式サイト-
設立1999
製造業者種別MA
インポーターエム・アンド・ピー株式会社
生産者表記SARL H.S.B.B.M DAVID MORET

商品更新情報

特徴・スタイル

「CD」はシャルドネとピノ・ノワールを半分ずつ組み合わせた、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ産のエクストラ・ブリュットです。搾った果汁はステンレスではなくブルゴーニュの樽に入れて発酵させ、ときにはモンラッシェを育てた古樽が使われます。白ワインの造り手らしい発想が、そのまま泡に持ち込まれているわけです。 瓶内で18〜25ヶ月かけて熟成させ、仕上げの糖分(ドサージュ)は約3g/Lとごく控えめ。甘みで輪郭をぼかさず、樽由来のふくらみと引き締まった酸をそのまま味わえる、白ワインの延長線上にあるようなシャンパーニュです。

歴史・ブランドストーリー

ワイン生産者の家に生まれたわけではないダヴィット・モレは、栽培醸造学を修めたあと、圧搾機やタンクなど醸造設備を売り歩く仕事に就きます。コート・ド・ボーヌの造り手たちと日々顔を合わせるうちに、自分の手でワインを造りたいという思いが募り、1980年代末、最初の樽とぶどうを買い求めました。 1999年、ボーヌの市壁の内側にネゴシアンを設立。ムルソーを軸に、ピュリニー=モンラッシェやシャサーニュ=モンラッシェなどコート・ド・ボーヌ全域の白ワインを手掛け、白の専門家として評価を築きます。シャンパーニュ「CD」は、その本業とは別に、モンターニュ・ド・ランスの造り手との協業から生まれた小さな挑戦です。

詳細

ダヴィット・モレは、シャンパーニュ地方ではなくブルゴーニュのボーヌに本拠を置くネゴシアンです。1999年に市壁の内側の一角に設立され、コート・ド・ボーヌの白ワインを手掛ける専門家として知られてきました。シャンパーニュ地方に自社畑や自社の醸造設備を持たないため、所有する区画や土壌からブランドを語ることはできません。それでも「CD」という1種類のシャンパーニュだけが、この名のもとで造られ続けています。

原料となるぶどうは、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュに格付けされた丘陵地から供給されます。この一帯に畑を持つレコルタン・マニピュラン(自ら栽培したぶどうだけで醸造する生産者)との協業により、栽培と原料の確保はパートナー側が担い、ワインとしての方向づけをモレが受け持つ形が取られています。生産量はごく限られ、単一のキュヴェのみが継続して仕込まれています。

キュヴェ「CD」の生産データ
品種構成(シャルドネ)50%
品種構成(ピノ・ノワール)50%
シュール・ラット熟成期間18〜25ヶ月
ドサージュ約3g/L
生産キュヴェ数1種

醸造方針

収穫したぶどうは搾汁のあと、ステンレスタンクではなくブルゴーニュ産の樽に移して発酵させます。使われるのはモンラッシェを仕込んだ後の古樽であることもあり、白ワインの造りで培った樽の扱いがそのままシャンパーニュに応用されています。樽発酵は穏やかな酸素との接触を通じてワインに厚みを与え、泡立ちの質感をやわらかく整える効果があります。

瓶詰め後はシュール・ラット(澱とともに寝かせる状態)で18〜25ヶ月熟成させ、澱に由来する香ばしさと旨みを引き出します。ドサージュは約3g/Lに抑えたエクストラ・ブリュットで、加糖に頼らずに酸と果実味の輪郭で味わいをまとめる設計です。ブルゴーニュの白ワインと同じ発想で、素材の質をそのまま映すことに主眼が置かれています。

キュヴェ「CD」というコンセプト

「CD」という名は、クラリスとダヴィットというモレ夫妻の頭文字に由来します。同時に、パリの高級クチュリエ、クリスチャン・ディオールの頭文字と重なる語感をあえて狙った洒落としても紹介されます。1種類しか造らないブランドだからこそ成り立つ、遊び心のある名付けです。

ブルゴーニュの白ワインの造り手が、産地も製法も異なるシャンパーニュに1本だけ挑む。ダヴィット・モレのシャンパーニュは、そうした成り立ちを持つブランドです。広大な畑や長い家系の物語ではなく、造り手個人の経歴と味づくりの考え方がそのまま製品の輪郭になっている点に、このブランドらしさがあります。

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