ワイナート / Winart No.42 2008 January
現地取材「シャンパーニュがシャンパーニュになるまで」
シャンパーニュの現地取材が第2特集。アルフレッド・グラシアン、ボーモン・デ・クレイエール、ランソン、ボル・ロジェ、ポメリーの5つのメゾンを取り上げている他、インタビュー記事で、アンドレ・クルエ、ヴーヴ・クリコ、アンリオが、ワインガイドではRMのシャンパン104本と、クリスマス前12月発売でシャンパンに視点を合わせてきている。
内容
巻頭特集 ワインと料理をもっとおいしくマリアージュの基本
ワイン愛好家は、ワインに不可侵の超越性を認めることで、いままでワインから多くの恵みを与えられてきました。しかし、人間らしくあるためには自分自身が主体となって創造しなければなりません。ワインにおいては、その答えのひとつにマリアージュがあります。ワインを何かと組み合わせて、高次の美的価値を実現するということです。◇第一章/マリアージュの視点 ワイン趣味としてのマリアージュ
◇第二章/マリアージュの前提 風味、質感、酸から合わせる
◇第三章/マリアージュの検証 赤、白、甘口ワインの初歩的な実験例
◇第四章/レストランにおけるマリアージュの技法 4つの色のマリアージュ
◆匂い物質の化学構造と嗅覚メカニズムの視点からマリアージュを探る
◆美食家たちが選ぶ、マリアージュ礼賛アンケート
現地取材/シャンパーニュ シャンパーニュがシャンパーニュになるまで
◇アルフレッド・グラシアン◇ボーモン・デ・クレイエール
◇ランソン
◇ボル・ロジェ
◇ポメリー
■Bordeaux Wine Scene ボルドーワインを楽しむシチュエーション
■カサ・ラポストール さまざまなマリアージュで感じるチリのエスプリ
■ワイン騎士団ってなんですか? シャンパーニュ騎士団団長ピエール・シュヴァルに聞く
■クリュッグ クリュッグに誕生した第二のクリュ・シャンパーニュ
■デ・ボルトリ ブルゴーニュ進出で得た、ヤラ・ヴァレー・ピノ・ノワールの可能性
■Interview
ファー・ニエンテ…「ナパ・スタイル」を経て「オークヴィル・スタイル」の確立へ
アンドレ・クルエ…ピノ・ノワールの銘醸地で、独自の道を歩む
■Wine Guide
ボルドー左岸格付け全61シャトーの2004年ヴィンテージ
レコルタン・マニピュランのシャンパーニュ104本、ほか
■Cru Crus Times
News……最新現地情報、フランス、イタリアの2007年収穫情報
Collumn……ニュージーランド通信
ワインエコノミクス講座……政治とワインは関係するのか